原色の花束
暁やみの中遠くを
やがてこのまま真白に染まる景色を映す瞳は
いつか終わる愛しい日々を見つめていた
忘れないでと呟く
この一瞬が記憶の中で流れて消えるとしても
いつか終わる愛しい日々を忘れないで
祈るような言葉で
一つひとつ過ぎ行く日々の欠片
やがて全部が遠ざかり消えても
いつかその未来へ花束を贈りましょう
あなたに似合う赤い花ばかりの花束
気付けば失くしかけてた大切なもの
同じ場所で同じ時間を過ごしていた
変わらないでいられるものは無いよ
君はそのまま歩いて行けばいい
そして思い返す記憶がいつの日にか色褪せて行き
やがて枯れても
――ああ、残り少ない僅かな火種燃やし、照らした希望は
一つひとつ過ぎ行く日々の欠片
やがて全部が遠ざかり消えても
いつかその未来へ花束を贈りましょう
あなたのために赤い花ばかり集めて
想いを込めて
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