未来音色 / 初音ミク
彼女は、俯く僕の手を取って一緒に走り出してくれた。
『未来音色』
作詞作曲 : ニア
ずっと、どこまでも続いていく地平線の向こう側へ
私と一緒に描く未来図
アルバムの隅
ひとつ零れた思い出の欠片を探す毎日
かけがえのないものだけが
心を照らしてくれるはずと
信じていた昨日までとは違って見える景色に
ずっと、どこまでも続いていく地平線の向こう側
ここにいたって何も変わらない日々で
君がいないと歌えない
私に歌わせてほしい
きっと未来は輝くから
変わることのない毎日の中
モノクロの世界に見える感情論に
難しい名前を付けて音を奏でていくのを止めた
悲しそうな顔を見たくなくて
ぎゅっと、この手を握った
乾いた風が纏う音が君の心を壊して
そこに残った欠片を踏みつけ歩く
下を向いて進む君
そんな姿は見たくない
私が照らす方に進もう
かけがえのないものだけ集めたら
いつか全て崩れそうだから
少し置いていこう
伸びる影に気付いたときに
暗闇はすぐそこで
一人で走り出しても飲み込まれる
私が手を引いてあげる
君の未来を照らしていく
もう大丈夫
君がくれるこのメロディに色を付け届けていく
この世界に虹を架ける魔法になる
失くした欠片よりもっと大切な宝物たち
新しいページを描こう
私と一緒に創っていく未来
