「ニトグイ」
詞・曲:なす
マスタリング:偽り
歌:重音テト(UTAU)
男は兎を飼っていました
それはそれは小さな兎
男はとっても愛でていました
兎も甘えてなついてくっついた
そこへもう一羽兎が来ました
それはそれは繊(かよわ)い兎
男はうなずき手を出しました
兎を撫でては胸に抱き寄せた
前の兎は愛想つかされたと
黙ってどこかへ跳んでった
後の兎は私のせいかなと
泣いて わめいて 逃げ出した
あー
全部自分のせいなのに
全部自分が悪いのに
みんな勝手に泣いてった
みんな勝手に逃げてった
でもあっちの兎も好きだから
でもこっちの兎も好きだから
もう結局どっちも好きだから
二兎喰う者一兎も得なかった