歌詞設定作品

【A】
どうにも暑い日々に 浮き立つ蜃気楼の様
寂しさ 愛しさを 詰め込んだ夜の後
【B】
唇から胃の底まで おまえで満たしていた
“ 愛がいつもうつくしい ” など
誰かが決めたことでしかないのだと
おまえは言い
口付けてあやして盲、眩暈
当の思いは昏迷極めて...

然れど、おまえに叙情詩を【※】

ふぎ

ふぎ

「道を云はず 後を思はず 名を問はず ここに恋ひ恋ふ 君と我と見る」
といったところでしょうか。
考えてみると、「寄す処に見る夢」での「やわはだに触れて赤くなる」という表現も、与謝野晶子の短歌に影響された言葉ですね。

動的な愛を表現してみました。激情を、丸出しに。

タイトルは、「然れど、おまえに叙情詩を」。
「然れど 燃えているか」の歌詞が一番初めに浮かんだことと、当初は小説に似た歌詞に仕立てたかったことから、このようなタイトルが浮かびました。
言いたいこと(タイトル)を、単語などの一言で言いきれないところが、この歌詞らしいかなとも思います。

私としてはイメージはあるのですが、これが、
真摯に愛を求める姿でも、綻び始めた恋人たちの姿でも、あるいは背徳の姿でも、なんだっていいんだと思っています。どう映るのだろうという興味もありつつ。

※11/10 ひらがなのミスを発見したので更新しました。歌詞の変更はないです。