うつくしまふくしま みんなの故郷
あの未曽有の大震災から丁度半月が経ちました。これだけの被害、これだけの犠牲者、これだけの避難した人が出ている中でも復興という話も少しずつ聞かれ始めています。
しかし私が住む福島県は「原発事故」という非常に大きな荷物を抱え込んでしまいました。避難指示に屋内退避。でもその避難すらままならない。物資は届かない。野菜や牛乳は殆ど出荷停止。更にはごく一部の話だとは思いますが「行先が福島」というだけでタクシーからの乗車拒否、こんなことがまかり通っている現実は大変悲しいことです。福島県は40年にわたってあの原発から首都圏に電力を送り続けてきたのです。この電力は地元には全く供給されることなくリスクだけを背負ってきたのです。なのにこの仕打ちなのですか？
でもここ福島県と、我々福島県民は必ず蘇ります。現に私の住む郡山の大多数の人間は前向きになっています。福島には磐梯山や安達太良山などの美しい山々、猪苗代湖に代表される湖、あの原発がある浜通り地方は広い太平洋を望む風光明美な場所です。だからこそ、蘇らせなければならない。我々にだって復興する「権利」があるのです。
そんな気持ちを音楽屋の端くれとしてこんな曲にしてみました。福島県内で頑張ってる皆さん、県外に避難されている皆さん、そして今回の震災に関係のない地域にお住いの皆さんも是非お聴きくださいませ。
