カネノネ＋の投稿作品一覧

空を覆う白い影　朝と夜
月の青さを喰う
変わらず在る街並みを照らし出す
時間が混ざる
善悪など意味はなく　未来も過去も崩れていく
泣いて命を乞う者　少し安堵を浮かべる者
終わりは時に理不尽に　その目の前に訪れる
積み上がった形は全部　風と共に消えていった
僕らは檻に囚われて動けない　それで終わりです...

瓦礫が潰す肢体
最果てを覗き見る水晶
波形は動かず　演練の詩
哀悼とcivilization
▶︎The END◀︎
眩しく閉ざす視界
風景と化す機械人形
自壊は止まらず　眼前に死
解像度overload
「again?」...

生きとし生ける者 等しく無価値で
見出したものも全部泡沫
くだらないよな　なぁ？
人生は行き止まり
書き溜めた言葉だって消えてしまうの
それならばもう　意味なんてないな
終わらない世界　あぁ
「人生は一度きり」？
呼吸して 鼓動して
なんで？どうして？って...

廃墟に咲いた花　木漏れ日の下にプルメリア
淡く光って 形になって
人は少女を神様と呼んだ
笑顔を蒔いていた　髪を靡かせ座っていた
妖しい声で 愛の向こうへ
等しく在って 特別で
在りもしない意味に憂いて 笑って
なんて愚かでしょう！
願いは星空を通り叶うって
根拠もないのでしょう？...

雲が空を覆うように
鮮明に輪形の原罪を纏うた
輪郭のない白き影
「あなたは救いを求むか」と問う
神々しくも怪しき声
「このまま私の手を取って」と言う
信じることなどしてないが
別にどうでもよかったから
ただ少し心地よかったんだ
ただ少し心地よかったから...

理性の掌　踊る精霊　疲れなど知らないみたいに笑う
歌で隠した　靴と鼓動の音　傍に花は咲かず
千切れた包み紙　錆びた歯車
応える期待だってもう　他人のものだから
動かない足と腕 霞む星屑
声はまだ出る筈なのに
犠牲としたのは脆い生命
形など要らない　私は笑う
舞台に臆した　それだけのこと　徒に日々を喰...