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雲の彼方

夢永美朱

夢永美朱

空に浮かぶ雲、でもその雲の上には何があるのだろうか?
そして、大好きだった人がその雲の彼方へと旅立ってしまい、少女に残されたのは寂しさと切なさだけだった。
そんな少女の「会いたい」という気持ちを切ない系アップテンポのナンバーに塗り込めた。
9ヶ月ぶりのIAソロオリジナル2作目。

【歌詞】
空の話を何時もした
私と君との日々が
ずっと続くと信じてた
でもそれは崩れていく

もう君は此処にはいない
それでもまだ会いたくて
雲を見下ろすあの場所に
行きたくても行けない

この右手を伸ばした
手が届くかなと
何時か雲の彼方へ
行けたらいいなと思った

遠い彼方に見える
地平線、沈む太陽
それを眺めて
胸に手を当てたの
悲しくて

     *

昼下がりの丘の上で
君のことだけを想い
想い出の街を見下ろす
でも昨日より暗い

今日の空は一面
雲に覆われた
雲の上はそれでも
光に満ちているのかな

降頻る雨
傘も差さないで立ち尽くしてた
君に会えない
雨に打たれながら
泣いていた

   *   *

目を開いたら
見慣れない場所に
此処は何処なの
私の下に
雲は海のように広がっている

君に会いたい
そう望んだ場所
それが此処なの
私の足は君を捜す為に
歩き出す