歌詞・カードジャケット作品

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【初音ミク】無始の無私の夢死の蟲【オリジナル】

くれんてすとねんてす

くれんてすとねんてす

途中で入ってくるドラムとピアノ以外
演奏も全てミクさんの声です。

---Title.---song by 初音ミク---------

 無始の無私の夢死の蟲

  作詞作曲:くれんてすとねんてす
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熱き陽の光で
焼け付くのは人の児等
生まれた時から
罪の罰で死に向かう定めよ

生まれさせられた君も
生ませた君にも、何も罪は無いの
その罪は産んだ私の躯の中

 ただ産みたいが為の欲で
 苦しませた事を泣き
 ただ生みたいが為に
 窒息すら受け入れてきたわ
 例えこの身が肥え続け
 空中分解しようとも
 爆ぜた身から生まれ出た
 命こそが生んだ悦び
 腹の中のあの日に似た
 美しくも儚い君
 生きる事は
 ただ苦しいだけだと
 悲しむのならば
 生きる事を強いた
 この罪深き雌を恨みにし
 生まれた我に罪は無い、と
 ただそれを知って欲しいよ

いつまでも君の傍で生きていたい
永遠に時の流れの無い夢の中
あのね、もうこの命は死んでるのに
死んでる振りして
時代錯誤で生きる屍骸

月影の闇には
悪魔が棲むと言われる
甘い言葉に誘われ
魔鏡に堕ちていく私

陽の正しさに隠され
君の声は奪われた
社会通念の罪は
妄信の生んだ差別でも

 【アナクロニズム】

死んでいます、と言う
『私』は誰なのかしら?
それは『私』の声で
『私』の物真似してる
聞き手、読み手、君こそ『私』だ。

 永久に愛する為
 愛したまま頭を取り
 反射による反復で
 『愛してる』と律動した
 快楽の上にある愛など
 汚物だと言うけれど
 しかし、愛は快楽それで
 幸福を実現する
 快楽を感じて出来た命こそ
 愛の幸福だ-------------------

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