きのこの投稿作品一覧
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ある朝、目が覚めたら
浮遊霊が添い寝していた
どうやら冬の野宿は
相当キツいらしい
久しぶりに話したって
頬を赤らめた君は
まるで生きてるみたいに
無邪気に微笑んだ
朝7時の日課
半透明で寝坊助な...目が覚めたら浮遊霊が添い寝していた
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テケテケ歩く
地べたを見て
きっと代わり映え
しないんだね
ねむねむ重い
まぶたを閉じて
時間の流れを
忘れていった
聞こえのいい言葉
紡いで落として...ハロー、ドリーム
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乾いた地べたに
残った赤
息を無くしてく
魚の群れ
ここには無いのか
最後の雨
錆びついた声
刺さる太陽が僕を弄ぶ
いつか約束した未来
踊り出すなら...最後の雨
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少しだけ背伸びな世界
少しだけ見下ろす世界
少しだけど高いから
きっと強がってた
少しずつ遠退く君に
まったく気付かない僕
少しだけど高いから
きっと忘れてたんだ
同じ道同じ目線に
広がる危険地帯...どんぐりヒーロー
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なんでも答え求めて
なんにも応えはなくて
結局何がしたかった
かなんて
いつものことで
形ばかり気にする日々
中身なんてカラなんだね
やっと気付いたんだ
大切なもの
まだ間に合うよね...奇跡のメモリ
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コンパスも示せない
方角の先にある
知らない煌めき
赤いボールペンで
繋いでみた
信じられなくたって
気付かなくたって
いつだって
スタートしてる
今なんだよ...The Invisible Step
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夢の中のまた夢の中に
君がいて
僕の中のまた僕の中に
鍵かけて
何より大切なソレを
仕舞うことしか出来なくて
天井知らず嬉しさで
宇宙旅行の毎日で
目の前にある
君の顔さえ...ナキムシコダマ
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あの月の夜に
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風に乗って飛べる
小鳥たちのように
世界は狭くて
波に乗って泳ぐ
イルカたちのように
境界線なんてなくて
耳塞いで聞いてみよう
大切な音
目を閉じて探しだそう
大切な人...君だけの歌
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火照った世界に隠した想い
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大気圏を越えたような
大きな衝撃の出会い
見慣れた廊下で
すれ違いました
テレビの向こう側の
住人みたいに
夢を届けてくれたよね
それだけで満足
だって私、寂しがりだから
憧れの違う世界と...あいまいMOKO
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無重力ナビゲーター
矛盾だらけの操作
何処に向かってるか
なんてどうでもよくて
足跡付きの道なんて
つまらない双六で
踏み慣れたマスの毎日さ
明日(さき)の見えない夢だから
ときめき素敵な
獣道だって歩くんでしょう...無重力ナビゲーター
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(錆びた歯車みたいに
君をガラクタにするなら
いっそ僕は砕けたいけど
きっとそれは違うから
奏でろ、最後のメロディ)
白い、白い
広い部屋で息を忘れる
狭い、狭い
僕の世界が霞んでいって
涙、落ちた...ハグルマ廻って
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無愛想な舞踏会で
不恰好な仮面が笑う
理不尽な罵倒だらけの
用済みな世界かな
望みなんてなかった
ただ終わりだけを
待ってたのに
その手が、その笑顔が
凄く眩しくって
「大丈夫」...キミヒーロー
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出会いは運命とは
程遠くって
いつも喧嘩口調で
お互い目さえ
合わせないで
いつも馬鹿にしあって
でも何でだろ
いつの間にか
その横顔が
私の居場所に...鍵
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線路沿いに響いていた
幸せ2つのメロディ
もう戻る事はできないけど
そこにある足跡を
辿れば溢れてくる想い
もう一度だけ
奏でたくなる帰り道
肩を並べるのが
恥ずかしくて
一歩下がった...弱音フォーハンド
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何度も遠回りしたって
そこにある景色以外
何も見つかるわけないのに
この先の見えない未来に
足踏みしてたんだ
全てが解るほど
利口じゃないけど
ありふれた現実も
気まぐれな夢にも
そこに答えなんてないから...それはそこにあって、そこになくて
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こんなに鮮やかな
不思議な現実で
ねぇ君は何色が好きですか
出会ってく世界に
色あわせてばかりの毎日
ふと見た足跡
ふらふらな虹色
これはこれで
綺麗だろう
そして今日も...絵ノ具ナミダ
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落ちかけの夕日が
2人の影をくっつけて
応援してくれてるのかな
なんて
わかってるよ
その優しい笑顔は
私だけの物にならない
今日もまたバイバイかな
なんて
わかってるよ...風船ラブレター
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ふと振り替える
あの場所で
少し寒くなった左手
伸ばしてみたけど
掴むのはいつも
君との残り香
驚くほど変わらない歩幅
ずっと2人の歩幅
なのかなって思った
あの日々が蘇ってくんだ...セツナハナビ
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例えば5秒後の命
笑えたら勝ちの世の中は
泥酔だらけの夜明け町
カラスだけが飛び起きる
マッサージ機でめちゃくちゃな
心音ステップ3、2、3、4
ゼンマイ式の発声機
めんどくさいから後回し
あぁくだらない
産声上げて育んで...ウォーミングアッピング心停止
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そんなの信じられない
鼻で笑い飛ばして
家を出ていくと
いつもより寒い道続いて
見慣れたはずの景色を
振り払って進んでく
鼓動に合わせて歩かないと
落ち着かないんだよ
進むほど恐くなって
進むのが恐くなって...迷子デビュー
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歩く歩く目次空
今日の天気荒れ模様
殴り書きの毎日が
僕の言葉を奪ってゆく
走る走る空想論
混雑する句読点
濁りきった風景が
君の瞳を反らしてゆく
選別した美単語が
素通りタクシー...束縛辞書」
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ヒカリ落ちた夜に
照らす道しるべ
臆病な風に揺られて
蛍は燃えて
ゆらゆら舞う命
滴り落ちた弱虫は
水面咲かせた
ワガママな波紋
篝火に寄る蝶の羽が
紅色に燃え上がる...人生クズボシ流星群
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不器用な紙飛行機
落ちた時の様な悲しさ
拾い上げて丸めて投げた
それはまるで私の様で
くしゃくしゃになったのは
君のせいではないけど
あの時の笑顔が
針みたいに刺さってくる
あぁ何で、何で、何で
あぁこんな、こんな、こんな...絵空ペンギン
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明日目が覚めたら
そこに何かが残ってる
そんな日なら
手紙残してみませんか
文字に表せられない
心の交差点
渡り方を知らなくても
太陽は昇るから
だから
乗せてみようよ...白紙ページ
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雪に滲む
インクと思い出
溶けて残った
小さな足跡
虚しく消えてゆく
稼働範囲360°
全て解ってたはずだった
けど解ってたのは
雪に隠された
偽物の景色だけだった...色落ち玩具と私
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笑えるほど
無力な心
ガラスよりピュアだけど
信じたいから
幻想が現実に
変わるくらいの
幸せメロディ
コインの裏みたいに
隠れたがる本心が
宙を舞うトス...ワンフレーズ・メロディー
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悲しみに濡れた
傷に染み込む
手前の温もり
今宵道中一人旅
歩けど歩けど
曇天巡りな流浪者
膝も笑っておりまする
嗚呼、変わらずあられる笑みさえも
己が心錆びまする
ずっとお供しますれば...狼ノ花唄
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ベッタベタな
告白なんて飽きたから
やり直しよ
私を感動させてみて
だってお姫様も
諦めきれてない私
夢を食べて生きてるの
お花でも指輪でも
ケーキでもハートでも
一味プラスで丁度いい...ベタペタβガール
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