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天使を探してる(伴奏付けて見た)

umimoo

umimoo

アカペラじゃやっぱ寂しいので、「MIXTURE無償版」を使って、伴奏付けてみた。
だが、コードを知らないので、適当に当てはめて聞いてみるを繰り返した為、聞き苦しいかも…

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その、あまりに豪快なこけっぷりに、思わず感心してしまった。

「大丈夫?」
「あ、大丈夫です。ありがとう」
「立てる?」
「あ、平気です。私、よく転んじゃうんです」
少女のその言葉を裏付けるように、擦りむいた膝には既に絆創膏の先客が居た。

「どうもありがとう。」
軽くお辞儀をして、彼女はまた歩き出した。
「ぶっ!!」
歩き出した彼女の姿を見て、思わず吹き出してしまった。
全く足元を見ていない。と言うか、前すら見ていない。
その視線は、一直線に空に注がれていた。これでは転んで当然である。

「ちょっと、ちゃんと足元みて歩かないと!!」
「あ、はい…」
「何か探してるの?」
「はい。てん…」
言いかけて、彼女は悲しそうな顔をして俯いてしまった。

「てん???」
再び問いかけてみたが、返事が無い。
「てん」で始まる、子供が探しそうなものを考えてみたが、何も思いつかなかった。
暫くの沈黙の後、
「友達は、みんなそんなの居ないって笑うんです…」
消え入りそうな小さな声で言いながら、おずおずと、それまで握り締めていた拳を開いた。

掌には、1枚の白い羽根が乗っていた。
彼女がずっと握り締めていたにもかかわらず、その形は全く崩れていない。
鳥の羽根かと思ったが、何かが違う。その羽根自体が1つの生き物で、
まるで意識を持っているかのように彼女の掌で揺れていた。
一点の曇りも無い眩いばかりの白さは、「今まで自分が「白」だと思っていた色は何だったんだ?」
と思わせる程であった。

思わず、息を飲んだ。
「これは…鳥の羽根じゃないよね…かと言って、作り物とも思えない…」
彼女の表情が、少し明るくなった気がした。
先程までと違い、真っ直ぐな瞳と小さいながら力強い声で、彼女は言った。


「私、天使を探してる」

  • umimoo

    umimoo

    その他

    とりあえず、ソフトの力を借りてなんとか伴奏入れてみました。
    アカペラの時より、歌が下手に聞こえるような気もしますが…(汗汗汗)

    2008/01/22 21:54:56

  • ymr

    ymr

    ご意見・ご感想

    詞の世界観やサブストーリーが素敵ですね。
    前回はでしゃばってピアノを入れてしまいましたので、今回は控えます。コーラスをいれてみてはいかがでしょうか?四部合唱させたり。あとパーカッションもあるといいかも。

    2008/01/20 17:31:09