仄か
ゆらゆら漂うのは幼さの影
温かい寝床の中で腐りかけてる
遊び場へ呼ぶ声も聞かないフリして
みんなの心の奥を覗いたつもりでいた
気づけば誰もいない
閉めきった窓にこぼして
眠りにつけば全て
麻酔をかけられる
未来は泡のように浮かんで沈む
繰り返す世界の渦が口を開けてる
やり直す事は恐らく出来ずに
みんなの白い視線を逃れ続けてくため
誰かの声に怯え
おどけては道化演じて
声なき助け叫ぶ
聞こえるはずも無い
今まで何も頼らず生きてきたから
教えてくれ
光る事無いこの命の終え方を
それでも夜は明ける
冷えきった心濡らして
変わらぬ日々を紡ぐ
若さの残り火と
気づけば誰もいない
閉めきった窓に叫んで
眠りにつけば全て
麻酔をかけられる