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僕らの在処/巡音ルカ

poe_

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目を閉じて傍にいて
僕だけのものになってよ
抱きしめて離せなくなればよかった

願いはとっくに消えて それでも疼く痛みは
鋭く貫いたダガーを引き抜けば終わる

坂道かと思えば いつの間にか下り坂で
知らず知らずに落ちて行く
身体をどうしようもないままに

あぁ今 君の事 考えていたんだよ
どうしても歪んでしまう曲線を
つたない指でなぞるような
僕らの過ごした日々

目を閉じて傍にいて 僕だけのものになってよ
抱きしめて離せないほどに心掴まれていた
泣き出した空の中 僕らだけが立ち尽くしている
風のように浮かぶ雲のように 不確かに

直列に並んだ日々の 何処をとっても同じに見える
繋いでいった今日はもう 繋ぎ止められない明日

あの日 君の事 疑ってしまったんだ
どうしても振り払えぬまま
それは重くのしかかっていって 全てを気付かせた

未完成な物語 続きはもう紡げないけど
あの季節も この想いも全て
今 永遠へと変わっていくよ

目を閉じて傍にいる 僕だけのものになったね
抱きしめて 離せないほどに今一つになれた筈だから
泣き出した空の中 僕らだけがそっと消えてく
風のように 浮かぶ雲のように 不確かに
けど確かにそこに在った


Written by Poe