ようこそ!、きのこ駅前商店街へ! 第4話 休日の散策

投稿日:2009/02/21 22:20:18 | 文字数:5,187文字 | 閲覧数:284 | カテゴリ:小説

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☆オリジナル作品第2弾である、「ようこそ!、きのこ駅前商店街へ!」の第4話です
☆遂に明らかになった商店街の“怪異”!!。
☆次の話からは、今までの“のほーん”とした展開ではなくなるはずです。
☆良いところで切ってしまって、申し訳ないです。

第1話:http://piapro.jp/content/gd0jb59ytd308t92
第2話:http://piapro.jp/content/0a4lbg5h8w17bo26
第3話:http://piapro.jp/content/tgh0ul4dkragiduz

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<ようこそ!、きのこ駅前商店街へ! 第4話 休日の散策>

(休日・コーポ・オオマ玄関)

ルカはウォーキングシューズとディバッグとメモと財布を持って準備をした。

ルカ:初めての商店街散策ね。さーて、出かけよっと。

(商店街メインストリート)

昨日、ルカがレンから貰った“きのこ駅前商店街マップ”によると、商店街全体は“ルカの集金”程度の範囲を遙かに上回っており、予想外に広く、特にメインストリートには色々なお店が建ち並び、活気あふれる風情だった。そして何かのお店の傾向があるわけでなく、多種様々な業種のお店が存在していた。

ルカ:いや~、思ったより凄いね~。あー、あの店先のアレ、美味しそう・・・。あ、でも、とりあえず掲示板の所に行ってみないと。昨日聞いた中では、一番のミステリーだからねー、wktk。

(掲示板前)

その掲示板はそこそこ大きめで、懐かしい黒板形式だった。色々な人が書いたであろう、待ち合わせ場所や伝言等が記されてあった。ルカはざっと目を通した。

ルカ:うーん、まぁ普通の掲示板ね。アンさん達、“何”がミステリーなんだろう?・・・・ん?、

よく見てみると、掲示板の右下に小さく、何か書かれてあった。

「真実を知りし者へ。闇を切り裂く光、扱いし商い所の主が待っている」

ルカ:うっわ!、こりゃアンさん達の言うとおり“ミステリー”・・・ってか“宗教勧誘”だわ・・・。これ掲示板に書く内容じゃないわよ・・・。それで“書かれているのは時たま”なのね。消されるような言葉だしね。まぁいいわ、名スポット、というか“ミステリースポット”だけど、この「商店街散策」の最初としては、ある意味“ふさわしい”かもね、メモっとこ。

ルカは書かれていた不思議な伝言をメモ帳にメモして、次へ進むことにした。

***

(???)

???:ちっ、消しておくの忘れていたわ。まぁ良いわ、今のところ、“あの言葉の意味”を知る動機はないしね。でも、念のため消してから尾行するか。

謎の尾行人物は、ルカがいなくなった事を確認してから、掲示板の謎の言葉を綺麗に黒板消しで消し、尾行を続けた。

***

(メインストリート沿いのアクセサリー店)

大きめな店舗のアクセサリー店の横には、でかい液晶のモニターが設置されていた。モニターでやっていたのは普通のTV放送で、今はお昼の定番番組を映し出していた。

人だかり:ザワザワ・・・おいおい、もう待ち合わせ時間過ぎてるぜ!・・・・ザワザワ・・・・もうこんな時間!、そろそろご飯でも食べにいこうかな・・・うん、例のモニターの前にいる・・・・・・お!、今日のゲスト、あの人なんだー!・・・・・

多種多様な人々が色々な目的でモニターの前に集まっていた。

ルカ:凄いなー!、こんなに人だかりが出来ていたんだ~。集金の時には全然気づかなかった、ってか、今・・お昼前か。前は混み合う時間帯で無かったのね・・・・・・・ん?、何アレ?。

よく見ると、モニターの横の店舗と店舗の間に、古い小さなほこらがあり、中に小さな侍の像がひっそりと入っていた。周りの人は感心がないのか、全員スルーだった。水やお供え物もなく、花すら手向けてなかった。ルカは近づいてみる事にした。

ルカ:うーん、私的には、“これ”の方が“名所”になると思うけど、今のこの状態じゃ、目立たないわよね・・・ん?、立て札に何か書かれている?。

小さなほこらの横に小さな木の札が立てられていた。そこには、こう書かれてあった。

「この地を鎮護せし守護神。像の姿にて体現せり。その名、『神威』」

ルカ:え!?、この名前・・・がくぽさんの名字じゃないの!。・・・・って名字と名前の一致であれこれ決めつけるのは良くないわよね。でもいいわ、メモしとこ。

ルカは書かれていた事と、ここの状況を簡単にメモした。

ルカ:うわー、なんか本当のミステリー探偵みたいね、これ。ますますwktkしてきたわ!。それにしてもこの商店街、きらびやかな所と、こういうミステリーな所が混在しているのね。よし!、次にいこ。

***

(???)

???:く!?、なんであんな目立たない物まで見つけちゃうのよ!。仕方ない、一応、札の文章は消しておくか。

謎の尾行人物は、ルカの姿がいなくなったのを確認して、札の文字をマジックで塗りつぶし、その後、すぐに尾行を再開した。

***

(木之子神社)

ルカ:うわー!、大きな銀杏の木!。しかも2本!。

ルカの前には黄色の葉を付けた、2本の銀杏の大木が立っていた。また、この神社そのものも、綺麗にされており、大きめの神社でもあった。

ルカ:さすがミリアムさんの情報“デートスポット”って言われるだけの事はあるわね。これだけ綺麗なら、彼女連れてきても恥ずかしくないわ~。この木も、霊木って感じで、凄く神秘的ね!。

おじいさん:有り難う、お嬢さん。
ルカ:貴方は・・・ここの神主さん?。
神主:いかにも、ここの神主をやっておるものです。でも、この銀杏の木をそういう風に見てくれる人がまだいたんですな。嬉しいことです。
ルカ:じゃ、やっぱり霊木なんですね。
神主:いかにも。この2本の銀杏の木はね、言い伝えでは、この神社が建てられた時からある、守り神みたいな霊木でな。同じ大きさで同じような葉の付き具合をして、それに風が吹くと、同じ様な音でたなびくから、神社の者達は、これらの木の事を“鏡音の霊木”って呼んでいるんですよ。

ルカ:か、鏡音!?。さっきといい、ここといい、神主さん、これと同じ名前の双子の姉弟が喫茶店と土建屋をやってますよね!。なにか関係あるんですか?。

神主:?、ああ、鏡音さんの双子ね。確か、リンさんとレンさんだったかな。断定は出来ないけど、この神社の関係者ではないよ。偶然の一致、だと思うけど。まぁ、名前と同じ名字の人って沢山いると思うし。

ルカ:そ、そうですよね・・・はは(本当にそうなのかな・・・。これで連続2件目なのに・・・・。でも神主のおじいさんが関係を聞いたことがないっていうなら、やっぱり偶然なのかな・・・・)

ルカ:でもとりあえず、神主さんのお話、メモしていきますね。こういうの好きだから。
神主:あ、それは構いませんよ。これからも神社をご贔屓にね。特にお正月。
ルカ:ははは、神主さん、ちゃっかりしてるわね、お賽銭でしょ?。
神主:いやいや、それはご想像にお任せしますよ。

こうして、ルカはメモを終えると、街の人に聞いた名所スポットの最後、「広場の商店街広告用のモニター」に向かった。

***

(???)

???:まだどこかに行くのか・・・全く・・・・仕方ない次もつきあうか。

***

(広場の商店街広告用のモニター)

ルカ:ありゃー、こりゃ最後にハズレ引いちゃったわ・・・・しょぼ。

確かにそこにあったのは、今まで見てきた物の中で、せいぜいあの守護神の像と同程度の、一番目立たない小さなモニターだった。申し訳程度に商店街の広告を放送している位で、これといってミステリーとか幻想とかからは無縁の物だった。

ルカ:メイコさん、ブラックジョークきついよ・・・。確かに聞いたとおりに“目立たない程度が名所スポットレベル”なのね。広場に人はいるけど、誰もこの近くにこないし・・・。まぁいいや、一応メモして、なんか食べにいこう。

ルカがメモをしようとディバッグからメモを取り出した時、砂の嵐の音と声が聞こえ、モニターが歪みだした!。

モニター:ザーーーーー行方不明――ザーーーー―――今も懸命の捜索がーーーーザザーーーーーー旧木之子駅前の開発予定地付近―ザ―――――行方不明者の名前は巡音―――ザ―――年齢20歳くらいのーーーザザーーーー未だ足取りがーーーーーーー

ルカ:メモメ・・・・・え?、こ、これ、な・・なに?。どう見ても広告じゃないわよね?!。

モニター:他にも10年前からーーーーザーーーー連続で若者の不明者が続出―――ザー―――――聞き込み情報によると、全てこの近辺からーーーーザーーーー、不明者の一部――ザ―――初音―――ザ――――咲音――――ザーーーー工藤――他にビザ入国していた―――ザーーー外人講師―ザーーーー―帰化した外国人の二人――ザーーーーーーー

ルカ:こ・・・・・・このニュースのキャスター、大画面TVモニターでニュースを放送していた人!。じゃあ、ここで言われている事も・・・・・本当の事!。な、なによ!、「行方不明」って!、私はここにいるじゃない!、それに10年前からも行方不明って!。それも私が知っている人達って!。それに「“旧”木之子駅前の開発予定地」って!、ちゃんと駅あるじゃない!、商店街あるじゃない!!。

ルカは混乱して座り込んでしまった。

ルカ:はあ、はあ、な、なによ、このSFチックな展開・・・・あの放送の内容も本当で、こっちも本当で、行方不明なのに、こっちで生活もしている、駅も商店街も、あったりなかったり・・・・・。

ルカ:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・そ、そういえば、私、「商店街を出ていない」わ・・・。あ!、さっきの行方不明者で知っている人たちの話でも・・そういえば同じだった!!。

ルカ:え!?、もしかして“出なくていい生活”じゃなくて、“出ないようにされている生活”!?。

ルカ:そして、向こうでは消えている駅と商店街、そして消えている行方不明者は、知っている人だけでも、ここを出ていない・・・・!。

ルカはやっとこ冷静になり何かに気づいたようだった。

ルカ:・・・・お、落ち着くのよ、ルカ!。これが、この商店街の真実・・・・。「真実」・・・・・・・あ!、確か、あの掲示板に何か書かれてあったわよね!。えっと、メモメモ・・・・。

ルカはメモを確認した。

掲示板の怪しいメッセージ→「真実を知りし者へ。闇を切り裂く光、扱いし商い所の主が待っている」

ルカ:そ、そして、あの侍の姿をした守護神像の情報、

小さいほこらの侍の姿をした像→「この地を鎮護せし守護神。像の姿にて体現せり。その名、『神威』」

ルカ:・・・・・・・・そういう事だったの、解ったわ!。とにかく“あの場所”へ行ってみよう!。“あの人”に本当の事をちゃんと教えて貰わないと!。

ルカはメモをしまって、駆け足で“あの場所”へ向かった!。

***

(???)

???:こちら尾行担当!!!!、まずいよ!、気づかれたよ!!!。
???:すぐ戻れ!、対策を考える!。
???:うん!。でも、なんで、あのモニターだけ反応したの?!。
???:しらん!。とにかく戻ってくれ!。

***

ルカ:着いた・・・。私が今までちゃんと話を聞いていなかった人、そして、その人のお店!。
ルカ:「がくぽ」さんの「刀剣屋 神威」!!!!!。

(刀剣屋「神威」内)

ルカ:・・・・いるんでしょ・・・・・

包丁から刀剣類、業務用から装飾品まで、いろいろな刃物が飾ってある薄暗い店内の奥から、人影が近づいてきた。

???:君が来るということは、どうやら、“あそこ”で「真実」を見たようですね。ルカさん?。
ルカ:教えていただきますよ、貴方のこと、この駅や商店街の事、あの世界の事、わかってますね?、がくぽさん!。
がくぽ:勿論、承知しているよ。いや、むしろ、私の方が“待っていた”よ。

二人は椅子に座って、じっくり話をする事にした。

***

たこルカ:あーっと!、良いところで私たちの出番!。
はちゅね:残念ながら、「真実」が証されるのは次の話です!。

ひゅーん、ボコ!、ひょーん、バコ!、なんたら百裂拳!、波動拳!、マシンガンパンチ!

たこルカ:いたた・・、やっぱりこうなっちゃったか・・・すまぬ。
はちゅね:いててて、まぁ、字数と区切りの事があるので、勘弁して~!。

たこルカ:遂に「真実」に気づいたルカさん、そして全てを教える気でいるがくぽさん!。
はちゅね:そして、尾行していたのは“誰ら”なのか?。

たこルカ&はちゅね:お楽しみに~!。

***

CAST

巡音ルカ(ルカ)&たこルカ:巡音ルカ
鏡音レン(レン):鏡音レン
鏡音リン(リン):鏡音リン
初音ミク(ミク)&はちゅねみく:初音ミク
咲音メイコ(メイコ):MEIKO
工藤カイト(カイト):KAITO
神威学歩(がくぽ):神威がくぽ

プリマ:PRIMA
アン:SWEET・ANN
ミリアム:MIRIAM
アル:BIG・AL
ローラ:LOLA
レオン:LEON

更新は相変わらずゆっくり目ですが、安定してきました。

基本、テキストでのボカロ小説で活動してます。今は、

『Dear My Friends! 2期』
(最近は"ディアフレ!"って略記することが多いです)

を連載投稿してます。

たまにイラストも投稿してます。

コンテンツの利用に関しましては、事前事後問わず、コメントにてお願いしますね。

投稿告知などは、twitterでやってます。

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作品へのコメント4

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    ご意見・感想

    hata_hata様、nonta様、nai☆様、そしてご閲覧頂いている皆さん、こんにちは!。

    さて、今、まさに、次の第5話の最後を書いているところです。もう少しでこちらにアップ出来る段階になっているので、もうちょっとお待ちくださいませ。

    そして今回のレス、まとめてで申し訳ないです。でもピックアップだけ。

    > これはまた良いところで~www 

    ごめんです~。でもその分、次の話は充実させますので、第5話をお楽しみに!。

    > 読み終えるのが、アッという間に感じられました。

    有り難う御座います!。嬉しいです!、本当に!。ちょっと良い所過ぎで切ってしまったので、もうちょっとお待ちくださいませ。

    > まさかホントにRPGノリになるとはw

    今回の展開が、こういうRPG的になるのは、出来るだけ隠してました。研究所は違ったノリだったので、まさに”ホントに”って感じですよね。私もそう思います。ということでRPG的なわけなので、そういうゲームのノリで、以降のお話をご閲覧頂ければ幸いです~。

    というか、”お約束のノリ”かもしれませんけど・・・。

    では、ご閲覧、コメント、有り難う御座います!

    2009/02/22 14:44:53 From  enarin

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    ご意見・感想

    おぉ! まさかホントにRPGノリになるとはw
    そして謎の尾行者。ビジュアル的には黒づくめサングラスで、丸とノッポの凸凹コンビなイメージがありますが、さて…。
    んで、証拠隠滅はマジックかいw きっと水性マジック使って、雨の後元に戻っている…なんて、ドジっ子だったりして。
    しかし、RPGでキーワード確認に戻っても消えていることがあるけど、尾行者さんの地道な努力の賜物だったんですね。
    モニターのニュースって…、えっ?えっ?え~っ!?
    キツいフランジャーを掛けたかのような、うにょ~んと歪んでいく不思議な感覚いいですね~^^
    謎に気付いて逆に大根乱妖精(大混乱時に大根持って踊り乱れる妖精…って古っ)出現!  もう何がなんだかw
    そして、キーマンがくぽさん。このお方、なんだかいつも謎めいたオーラをぷんぷんさせているんですが(^_^;)
    こうなったらもう、ルカさん、全ての謎を暴くのだ! じっちゃんの名にかけて!! (って、そのセリフ別の話!

    2009/02/22 13:46:40 From  nai☆

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    ご意見・感想

    この展開は、すごく好奇心をそそられます!
    読み終えるのが、アッという間に感じられました。
    早く先を知りたいです♪

    2009/02/22 12:03:25 From  nonta

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    ご意見・感想

    こんばんはー!

    これはまた良いところで~www や、面白かったです!

    とうとう商店街の謎が動き出しましたね~。
    奇妙な一致を見せる名前。不可思議なニュース。尾行者と
    妖しげなキーワードから辿り着いた「刀剣屋 神威」
    何が現実で何が虚構なのか!う~~ん、次回が待ち遠しすぎる!

    商店街の秘密を暴く為に、我らがルカさん、ガンバ~!!!

    ではでは~ノシ

    2009/02/22 03:02:28 From  hata_hata

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