Minosuke_Shiragaの投稿作品一覧
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日が落ちて街の色
賑やかに移ろうさま
奥底の秘め事のよう
新宿の駅の中
京王に乗り換えたら
特急の人混みに押しつぶされた
多摩ニュータウンなら
このカビの生えかかった
僕のことを
受け入れてくれる...The_Tama_Newtown
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思馳 白神実之助
いつの間にか梅雨入りして
いつの間にか歳をとってる
あの頃から僕は何か手にすることできただろうか
いつの間にか季節巡り
気づかぬ間に夏が来るのだ
あの頃見た淡い水色
汚してしまう
曇りの空でも真っ青な
誰かの記憶フラッシュバック...思馳
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月明かり、漂う夢にぼんやり差し込み
滲み出す星空の下、ふわり浮かんでいる。
溶け出した糸をほどいて歩く若者に
つられて弾ける夢は、もう思い出せない。
垂る柳に輝く星の光。
消える夏の日、響く虫の音。
惘惘、吹く風、ふわりと頬を撫でる。
溶ける夏の日、響く嚶鳴。
蕭条、畦道、煌めく月の光。
移る夏の夜...祭りの終わり
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A
駄々を捏ねてもどうにもならない
だけど頭は退行してる
冷静にとは思っているさ
だけど頭は退行してる
B
嗚呼
僕の心に秘めてる感情の粒
嗚呼
何時からかはじけだして心を穿つ...駄々捏ね
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S
眠れない夜はいらないこと考えちゃう。
ああ、後悔だけ溢れだして…。
A
なんであんなことをしたんだろう。
こうしとけばよかったのにな。
ああ、そんなこと考えても時間は戻ることはないのにさ。
S
眠れない夜はいらないこと考えちゃう。
ああ、後悔だけ溢れだして…。...眠れない夜
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A
やること為すことが
無駄に思えたんだ
退屈積み上げて
どこへ向かうのだろう
空と同じ色の
海の奥底には
一筋の光も
差し込まない
S...ダンス イン シンカイ
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雪上の記憶
A
降り積もる雪、銀世界。僕の足跡を消した。
毎日、僕の歩いてきた道さえ消えていくんだ。
B
僕は消える足跡にあなたを見ていたんだ。
S
時は流れ、静かに舞い落ちる。
霞む記憶の地上を踏みしめた。
A...雪上の記憶
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営み_ON THE JURNEY
生まれて、今まで生きて
早くも、挫折しそうだ
あたりを見渡してみる
ちっぽけな人の営み
はたして、何をするため
私は生きてるのか
俯瞰し大笑いしたい
ちっぽけな人の営み
ああ息苦しい世の中だ...営み_ON THE JURNEY
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A
そこらに蒔いていた種は今どこに
水をいくらやれど周りの目が枯らすよ
光を遮られ殻に閉じこもる
そんな僕を見ては『ダメなやつ』と言う
S
何時か咲くはずと見守れば
踏まれた後の足跡が
醜く今も残ってるよ
あんなに水をやったのに...他人の目、自分の芽。
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『今』の僕へ
A
今を生きる僕たちへ
伝えたいことがあるの
恥ずかしさのその先へ
今すぐに突き進めと
独り身が楽ちんだと
指先の感情たち
暗闇でただそれだけ
夢を持っていた僕だ...『今』の僕へ
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・Aメロ
他人の目気にして、何にもできない僕だ。
見えないもの怖れ、何時もびくびくしている。
きっとそれは僕が臆病者だからです。
あざ笑う視線が頭の中潜んでる。
・サビ1
どこからか
花火大空撃ちぬいて響く
ああ、大きく輝いては散っていく
どんと胸を撃つ轟音のその先に...花火に撃たれた
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A
空は黒く染まって
祭囃子が響く
一人、その奥隅で座っている
夢の入り口に立ち、
狭さに驚いている
声は響くことなく彷徨ってる
S
響け
どうでもいいや...近未来お祭りファイル
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青い空に揺らぐ地平線
どこまでも続く夢の足跡
そよ風に吹かれて靡く髪
どこまでも続く川のせせらぎ。
B
向日葵が僕たちのゆく道を指した。
あのころを思い出した。
S
僕は大人になってしまった。
虫取り網振り回す子供たち。...高校生の夏休み
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A
夜明けに静かに動いた影
吐く息が白く、空も白く
起きるのがだるく見上げた空
変わることのないモノクローム
行く宛てのない宙に浮かんで
いろんな事考えているよ
太陽が昇りうごめく街
変わることのないモノクローム
B...羽ばたく君へ
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流れ出す背徳と抗ってた日々は刻々と相殺し抱え込み閉じこもり。
ハッピーエンドを見つけると言っていたのに。
踊りましょう君と二人で「明日」では後の祭りさ。
何もかも忘れたいのさ、手が裂けて赤色。
閉じ込めた真実と背反しすれ違い。思っては悔やむだけ、考えることやめた。
ハッピーエンドは何処にと、一人きり...ウョビンシイセ
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A
恥ずかしさに誘われ外に出た。
ゆく当てのない黒に飲まれてくよ。
「消えてしまえばいいの」呟いた
繰り返し繰り返し、日々に埋もれ。
かすかな鼓動さえももみ消した。
笑ってくれていいよ、僕もそうさ。
感情の感性の喪失と、いつも疑心暗鬼の手中にいる。
B
落ちて落ちて何も見えず...落とし穴ハマリーズ
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ああ、なんだ
微かな光と
目を閉じてわかる
言葉の真理
ああ、なんだ
微かな吐息も
目を閉じてわかる
そんなきがして
ああ、なんだ
微かな動きが...SOUND ONLY
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?旅とストーブ?
a
風が運んだ ある景色
金木犀の 香る頃
僕は寒いと つぶやいて
ストーブの前へ 座り込む
b
ああ
灯油が切れたのかな
どうしようか どうしようかな...旅とストーブ
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A
声がする 雄叫び上げる
どうも冴えない 学生の夜
床の上 慄然とした
どうも冴えない 0時過ぎ
B
ゴミが最後に行き着く場所。
それはどこだろうか。
考えたこともないようで、
考えもしないようで...冴えない慟哭
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《A》
泪が零れ 心が抉れ
月は隠れて 日は落ちてゆく。
泪が零れ 割れた花瓶と
月明かりだけ、月明かりだけ。
泪が零れ 眠ることなく
太陽が見え 草木は起きる。
泪が零れ 日常の中。
泪は枯れた 日常の中。
《B》...嗚、嗚呼。泪。
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A
右の家から投げ込まれた煙筒
真実叫ぶ握る右手と
酒の匂い漂うおとぎ話
そううまくいかないはずさ
s
消えていくそのあいだに
桃源郷の一部触れられたらさ 嗚呼
泣いてる自分をひっぱたくのさ
何もかも崩れていっても...FOOTPRINT
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【A】
3時に時計が鳴り響く。
公衆電話が鳴りやまぬ。
こんな時代に生まれても
僕は今、ここで生きてる。
雫が静かに静を断つ。
雪崩のようだと言っている。
こんな時代に生まれても
僕は今、息をしている。
【B】...無題、匿名でいきましょう。
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継ぎ接ぎストリート
【一番】
A
切裂き道しるべ
綿があふれる
裁縫針の住処
時間が消えてゆく
ちっぽけなネジの祭殿
常識総崩れ
羅列がほどけてく...継ぎ接ぎストリート