タイトル：るる物語
A
水色の林檎 ポツリ

ありきたりの街に住み、
よくある日常が過ぎていくのを受け入れて、
（何か変わったことが、何か素敵に変われば？）

《A》
太陽が昇ったなら
ハミングをしよう

傷つかないと言い張って
無理を重ねてきてたこの街に　
残ってしまう　

夕 夏風と 君の歌
夏草を分け見た空 群青
弛 蝉時雨 夏の常

C
空いっぱい広がった
「なに？それ本当かい？」

D
何も届かない 透らない僕だよって
どうにもそれは それらしく見えてさ

A
幼い頃から宇宙が好きだった
大好きなのは輝く星

【BRAVE BIBLE　－ブレイブ　バイブル－】
Ａ
取柄すら　語れない　自分が　いるんだ

とある国に不思議な習わしのある町がありました。
その町では、町人と町人がつくった「幻影」たちが仲良く暮らしていたのです。
「幻影」とは、町人たちの思い出が具現化したもの。たとえば死んでしまった人でも、その人の思い出を持つ町人が誰か一人でも強く願えば、その人の思い出の中そのままの人が「幻影」として表れるのです。

青い空　晴れやかにリズム刻んで
くるくると　回る花びら追いかけた
つないだ手のひらを　もう一度つないで

orgel「Merci」（オルゴール「メルシー」）
「A」
夜空の星と　散りゆく歌は

こんな日は　窓を眺めて
声を殺して　生きていたい
羊　一匹　二匹　数えれば

甘いお花の匂い　陽だまりの木の影に
静かにシッポをふって　まるくなる　お昼寝だね
青い海で泳ぎたい　お魚さん