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With your step

The Father As A Service

The Father As A Service

4月なので、個人的に感じる出会いと別れについて曲を描いてみました。
別れって結局本人がそう思うかどうかみたいなところもあると思うんですよね。

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歌詞



10年前に交わった指先
あなたからきみになるその隙間に
冷たい熱量が居座る
まるで僕を離さぬように

目を閉じて見える輝き
あなたは見たことがないかもしれない
言葉では消えるディテール
その隙間に潜んでいる

テセウスの船に乗ってたどり着いたデューン
見知らぬ子守唄をもって一歩踏み出す

そう、あなたのステップがひるがえして見えた白のコンバースが
日が落ちた天に刺した光点のように目を奪う
たしかにふれたあなたの手が救えない嘘の思い出を
かすかにいぶして手を剥がす

吸って言葉を吐く
あなた揺らす鼓膜
届くことはばかる
夢想もいつか終わる
琥珀の中の蚊
いつか生まれ変わる
そのためkids in the park
依存ない僕らはもう
歩みを探して明日を目指そう

聖母の名前を呼ばせて
青い薔薇のような夜の
我が道をゆく単調な悲哀の涙
粉砕して世界の明日
その日に夢射したような
クロックワイズマジックの孤独も

もう、あなたの手の平を返して見せたフラッシュの残像が
鮮やかさをなくした花火のように消えてしまう
かすかに見えたあなたの目から逸らした僕の恋も置いていく

そう、あなたのステップで翻してみえた白のコンバースが
輝いた天に刺した光点のように目を奪う
確かに触れたあなたの手が救えなかった思い出を
この手で燃やして空に放つ