地球をあげる / LUMi
BPM:107
昨日の夜から

ネオンを飛び交う夜の蝶 鱗粉を散らした摩天楼
素肌を這う指滑らせて 一夜の夢見て溺れてく
散りばめた欠片 乱反射 幻覚に惑う世迷言

もしもわが子が 女の子なら
名前はいろは いろはにしよう
順番踏んで 一歩ずつでも

夜明けを前に物思い
大人にだってなれないままで
シアンブルーの空を待つ

平然と平凡な正常 のうのうと乗り過ごしてく今日
平均と並進の日常 一見と外傷はないけど
内心の症状は内緒 生まれた瞬間既存の

A
いつか見た景色が　導く
遠い空の色を　映して

脆く儚い幼い夢なら
流れ彷徨い夢現
誰かの声に傷を負いながら

果てない旅のなか ため息
夕日を眺めては 目を閉じた
心砕いて 祈り忘れ

空、山、セミの声
あの夏 ぼくらは出会った
暑いねと 川を泳ぐ君の姿にぼくの胸は壊れて

a
ねえどうか 最後まで後回しにはしないでよ
時が経てば経つほど辛くなるって

ある日　一つのプロジェクトが
私に命を吹き込んだ
心がこもってない、なんて言わせない！

あのね、早く伝えたいの
奇跡の引力に惹かれ合い出逢えたこと
星を繋ぎ描く星座

A
許して 許さないで
本当の心は 静かで

春の風に揺らいだハナミズキ
それは淡い恋心映す色
振り返ればこぼれ落ちた雫と

あの子追って迷い込んだ
ここは世界の分岐点
暗闇の中映し出した

真っ黒な空　冷たい雨に
打たれ今僕はどこに行くのか？
あの日あの時何をしていた？

振れる外灯
星のない藍色　染まる空
月の明かりは　

レモンがはじける恋をした夜
胸が苦しいの
あのね今だけは綺麗なカモミールに