黄昏の記憶の投稿作品一覧
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それは、およそ十七年前の出来事だ。
その当時、まだ国王は健在で、民も安らかに生きていた。
そんな国はたいてい強大で、時に様々な国の羨望の的となる。この王国、黄ノ王国もそうであった。
王国の裕福さ、平和さを羨む国は、数多くいた。中には下に出てよしみを結ぼうとするもの、我が物としようとするもの、様々であ...悪ノ御話.2 ‐悪ノシリーズ小説編‐
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悪戯しようか
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『紳士、淑女の皆様方!
今宵は、どのような御話を傾けましょうか?
え、僕ですか?……僕は所詮、語り手ですから。
そうですね……では、とある王女様の話にしましょうか。
始まりの言葉は、いつもと同じように…――』
昔々、或る処に……――
それはそれは、哀しい歴史を刻んだ、或る国の物語。
時は遠い...悪ノ御話 ‐悪ノシリーズ小説編‐
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深い深い森 歩いていくのは黄色の煉瓦
この路をずっと歩いていけば 不思議の国に辿り着くの
ほらほら 踊りながら…紅い靴は私の道しるべ
白いウサギなんていなくても カボチャの馬車くらい追っていけるわ
花の女王様になったちいさな娘にこんにちは
あらおばあさん 喉が渇いたの そのりんごを頂戴! ...可笑しな国のアリス
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雨の降る日
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雨降る蒼
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蒼い少女
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ひとひら散る風さらさらと
ひとつぶ舞う雨はらはらと
幾夜も紡いだ旋律を
胸に抱いて往く
共に肩を並べ歩いた者も 今は塵と消え
命無き旋律と馳せるこの身 だけが残っている
吐息となって靄に紛れ
消えるものは月明かりに沈む
湖面揺らす謡を降らし
独り 誰からも忘れられたまま...忘却の詩謡い
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深くまどろむ黒き詩
旋律となれば戦慄と共に 揺らぐ
La La La
色彩の亡き 光無き謡声
月の死んだ晩に息を潜め帯びる
紅蓮の熱を この身に
込めて流し巡るたとえそれが傷の
紅蓮の血へと なろうとも
皆の捨てて忘る哀れ誘うものを
飽かず拾いては 背負う...罪の詩謡い
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孤独なこの景色を
吹き響く透明な息吹
蒼い雫となる
風
誰にも知られない
ただひとつ彷徨い
何処までも流れゆく
詩(ストーリー)
その声は ひとひらの
渇いた 花びらのよう...風の詩謡い
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La La La LaLaLa La
Ra Ra Ra RaRaRa Ra
薄くれないの吹雪が舞う頃に
ひどくしょげてた僕を
もう一度 笑わせてくれたのは
君以外の 誰でもない
「綺麗だね」 無邪気に笑う君が
ただ 愛しかったから
喜ばせたくて 景色や花を
一緒に見て 一緒に居た...La La La
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Ra Ra Ra RaRaRa Ra
La La La LaLaLa La
紺色の着物を夜が纏い
蒼色の月 浮かぶ頃
凍てつく空に昇るように
淡く拡散する歌声
たゆたう流れを遮るように
鳥のように 気ままに翔けてゆく
ひとつ ふたつと 灯火揺れて
其処に 紛れるように...Ra Ra Ra
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名前の無いくらいちいさな星に
そっと口付けをしよう
今はただあの人を重ね
ふと追憶に彷徨う。
翻る水底に映るのは
かつてのあなたの幻影?
どうかひしと抱きしめて
零れ落ちるの
涙と一緒に
うつろう水面に映えるのは...追憶
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堕ちる闇は鳥の如く
蒼く澄んで透ける
何処までも深い獣道に
私の足跡は残る
ただ、私が願うのはあのときの追憶ばかり。
遠く飛んでいった子供のころの風船のように
もうそれを思い起こすこともなくて
けれど見るとはっと彩りを
さらさらと清い砂のように奏でられるのは
どうして...獣道