VOCALOIDの可能性---音楽文化革命へ

投稿日:2015/07/15 20:59:38 | 文字数:1,431文字 | 閲覧数:3,131 | カテゴリ:その他

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VOCALOIDは、もはや単なる流行ではありません。音楽文化革命へと連なる可能性を秘めているのです。

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一部のプロだけでなく、たくさんの人がスポーツやお絵かきを楽しんでいます。同じく、作曲も、もはや特別な人のみのものではなく、一般の人々が楽しめるようになっているのです。

1.コード進行をまず作成する方法により、特にお気に入りの曲もない、初心者が、想像以上に簡単に(それこそ目からうろこが落ちるぐらいに)初歩的なポピュラー音楽の作曲が始められる。
書籍 「裏口からの作曲入門」参照のこと)
http://www.amazon.co.jp/dp/4777512339?tag=acertashadein-22&camp=243&creative=1615&linkCode=as1&creativeASIN=4 

2.上記の方法は、ポピュラー音楽である限り、世界共通である。世界中の初心者にDTMでの作曲の可能性が開かれている。

3.コンピューターで思い通りの音を出せるので、絶対音感も、楽器を引くスキルなしでも作曲できる。

4.日本のアニメ表現は世界中で受け入れられているので、仮想の人物に声をあてはめた、この「キャラクターボーカルシリーズ」のやり方が、世界中で受け入れられる可能性が高い

5.すでに動画投稿サイトが普及している

6.「初音ミク」、VOCALOID等のキーワードを使うことにより、膨大なネット上の音楽情報から、目当ての曲を簡単に検索できるようになった。

7.以上の結果、世界中の膨大な人を作曲に新規参加させ、世界中の膨大な人がVOCALOIDによる作曲と交流を楽しみ、ひいては世界の多数の一般の人/社会の音楽文化を一変させる可能性が秘められている

8.そのため、歌の主題も、今まで恋愛など、一部のジャンルに偏りがちだったものが、合法的な限りで、あらゆる種類の主題の作品が多数制作されるようになることが期待できる。
(「あらゆる種類の主題」を表すために、本の分類コードを参照しています)
http://www.jaicaf.or.jp/catego.htm

9.VOCALOIDキャラの織り成す歌やストーリーは、あのディズニーのように、基本的に"Never ending stories"である。ネット上の世界中の人々が作成に携わり続けるので、最終回を迎えることはない。

10.最後に、現在のVOCALOID「初音ミク」現象とは、世界で最初に大規模になることに成功した音楽/映像分野のWEB2.0なのであり、文化的意義が大きいこと (WEB2.0の定義については書籍「ウェブ進化論」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4480062858/ref=cm_cr_pr_product_top
を参照。以下はその引用。
「不特定多数の良質な部分にテクノロジーを組み合わせることで、その混沌をいい方向へ変えていけるはず」(表紙カバー)
「ネット上の不特定多数の人々(や企業)を、受動的なサービス享受者ではなく能動的な表現者と認めて積極的に巻き込んでいく」(P120)
「誰もが自由に、別に誰かの許可を得なくても、あるサービスの発展や、ひいてはウェブ全体の発展に参加できる構造。それがWeb2.0の本質である。」(P120)

そう遠くない将来、オリジナル曲投稿による、「VOCALOID WORLD COMMUNICATION」がネット上で開催されるようになればいいなあ、と期待しております。(^_^)

2007年末に、ふとしたことから知ったVOCALOID、およびDTM環境の大いなる※いろいろな可能性に魅せられ、作曲を基礎から勉強し、初音ミク用に作詞作曲を開始。そして、皆さんの仲間に加わることといたしました。 (※ 「いろいろな可能性」について具体的には下記参照のこと)
http://piapro.jp/content/tgiq5zvxti1fye5g

作詞に苦労しないように、知っている語彙が多い、私の趣味のガーデニング分野を中心に曲を作り、ブログに載せています。
https://shadegardensaitama.seesaa.net/
よろしければこちらもご覧ください。Twitter ID @takaokatoshiya

私の歌のPVを以下のサイトに投稿しています。
イラストをありがとうございました。  m(__)m

youtube https://www.youtube.com/user/takaokatoshiya/videos?flow=grid&view=0&sort=p

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作品へのコメント7

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    ご意見・感想

    こんにちは。YouTubeのどんなボカロのコメント欄でも、しっかり感想を書いていて、どこにでもいるなあと思い、気になって仕方がなかったので調べていたらここに行き着きました。
    わたしも同じくボカロには無限の可能性があると思っていますし、ボカロを愛しています。
    今、学生の身なのですが、将来いつかボカロを作ってみたいなと思っています。
    YouTubeで、どんなに埋もれてしまっているボカロでも、あなたが何年も感想を書いているのをみて、いつも感銘を受けます。心から尊敬したいと思います。

    2020/10/14 03:06:29 From  reocat81

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    使わせてもらいました

    このコラム、なんくいらぢお第8回でも紹介させて頂きました。
    http://nannkui-radio.seesaa.net/article/406978823.html

    2014/10/12 12:35:28 From  なんくい

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    コメントのお返し

    なんくいさん、こんばんは。私の返答が遅くなりましして申し訳ございませんが、「なんくいらぢお」でも、私の考えをご紹介いただき、まことにありがとうございました。
    来年、2015年もよろしくお願いいたします。  (^^♪

    2014/12/31 21:29:31 takaokatoshiya

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    ご意見・感想

    読ませていただきました。おっしゃる通り、曲を作る敷居が低くなっていろんな人が参入できるようになって、それを用いた交流が広がれば「音楽文化革命」ですよね。

    ところで、ボカロによる音楽には、ここで書かれている可能性以上の潜在的な可能性を秘めていると私は考えています。詳細はいずれ自分のブログにでも書くつもりでいますが、piaproで行われているコラボなどは、音楽による交流の新しい可能性をもたらしうる、というのがそのあらましです。他にもあるのですが、要約するのが難しいです。「作り手/聞き手」の壁を壊す、と言ったらいいでしょうか。

    ステキな知的刺激をいただき、ありがとうございます。

    2014/03/23 13:04:23 From  なんくい

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    コメントのお返し

    なんくいさん、こんにちは。私のコラムのご感想をいただき、ありがとうございました。  (^_^)/

    2014/03/23 14:52:17 takaokatoshiya

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    ご意見・感想

    音楽文化革命へ、読ませていただきました。「VOCALOID WORLD COMMUNICATION」
    ディズニーのような"Never ending stories"、わたしも参加したいです。アイデア次第でいろいろな曲が作れるようになったのは、非常にありがたいです。VOCALOID3でスペイン語もできるのはすごいですね。スペイン語の響きは独特の美しさがあると感じていましたが、わたしの語学力ではスペイン語は入力できないので、英語版に挑戦してみたいと思います。
    ボーカロイドの可能性について分かりやすく説明していただき、参考になりました。ありがとうございました。

    2013/08/27 07:36:37 From  まめしば侍

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    コメントのお返し

    豆柴侍さん、こんにちは。丁寧なコメント・ご感想をいただき、ありがとうございました。

    2013/08/27 13:16:59 takaokatoshiya

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