寝台はもう 
折れてしまった
君の夢の重みで

時計は怒鳴る 
怯えるように
花瓶も水槽もまだ覚めない

眠るように死ぬのは 
とても恐ろしいことだよ

もうこれ以上毛布を被せないで
オルゴールを止めて話をしよう
砂も針もこの部屋に飾らないで

最期の夢を見ないように 
獏は吠える

凍えていよう 
無に染まるより
生きた心地がする

ルゲイエはもう 
家に帰った
ミルクだけ置き去りにして

もう方法は無いよ
枕を裏返すくらいさ

温もりの中で 
温もりは見えなくて

冷たさの中で 
冷たさが厭になる

嗚呼 
どうか
離れないで

君が安らぐ時 
僕は要るかな
その手を握ることしか
できないけれど
おやすみ 愛する人
幸せになれ

最期の夢を選ぶように
獏は 
命は眠る

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

まどろみのうた

まどろみのうたの歌詞です

閲覧数:151

投稿日:2013/08/25 19:43:47

文字数:340文字

カテゴリ:歌詞

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