ソフィアの世界

望む未来から過去たどり見える「今」が岐路ならば
振り返り
その道たどる軌跡を記した手紙をしたためた
ぐるぐると
景色変わらなくとも道を進み行けば　辿る間に
気づきの塔を築く者も　誰かの意志のしもべなのか傀儡か

ヒトビトの
描く空を溶かし燃やし
照らす星の影を隠した
裏表の　区別のない　
薄く軽い価値を飾った

パラパラパラレルマルチな色の
プリプリプリズムスペクトルモデル
倍々バイラル移り広がる
概括故意自己同一性

キラキラ煌めく電脳の夢
齷齪アクセスサクセス誘う
ヘイヘイヘイセイモバイル経由の
文明枯渇の音がする

やがて消える言葉
枯れる時も奏でた
音を忘れたまま
響きを統べる唄

歌ったら

友と離れ
仲間を得て
望みの果て
歩みを止めた

世界を見て
知識を得て
無力な声　
耳を塞いだ　