その扉を offvocal
穏やかな顔に似合わず
キミの心の戸は 固く閉じている
途方にくれたボクは ドアの前 しゃがみ込み その時を待っている
声が聞こえてくる
震える涙声
止め方が分からないから
無力さに 唇を噛む
キミのそばにいるよ いつの日にか 心の雨が止むと信じて
泣き疲れたあとで 目を覚ました時 孤独の波が キミを拐わぬように
ノックしても 声をかけても
何も変わらず 戸は閉じたまま
ボクがこうして ここにいることすら
キミは果たして 知っているのだろうか
ドアを壊してしまえば
キミに会えるだろうか
何か大切なものまで
壊してしまいそうで
明るく振る舞うけど また泣き出した 心のドアの向こうのキミ
為す術のないボクは 気付かぬふり 隠したいなら 今はそれに付き合うよ
いつかこの扉が 静かに開いて 心の雨も綺麗に上がって
初めて見るキミに 本当のキミに なんて言おうか その時を待っている