赤信号と深海街(offvocal)
offvocal音源です。
音量が小さめだと思うので調節して使って頂けると幸いです。
歌詞
夜の傍の海の底
鯨の声信号機と電車の中で
忘れ物を取りに帰り
揺られてまた目を覚まして
改札警察の群れを抜けては
「じゃあね。」って笑った
さよなら
いつかここから覚めて切符も忘れて
次の列車を待ちながら
何もかもぐちゃぐちゃになってしまう
今だけって何度も繰り返すの
またね踏切の向こう側で窓の外を見てた
まわる星と動く空と開くドアを
横目で見て瞼を閉じる
トンネルの向こうに見えた景色の
中を通り過ぎた
雨の降る高架下
重なる雨雲
少し濡れた傘を閉じて
乗り継いだ快速が動き出すの
静かな列車の中で思い返した
まだ着く筈の無い駅を
目指して進んでいくだけ
気付かないような隅のコンビニで
色褪せた地図を見つけまた気付く
ぎこちないけれど手慣れたことだろ
思い出せたならその傘を閉じてさ
降りしきる雨に濡れながら行こう
閉じ込めた儘の走馬燈に火をつけて
嗚呼
雨の降る明日の日も
言葉の間で
少し思い出したことを書き綴った
さよならを言えてないよ
静かな列車の中で君を探した
もう着くはずのあの駅で会えたら
いつか此処から覚めて
君に会えずに
次が来ることが無いまま
何もかもバラバラになってしまう
いつか会えるなんて言わないでよ
終点に着いたこの列車から
見た海
君が居た場所
