蒼月まりかの投稿作品一覧
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ひらめく きらめく ときめく 世界の中は
ガラス張りの愛で守られてる
おかしな恋でしょうか
アルカリ性の夢の中で泳ぐのは 私 青い翼
緩やかにたゆたう意識の中で 昨日のこと想う
あなたには分からない痛みばかり
束ね続けていたのよ
幸せはそのそばにあるのだから
痺れだしたアストラル
ひらめく きらめく...★メタモルフォーゼでさよなら
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1
a
行く手を阻むのは赤い信号 いつもそこにある
何食わない顔で歩き続ける周りを眺めてた
b
するり 揺れる木枯らしが 君の手も引いて飛んでいくよ
ここに居場所はないのに 愚図る僕を笑うよに
s
ハリボテだらけのアウトサイダー
境界の外側で...アウトサイダー
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1A
駄菓子売の看板娘
花も蝶も君に咲く
しゃれたかんざし揺らしながら
羊羹おひとついかが
しゃなりしゃなり歩くのは嫌よ
裸足で遊んでたいわ
無邪気 陽気 不思議な酸味
君に惹かれて戸をくぐる
1B...★梅と金平糖
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Arcana
太陽に照らされて
隠れていた影が現れる
伸びてゆくその人は
変化自在のバケモノさ
優しくありたい僕と
少しだけ尖ったあなた
理解してほしい僕と
誤解されたくないあなた...arcana
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さざめく波の声
たたずむ僕の影
ねぇ 手探りの夢 沈黙の空
誰かが僕を呼んでいる
あの頃手を伸ばした煌めきが
こんなに近くにあるのに
めぐる争いと命の時間
集めたポスト作ってます
途切れた言葉も 昔話も
僕の寂しさ埋める手紙...★ノスタルジア
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蚊取り線香 (1/1)
1a
手のひらに赤い花が咲いた
ひとつふたつ増えていった
そのたびに痛む体じゃ
ちっとも目が覚めないよ
1b
「愛そう」と唱ってみたって
結局無害じゃないと守れないんでしょ
1s...★蚊取り線香
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1A
まどろみに染みこむ 起き抜けの幻覚
耳鳴りとめまいを混ぜ込んだ午前9時
甘いのは苦手よ 背伸びした舌先
ビターチョコ ウィンナーコーヒー
取り込んで 目を覚ませ
1B
恋患いの日々 届いたテレパシー
君を思い出せば 秒針は止まるよ
1A'...★インスタント・サイクロトロン
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僕らユータナジスト
証をどうか夢に変えないで
暗がりこそ僕を産む
遺したい表したい想いが
凌駕して最果てまで
どうしたって止められないユータナジー
1A
多面性を持つが故に
持て余した自意識
収束点も 解せないまま...★僕らユータナジスト
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途切れ途切れの雨には
哀しみが棲んでいる
分かり合えないから
交わらない二人
綺麗な笑顔で傘を差す
あなたから雨雫 薫るわ
わざと革靴を濡らして
凍えたい
苦し紛れの嘘など
手に取るようなのです...ペトリコール
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綾取りて舞う
酩酊 北の小夜 名無しの社には
花影に住み着く すみれ色の目尻
“あら迷い子や 遊んであげましょう”
妖しげに鳴る鈴の音
くんらりくらら 回る人を
釘付ける糸は 花蝶々
巡り巡る 現の事は
忘れてしまえばいい
かんからからり 弾む下駄音...★綾取りて舞う
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1A
ざくろの実 1つもぎ取ったなら
そこから先は君の秘密
恥じらって身にまとった理性を
ちぎってひらいてあげましょう
1B
目が覚めるような 甘ったるい笑み
溶けてしまいそうに 滲みだす果汁
1A'
ざくろの実 2つ拾い上げたら...★ざくろの食べ方
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1A
浮かない顔した真夜中の君に
ナイショの隠れ家 教えてあげるよ
1B
電子の(渦に
目覚める(水晶
溶けては(止まる
エリア(行くよ
1サビ
揺れ動くホログラム...★蒼鉛ダンスホール
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FLY
やまぬ雨 袖しぼり
暗い大地を夢に見た
指先にまだ残る
伝え損ねた本音
幾度となく涙をこぼそうとも
あなたは戻らぬ 世界は誰のために
あの日疎まれてでも「いかないで」といえたなら
今あなたは何を思う
何と闘っている...★FLY
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遥か彼方とおく
愛せぬ思いも記憶も抱えて
刹那泳ぎきれ 変わりたい君でいい
騒げ 節度なく
継ぎ接ぐ 過去の行間(すきま)に君がある
オリジン 踏み越えて いざ 吐き出せ
曰く、生には 恋と革命を
とかく焦がれて あれかこれか 彷徨う
剽窃繰り返して それでもなお
遥か彼方遠く...★NULL
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A
線路の下に夢を落として
回送電車の乗客は巡る
いつ降りるかも今日の予定も
知らないまま眠っている
B
飛び起きた先に何が待っていても誰も救ってはくれないし
飛び降りたあとに誰もそれを祝ってくれるものなどいないのだ
S
カンカンカン...回想電車
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【イラスト募集(再)】蚊取り線香 feat.リン 【〆切7/20】
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フィラエは語らない
頭サビ
口径60mm 僕だけのライフル
のぞき込んで探し物をしているよ
狙い撃て 星のつま先たぐり寄せて
いつの夜か飛んでみせる きっと
1A
夢か特異 未知のラボラトリ
遠く彼方 眩むストラトス
1B...★フィラエは語らない
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夜空に飛び込んで光る 逆さの街に棲むアスファルト辿る道
躊躇わず訪れた にわか雨に振られて
ミッドナイト逃避行を あのバイパスが罫線みたいね ぼやけたネオン街は いつもよりかちょっと優しかった
雨雫 羽織って まるで昨夜聞いたバラード見たいに 重い革靴履いて どこへいこうか?
湿る街の匂いをふと...雨を羽織って
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相応しくない言葉を 形にしながら
歪んだひらがなで 描いたファンタジー
「救われます」と君が云う
自由だなんてもったいぶって
羨望してたファストファッション
「なるべくしてなったのさ」と唱える
研ぎ澄ませた視線の刃で
暗がりも呑み込んでくれ
何者かどうかなんてさ
知りやしないのに...青を濁しながら
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イントロ
ビル街 シリウスも 霞む空の下で
それも酔狂と誰かが笑っている
括られたくもないが 名無しは寄る辺ない
遠く惰性混じり の奏
1a
足りぬ 何かを埋め立てるかのように
古い名作や歌を呑み込んでいた
言葉も意味がなけりゃ 石礫と違わない
いくら思い逢えど...リリス
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1A
銀で折られた あなたの鶴が
ツインベットで飛んでいる夢を見た
ねじれの位置で うそぶく私
哀には愛、と 焦げやすいホメオパシ
1B
欠乏した不幸せを 木曜の夜 届けて
合理的なエントロピー 今すぐ捲し立てて
1サビ
盲目も情操も本当は棄てたくないけれど...なべてトフィアーゼ
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薄氷(うすらい)の裏に 匿われた花
仄暗い中で 呼吸をしている
溶けかけてはまた泣き暮らし
躁鬱の木馬 揺らし続けているのだ
銀箔のようなささいな愁いも
烈火のもとなら愛せるだろうか
短い言葉に 言いくるめられて
探してた涙 なくしてしまった
さぁ 滑る
落下音 奏で...★氷輪のニゲラ
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舞う花の薫りを
今も覚えてますか
永久(とこしえ)を求めて
深緑しずみゆく
私には似合わないと笑いつつ
苔むす境内を見つめていた君
どうして春風は
こうも懐かしい
頬をなでたのは
後朝の咏(きぬぎぬのうた)...天鵞絨
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フロム・エヴェレット
1a
例えば私を右左に分けたら
どちらに名前をかけるか
想像してみて
例えばあなたを
脳と胸で分けたらどちらを愛すか
考えたりしてみる
1サビ
誰も彼も...フロム・エヴェレット
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海底のエリー
1a
知らぬ間に近づいた六月の声が
君を呼ぶ 手招くここへおいでと
ぬれそぼる黒髪 海に溶け込んだら
そこはもうただ黒 浸されてゆく どこまでも
1b
風を受けて笑う君はもういないよ、もういないの?
きっかけばかりが巻き戻る
光のないこの世界で君は歌う、そっと歌う...海底のエリー
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酸いも甘いも嗅ぎ分けて
あらかたの事はお手の物
でも君と 会い恋をして
ボクら天地一のお尋ね娘
知らない世が手招いて
踊れる恋歌も増えました
でも空に 帰らなくちゃと
涙の代わりに舞を披露目ます!(どうぞ!)
さよならさえ お手の物...天女散花
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1
a
煎じ飽きたセンスひとさじ
似たりよったり持ち寄って
当たり前の哀 水増して
何を伝えている
b
ひどい自惚れだ 悲劇も風刺画も出尽くした話
なのにペンをとる 僕なりを創れると
信じ込んでスナップナップ※...★アルチザンは憂う
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1a
嗚呼 滞りなく この日々は
厚みを増してく 良好なほど
いずれにせよもう 幕は下りたのだ
片割れごっこは おしまいにしよう
1b
今更 微睡んだユビキタス
なかったことにした
さようならも言わずに
去りとて 混じりけのない白...410
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涙の訳を風のせいにして歩いた
強がりを止めないでくれ
16の歩幅は昔より少し大きいけど
あなたの歩幅には追いつけないまま
訳もなく遠くに行きたかった
今ある場所さえおぼつかないのに
月明かり夜空の匂いを吸い込んで
ただ帰る ただ帰る
歌のカプセルに悲しさを詰め込めば
あなたはこの夜のこと思い出すか...★歌のカプセル
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hibernation girl (1/1)
寝ぼけまなこの正午を過ぎた
血色の悪い唇を結び
今日の努力がいつか
私を強くすると信じて
置いていかれるのはつらいけど
追いかけるのはこりごり
hibernation girl
私 まだ寝たりないわ
君のいない春は見たくない...★hibernation girl
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夢の跡 回り出すmemory
東から 夜が忍び寄る
どこに行けばいいかわからずに震えた手
言葉足らず 心余る 脳持て余す
fall into, fall into 深く 落ちてゆく
手を伸ばして 踏みとどまって
揺らぎ続ける弱さはさながらマリオネットだ
T-T-T-Take me down さらば ...Take me down
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「花火」
夏の夜 君にひかれて
最終の祭囃子
壊れた右イヤホンから
途切れた 音が鳴っている
ちらりちらり 別れの歌の
アウトロやけに 離れない
たった数秒 触れただけの
掌が燃えるようで
素直さの欠片みたい...花火
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A1
非とつ 雨上がり浮ついた視界
いつもどおりの日常 終わりの合図
B1
バックミラー、異常なし
S1
不たつ とにかくこの道を抜けなければ
誰かに急かされたわけではないのだけれど
A2
慣れた手つきでハンドル回したら...タクシードライバーの数え歌
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(Aメロ)
春の終わりを風に忍ばせて
今年も季節が巡ってく
青空を切り取るひこうき雲は
走り出す僕のスタートライン
(Bメロ)
知らない街 明るい夜は
一人ぼっちで 慣れないけど
(サビ)
叶えた夢を乗せた紙飛行機を...★紙飛行機の向こうへ
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1
Aメロ
放課後の河川敷に
二人自転車を止めて
ラムネを片手に話すだけ
しゅわり しゅわり 泡の音
きっと君は気づかない
震える声の訳さえ
ひどく無邪気にからかうから
勇気しぼんで消えてしまう...ビードロの告白