
みんなでコラボ機能終了のお知らせ
みんなでコラボ機能は段階的に機能を停止いたします。詳細な停止スケジュールについてはブログ記事をご確認ください。長らくの間ご利用いただき誠にありがとうございました。
コラボについて
響き、奏でよ。世界の音律――。
終わる世界に、彼等は生きる。
ある者は崩壊の謎を解く鍵を求めて旅に身を置き、
ある者は崩壊を食い止める術を探って研究を続け、
ある者は崩壊の余波から無辜の民草を護って戦い、
ある者は崩壊を続ける世界でも当たり前に暮らし、
そして、彼は。
『世界』を渡った。
* * * * *
興味を持っていただいてありがとうございます。
当コラボは、共通の世界設定でそれぞれが話を書く、シェアワールド企画です。
『世界』さえ共有できれば、どのキャラを書くのか、どんな話にするのかといった部分は自由にしていただきたいと思っています(勿論、ピアプロ規約の範囲内で)
がっつり連載するも良し、ぽんと思いついたエピソード1話だけ投下するも良し!
基本は小説コラボですが、絵師さんや楽師さんの参加も大歓迎☆
かなり何でもアリのフリーダムな企画ですw どうぞお気軽にご参加くださいませ♪
コラボ参加は敷居が高い……という方は、『シェアワールド・響奏曲』タグを付けての企画参加もおk!
詳しくは掲示板の「参加の手引き」スレを御覧ください^^
参加にあたって疑問などありましたら、掲示板の「質問・要望」スレをお使いください(メンバー以外も書き込み可です^^)
または、主催宛に個人メッセージを送っていただいても構いません。
お気軽にどうぞ^^
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コラボの更新履歴
- 2022/09/27 19:22:32 藍流さんがコラボのお知らせを更新しました
- 2022/09/22 08:27:06 コラボの説明文章が変更されました
- 2021/09/23 09:52:59 シトラスさんがコラボに参加しました
- 2021/09/19 10:02:02 藍流さんがコラボのお知らせを更新しました
最近の投稿作品 (22)
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懐古 -響奏曲・Interlude-
何だか、子供の頃に遊んだ『ひみつ基地』にいるみたいな気分にさせる部屋だなぁ。
此処へ来ると、カイトはいつもそんな風に思う。天井まで届きそうな本棚と正体のよく判らない怪しげな瓶詰めの並ぶ試料棚に囲まれ、中央には大きな作業机がどんと据えられて、その上にはいつでもいろんなものが所狭しと広げられている、メイコの研究室。机上に留まらず床の上にもごちゃごちゃと散らばるそれらは、例えば作りかけの術具やその材料となる素材だったり、新たな術の構築式を書きつけた羊皮紙であったりする。雑然としていて、でも何処かあたたかくて、カイトは結構この部屋が好きだった。
『塔』は、その名の通り敷地いっぱいに建ち並ぶ幾つもの塔を持っている。術士達が暮らす居住塔、資料庫付設の研究塔、術具制作の工房がある開発塔……最奥にひときわ高くそびえるのは、管理者達の座する中央塔。そんな中、メイコの研究室は開発塔の端にあった。だっていちいち工房借りに行ったりするの面倒じゃない――とは、研究塔から出る時に彼女が残した言葉だ。
本来工房として使う事が前提の開発塔は、丈夫だが些か寒々しい。堅固な石を組み上げて魔術で補強した壁は、のっぺりとしていかにも作業室的だ。けれどこの部屋では、並んだ棚と巨大な石盤によってそんな壁が隠され、冷たい床には絨毯が敷かれ、更には休憩用だと上等の長椅子まで持ち込まれて、すっかり心地良くカスタマイズされてしまっていた。
余談だが、壁に据えられた幾つもの石盤は、メイコに命じられてカイトが制作したものだ。直感的な閃きに依るところの大きいメイコが、術具や術式のアイディアを部屋の何処でもすぐさま走り書きできるようにと設計し、カイトに作らせた。
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響奏曲 -02-
【一】闇の先の蒼、蒼の内にまた闇
柔らかに腕(かいな)に抱かれるように、眩い蒼へと融けて。闇に代わってそれに包まれ、再び視界から変化が失われた。けれど、今度は明確に、進んでいると感じられた。見えざる手に腕を掴まれたように、はっきりと"何処か"へ引き寄せられている。惹き付けられる感覚に、鼓動が高鳴る。それはまるで、通りの向こうに恋しい者の姿を見付けた時のように。或いは、待ち望んだ報せを受け取る朝の目覚めのように。
逸る気持ちをあるがままに、カイトは抗う事なく身を任せた。加速するのを感じる。弾けそうに胸が鳴る。
やがて不意に、視界の先に孔が生まれた。闇の中に光が灯った先程とは逆に、光の中に闇が映る。しかしそれは、先のような全き闇ではなかった。夜の闇ほどにも濃くはない、ごく普通の陰の闇。何処か、建物の中だろうか。
その暗闇の中、彼の視界の中心に、またしても蒼が見えた。それが己を惹き付けているものだと理解するのとほぼ同時、"それ"が顔を上げ、彼を見据えた。
- 異世界・KAITO
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夜明けのはじまる前【シェアワールド】 響奏曲【異世界】
森を抜けるとそこには草原が広がっていた。そしてその先にある小さな村。そこが目的地だった。
馬で「塔」のある街から一週間ほど。術者となってからほとんど「塔」から外に出ていなかったルカにとって、一週間もの距離は長旅だった。元々が「庭」や実家からあまり外へ出たことのないルカである。途中で立ち寄った村や旅商人の広げるテントを物珍しさから覗きこみ、長居をしたりしてしまったために、本来ならば4,5日で来れるところが長くかかってしまっている。
「がくぽは何度か訪れているのよね?」
ルカが自分と同じく馬に乗ったがくぽに問うと、はいと頷きと共に返事が返ってきた。
「先ほど通り抜けた森は、ルカ様もご存じの通り力の強い場所です。そのために魔物が生じやすいので、討伐のために何度か。」
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呪詞・異界転位【響奏曲・設定】
時の砂 流れ 落つる
夜(よる)告げ鳥の かそけき 囀り
天に実る 星を もいで
泉 湧いた 酒に 蕩かす
黄金(こがね)の 枝葉 さざめかす 森
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響奏曲 -01-
【序】因と果の律をすり抜ける
軽く瞼を下ろし、身体から余分な力を抜く。意識からも同じく。ただ在るがままに、在るだけのものに。世界と己の境界を曖昧に、世界に溶け込み、世界と溶け合う。
時の砂 流れ 落つる
夜告げ鳥の かそけき 囀り
天に実る 星を もいで
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