つめたい洗濯物には
晩の寂しさが忍んでいる
さすった肌の折り目では
砂糖の溶けきった香りがする

冬の朝 曇り窓
たしかに あなたの
やさしい呻めきが
耳を撫でたんだ

花の季節はおわり
まぼろしが僕を見た
あのロマンス・スポット
最後だなんて聞こえなかった


暮らしの隅の方では
明日が憂鬱に食べられてる
こすった肌のくぼみには
さいしょに懐かしさが入ってゆく

夏の夜 濡れた靴
あの日は あなたの
困ったえくぼに
ねこが鳴いたんだ

コンクリートが跳ねて
なつかしい夢を見た
あのロマンス・スポット
電車の音も聴こえなかった

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ロマンス・スポット

閲覧数:628

投稿日:2017/11/13 09:28:12

文字数:266文字

カテゴリ:歌詞

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