とおりゃんせ
Lyrics:大鎌@紅月瑠奈
Music/Arrange/Vocaloid:小林蓮佐
1
【A】
どこかから紛れた 花びら
黄色い線の前で 無常にも
みすぼらしい 服着て
目と目が合う その刹那
【S】
天真爛漫御堂筋 明日もきっと
とおりゃんせ 嗚呼
この世はなんと 醜きかな
降りた遮断機 奇跡感じること無かれ
2
【A】
連なるビル郡に 青空
レールの少し傍で 偶然にも
禍々しい 瞳に
少し希望 触れられた
【B】
崩れた牡丹よ 君は今
今何処で 何を見るか
月見酒に 酔いしれた
舞った恋心 電車の中
【S】
雲心月性金糸雲 百年経っても
とおりゃんせ、嗚呼
浮世はなんて 滑稽なの
忘れられた 現実に引き戻してく
3
【B】
慈しむ夢 君は今
僕を見て 何を思う?
線路の向こう 笑っている
縛られる僕 ベンチの上
【S】
天真爛漫君の顔 来世はきっと
とおりゃんせ、ああ
走る電車に 鳴る金属音
上がる遮断機 動けない体は、嗚呼―――
雲心月性蜃気楼 僕等はずっと
とおりゃんせ、もう
君が居れば 悪くも無い
止まった時間で 悼まれる僕等は、嗚呼―――。