作品一覧
その他
オンガク
小さな水の落ちる音で、私は目覚めた 見覚えのない、暗い場所だった。 私の身体は、その暗い水に浮いていて (あぁ、そうか・・・) 「私、落ちたんだ」 そう、私は落ちた 兄さんが、レン君が、敵に撃たれそうになってたんだ だから、庇った 銃口を蹴りあげ、狙撃兵に拳を振りかざし、一人で走った 所謂囮だ...
闇、水、そして空虚