カラミソ

こぼれ落ちる涙　拭って
わたしは夜に閉じこもるの
流れ星に何を願えばいいの
もう　叶えられない願いなのに
うそだ　いやだよ
あなたと呼ばれた一室で
告げられた　静かに忍び寄っていた影
一縷の希望
それはまるで冷たい案内状
遠くの空の事と思っていた...

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
飛行機が雲の上へと飛び立っていった
見慣れてしまえば
よくある光景(こと)かもしれない
でもね
きっと　日々の積み重ねを繋いだ人の思いが
今も雲を越えて　空を進んでいるんだ
世界を彩る結晶は溢れている
なんてことないように見える...

吐く息が白く見えてきた
待ちわびた季節
あなたを思い見上げる空
違う時間の中で生きているけど
今だけは　同じ空の下で居られる
ここはあなたの成した天の川
綯い交ぜる光の先には
夢と現実のあなたがいて
ただただ幸せだった
夜空に浮かぶ星々には...

記憶の中に今も眠る思い
届けられない歌と言葉
幾年も重ねてきた音は　何もなかった
あれから　たくさんの時が流れた
もうどれくらいか分からないくらい
そのまま　歌を紡ぐことをなくしてしまった
このまま
過去のがれきに埋もれていってしまう
手を伸ばす　だけど　動かない
今のままでも楽しく生きていける...