【1A】
気分はどうだい？ 理想世界
アイデンティティは 正論の散弾銃

悔やむと書いてミライ
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BPM=194

A.
手招きする老婆　毒林檎は唄う
ひぐらしが合図し　そそのかされるんだ

拝啓 来世のきみへ
ご機嫌は如何ですか
世界は今もまだ

【S】
折れた筆を床に捨てて 指で手のひらで
白い絵の具の雫を走らせ 輝きを描いた

泳ぐ目は　何を探す
もがく手は　何を求む
沈殿する思考を掻き回せ

a
目が覚めたら大切な人がいて
「おはよう」が言えて

a
座り慣れない椅子に
浅く腰掛けて

真剣に向き合わないものは、ただの暇つぶしに過ぎない。
仕事すら友情すら恋愛すら勉学すら人生すら、真剣に向き合わないのなら、ただの暇つぶしに過ぎない。
傲るなかれ。真剣に向き合うまでは事象に対し何も知ることはできない。

A.
毎日につかれちゃった
愚痴ふえてきたりもした

取り柄もないから愛想よくしてる
渡る世間も鬼ばかりで
飽き性きわめて　どれもなげだして

あなたが羨ましいと客席から
あなたの歌う姿眺めてた
あなたになりたいと願いながら

寝汗が背中を伝う午前二時過ぎ
「嫌な夢でも見たの」と君が問う
孤独の布団が孤独感化させていく

今日も街は楽しそうだ
今日も君は楽しそうだ
今日も僕は一人きりで

何気なく過ぎていく日常の中に
小さな不幸があれと思ってる
「おめでとう」を「死んでよ」に

歌があふれる中でそっと
水面に小石投げ入れるように
歌を歌った

月が曇るそんな夜は
月を作ってしまえばいい
紙とペンとハサミとあと糸で

描きたい気持ちも押し殺して空を仰ぐ
今何してる？何がしたいの？わからないや
いつかの誰かはこんな僕を見て

ａ
そばに居るだけでいいんだ
隣にいるだけで気持ち伝わるから

盛りのついた猿の様に
皮肉な顔してはにかんで
無様の上辺隠しては

a
水の底で独り沈む
光の屈折の揺らめき君を見上げ

なんにも知らない僕だけど
今日の風はなんだか涼しげだ
あなたの好きな花を１輪

伸びた影
手を繋ぐ
子供の様に

暗い場所
1人の部屋
狭い場所

意味のない事にも意味があると
君が教えてくれた
正しさとは何なのかわからない時も

心機一転変えてみる
何を変えてみる？
特に何も浮かばない

ああ、今日も子供様が騒いでる
目障りな声が流れて来る
毒を浴びているんじゃない

繋いだ君のその手の
手と手の温度に
驚いて思わず

愛してるを詰め込んで
君へ届かなくて
僕は歌うさ

触れる指先
冷たい温度
夏の暑さには

いつものネットサーフィンいつもの電子書籍
一発ヤル気も起きやしねえ憂鬱気分
薬のようにラムネ菓子をオーバードーズ

いっそ言ってしまえば楽になれるのに
臆病な僕はほらまた隠しごと
きっと僕は欲張りなんだ

ポタリおちる滴は
誰の目にも止まらない
ぽつり呟く言葉

真っ白けっけな君がいて
真っ黒けっけな僕がいる
正真正銘本心の

弱虫な僕は何時も君の
後ろから五歩ほど下がった場所にいる
だけどもう自分の足で