タグ「イラスト募集中」のついた投稿作品一覧(15)
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口で言うのは苦手でした 言葉が喉で詰まるから
得意なのは文字だった 紙の上では饒舌だった
だけど誰も欲しがらない そこにあるのは文字数制限
「何文字以内に収めなさい」 どうしてそんなこと言うの
余白が足りない足りない足りない
書きたい言葉が止まんない
マスの中にきっちり収めた これが正解ってやつらし...余白を満たせ
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僕を撃ち抜いたのは とても綺麗な弾だった
生まれ変わったみたいに 気持ち晴れ晴れ
同じこと僕にもできるかな?
手に取ったのは錆びた鉄砲
凡夫が転生しても凡夫だ
つまらん身体に囚われたまま
穴開き頭じゃ思考も散り散り
流れる血さえ透明だ
歌いたいことがなんにもないな
空の弾丸 宙へと霧散...半死人
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何がつらいってわけじゃない
なんだかんだ無事に生きてる
屋上の夕焼けは変わらない
飽きるのにも飽きただけ
ちゃんと息ができる生きている
ほんとはそれだけでいいはず
ミニチュアのような街々で
それでも人は息をしている
飛べない僕はただ見ている
あそこへ行きたいと願ってる...いきぐるしい
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一応色々動いているよ これじゃまずいのわかってる
いくつ入った就活サイト ご縁無しご縁無しご縁無し あぁ悲しいね!
進展しないくだらない人生 「助けてくれ」と知らぬ神に神頼み
オー人生! なんだこの今世
どうしたいのか それすらわからん
オージーザス! 神も仏もありゃしない
来世の俺に託したい 飛ぶ...オー人生!
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夢見る少年 どこへ行く
手探りで未来をめざして
何も知らない彼が行く
瞳に希望を宿らせて
夢叶えるため生きるんだ
そのため生まれてきたんだと
疑いもしない彼が行く
確かに強い足取りで
言いたいことがあるから綴る
何をどうしたいとかないけれど...かきたいんだよ
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倫理の単位を落とした人間
半端に真面目なのが厄介
真面目だから悪いことできない
半端に悪いことならやれる
罪悪感に一人呻いて
動けなくなるのもう何度目?
最低最低最の低なら
それより底はないってこと
最低最低最の低なら
最の低から空を見てよ...SAI NO ××
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「自分は自分、だから気にしない」 そういられたらどれだけ楽か
違ってるのはとても不安 仲間外れは怖いから
「みんな仲良く」 先生は言う
そんなの無理に決まってるのに
自分らしくいられない いらいらいらいらいらついて
いらつく自分にいらついて どうにもならない無限ループ
どうしようもない身体か...自意識ライオット
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朝目覚めて ご飯食べて
電車乗って ゆらゆられて
ガッコ来て 席について
一人じっと聞く センセの話
ただの「僕」のそんな毎日
繰り返しの毎日を どうすりゃ尊いと思えるだろう
ここで生きている ここで生きている
僕はここで生きている
昼支度して ご飯食べて
電車乗って ゆらゆられて...Days
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硬いモノに貫かれる肉 血が出てる すんごく痛い
「これってなんだかセックスみたい」 そういう君は童貞だろうが
穴が開いても人間死なない
心の代わりに肉を裂け
明日を生きるためだから
裂ける裂ける肉が裂ける
だからなんだって言うの?
裂ける裂ける肉が裂ける
死んでないなら儲けもの
硬いモノが刺さってる...ピアス
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今日も今日とてなんにもない つまらない大人になりました
んなこと言うのはやめなさい 楽しいこと探してみないか
教えてやるよ 魔法の言葉
声にしてみりゃ 気分が上がる!(本当かどうかは 知らないけどな!)
れっつられっつら! やればいいのさ
怖がっていたら はじまりゃしねぇ!
れっつられっつら! やっ...れっつら!
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人の役に立ちたいと言ってた
みんなの中心だったあいつは
いつの間にかステージに立って キラキラ眩しい光浴びて
眩しくって仕方ないな やっぱりあいつはすごいな
何かになりたいと言ってた僕は
みんなの輪に入れなかった僕は
光を浴びるなんてもちろんない
名前なんてない 顔もない
飼育員になりたいと言ってた...Pray for
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身体が熱くなるのはなんでだっけ
そりゃキミ酒を飲んでるからさ
扇風機もない部屋で飲んでいたらさ
そりゃぁ熱くもなってくる
一人の部屋で飲んでいる
家族はいるさ別の部屋に
一人の部屋で飲んでいる
酒飲んでたら怒られるからさ
稼ぎもない、借金しかない、でも単位は落としてないよ
だから飲んだっていいじゃな...熱い
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浴衣の男女が並んでいる
仲睦まじく寄り添っている
僕はそれを一人でみている
電車にゃ他にも人が乗ってる
なのにどうしようもなく一人だった
親子が手を繋いで歩いている
女の子が嬉しそうにりんご飴かじって お父さんが笑っている
僕はそれを一人でみている
夏祭りの人混みの中
どうしようもなく僕は一人だった...夏祭り
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怒りませんよ安心して
僕には関係ないことだから
僕には何も変えられないから
そうして大人ぶってきた
言いたいことを飲み込んできた
そうすれば大人になれると思っていた
怒らないから安心して
全部僕が悪いから
全部僕のせいだから
そう思えば楽だった...怒り
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何もないんだと言ってみた
色のない手のひらを見つめて
何もないんだと言ってみた
俯きつま先を眺めて
どうしたいのかわからなくなった
やりたいことはあったはずだけど
いつからかやめた夢を語ること
だって夢は夢だから
どうせかないやしないのだと、僕はそっち側じゃないんだと
ペンを握りし...僕のための歌