作品一覧
その他
オンガク
昏い水の底 沈められた過去の時の骨 泥を舐める命が今 清流(せせらぎ)と触れ合った どれほどの業と塵芥の輪廻 蕾は雫に濡れて打ち震える 月も無き夜に開くは 淡い星色の花弁 あなたのすべてが欲しい 闇を殺し光を裂いて 生まれ落ちる十二の罪 枯れ果てるその末期が 運命なら どうかその時まで 教えて...
サファイア・ロータス
IO
――――サファイアの宝石言葉・・・「誠実・真実・慈愛」など。持ち主が不実を働くと、その輝きは失われてしまうという。 植物園の青い蓮に感動して作ったのにどうしてこうなった。 「エフェメロワルツ」に準ずる歪んだ愛情の歌。なんというか、相手に尽くしすぎてその結果おかしくなってしまった人の愛。「エフェメロ~」のイメージが赤なら、この詩のイメージは青、そして深い闇です。
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