アモンの投稿作品一覧
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君はいつも本を開いて半分だけ目蓋を伏せる
あの子は前髪で眼を隠す でも君は短くしてる
紙パックのストローを咥えて澄ましてる
魔法の様に空々しく本音は本に隠してる
賢い君はどこか寂しそうなんだ
クールに立ちずまうも
実は少し弱くて
絵図には収まらないな君の世界
それが揺らいだファンタジア
馬鹿馬鹿しい...夕映ヱファンタジア
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此処に居る人達は変だ
見んな皆が寄生虫だ
今日はまともにやれたようだった
「馬鹿になりそう。」
君は違う訳が無いんだ
言葉達者な小声出した
凍えだすのは他人の方だって
気づけないのね
兎角 一人一人消えても
この先もいつまでも変化は無く...兎角、正確的不一致
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風が静かに流れる 独り 満月の夜
月曜日が来る前に私を連れ去ってよ
何処かへ
君は空を見ていつか言った
あの時は意味など解らなかったんだ
何の前触れもなくて
そして 君が何処か消えたあの夜
月曜日が来る前に私を連れ去ってよ
でも私の足元に広がる影は何だ
あの日あの時の君は何処で何をしていた...月曜日のUFO
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二人にとって 私にとって これこそが正解だ
3分半のメロディだって 奏でるよいつまでも
これで良かった 幸せだった
みんな みんな 幸せだった
それが悲しい
本当はそこには私がいたかもね
何度も考えて傷ついた
なんで今日部屋を散らかして
本音をまた閉じ込めて言えなくて
「少し、黙って。」...3分半ラブコメディ
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砂の速度はいつも退屈
足は冷たく動きは重く
髪は伸びてく 影も伸びてく
服は濡れてく ずっと待っている
遠く連なる塔 赤い灯に
声は渦の中消えた
もし君がひとつ目を亡くしてしまったとしても
傘を忘れた時も殻に籠ってしまってても
もうガラス越しに誰も映らなくなったけれど
いつか迎えに来てよ 雨は紫...アメムラサキ
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どうだい?Dear 自分
電車に揺られ
そうかい?Dear 自分
イヤホンで聴こえないか
なんだい?Dear自分
目を擦ってさ
どうだい? 今時分
ここらで自分語りとか
そりゃ 割と恵まれた椅子だろうけど
それに過剰に期待されてもねぇ そうだろう?...ポップンロール*サウンド
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疚しく咲き 狂ったように舞う桜
絵空事を殴ったように叫んだ
白の季節浚ったように終わらせた
誰も彼も嫌ったように散る桜
土を見ていた濁る僕の目は
汚れた意思も心も保った
まだ秘めた気持ちのようなものと
不埒は言わぬが花 知らぬが花
何もかもが狂ったように舞う桜
誰かの幸を吸って咲いて穢れた...枝折桜
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閑散と幸せな妄想を
簡単に片付けてしまえば
散々に持て余す時間を
坦々と笑う日々が きっと
優柔不断に声を出すか出さぬか迷うだけの僕が
単純普段のシャツに袖を通し足並み揃えた
温度のある身体が無い 心も無い 自分が無い
今 言えたら でもさ
下衆な僕の言葉にもう価値など無いだろう
そっと 消えるよ ...Lost half ;105
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言うならば「ありきたり」つまらない事さ
それでも良いなら最後までここに居て
悲しみの象徴を壊しに行くんだ
世界中が守るそれを壊しに行く
自由を手に(馬鹿は止めろ)
開放しろ(無駄な事)
なら暴れろ(迷惑だ)
銃を取れ
その行為は(自己満足だ)
甘えだけど(当たり前)...テロリスト
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舞えや 舞えや 恋秘め
舞われ 回れ 月夜の姫よ
雅ぶ明かり晒す舞姫
袖をふわりと花びらと舞う
詩を重ねる ひとつ ふたつと
水面は照らす傘と横顔
愁いは募る ひとつ ふたつと
惚れた 腫れた 跳ねた
またほら白拍子を刻み
仰ぎみる手は弧を描いて...エレクトロ舞姫
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そうゆうことで種を蒔いた
1,2,3回 種を蒔いた
反省せずに金も撒いた
1,2,3回 愚痴を吐いていた 嗚呼
そうゆうことで花が咲いた
1,2,3回 花が咲いた
半信半疑 腹を割いた
1,2,3回 誰の責任
壁の落書き以下の理屈
それで世話を焼いたつもりか...ミソギの手段
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ねぇ 黙って何処行くの
誰にも言わないの
ねぇ かまって遊んで
なんちゃって猫撫で声
ネオン瞬いた子守唄にはもう飽きた
毎日欲しくなるワガママなの
刺激を求めて尻尾を振ったの
これじゃまるで首輪を持たれた飼い猫
刺激を求めて指先が踊った
そうじゃないのに そこじゃないのに...cat collar
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少し目の冴えた午前1時
君との会話を思い出すの
何気ない事で嬉しくなる
そんな単純な私が居る
なんでなのあの時の君の
目線は違う誰かに向いて
ねぇ 誰を見てたの?
少し重い気持ち後ろ手に隠してる
悟られたら引かれちゃうかも知れないよね
「そんなつもり無いから」なんて素振りもしたの...ミセカケ、ホンネ、ジレンマ
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ファーレンハイトの0度の感度は
どうにもなんだか僕には冷たすぎたんだ
癒しを求めている それは誰の真似
当たり前の事を認めさせたくて
独善の正義を振りかざしたまで
描き殴る理想は傷物じゃなくて
カフカ 君は知ってるの
その意味を
何度も楽土を悪とも言うけど
どうにもこうにも彩度を見分けられなくて...カフカ
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88の音達が奏でるカラフルバイオリズムで
声が聴こえてる 目が冴える 歌に変わる
手ぶらで生まれた人達が
何かを与えたいという事が
愛だと云う
嫌われ者のエトピリカ
彼もまた空を見てた
それも88の音達が奏でるカラフルバイオリズムで
君と声を重ねて交わしたい気持ち
そして88の色達が描くミライからの...カラフルバイオリズム
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今日は雨だった 指が冷たかった
メガネが曇った 何も見えないよ
ほうら沈んだ 船は魚だった
頬杖ついてた 名前を教えて
零れ落ちては押し戻された場所にも
鳥が泳ぐ レンズ越しの気持ち
淡いブルーのボトルと沈めた手紙
流れだして 気付けばまたそこに在る
今日は晴れだった 外は晴れ渡った
水面は明るい ...メガネ越しの海は今日も雨
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Will you slowly fade away ?
君に黒信号が点された日から
AM8:00の目覚めすら遅くなった
「無理に迎えに来なくていい」と告げられても
暇を潰してから行くよ
「またね」と告げたよね
街中に君の居た名残を感じては
遣り残した事ばかり考えてさ
36度2分の僕の高くない熱に
生...シオンの花束と交差点
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1/2になって返らない波長が
待ち切れなくなって
追いかけるようになっていたんだ
ガラクタのエンジン火をつけ
成層圏を越えていくんだろう
今日も見えない地上の電波を探してる
テレパシス また アンテナ祈り
アストラル・リピート
インパルス また 探り続けて
卓上の地球まで...アストラル・リピート
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痛みを感じない 素晴らしい人間
不思議と辛くない 不思議と嬉しくない
心が傷物じゃ病気になります
お薬もらいます 気休めのカプセル
魔術師と名の付く誰だか僕に言う
君の中の痛みを消し去ってあげましょうか?
あぁ、これだった そう思う馬鹿な僕は知らなかった
そう錆付いた部分を綺麗にすれば良かったんだ
...ロボトミー迷心回廊
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ゆら ゆら ゆら
気持ちだけ揺れていた
ふら ふら ふら
濡れたままの心が未だ痛くて
(I'm going in search of lost smile.)
(Be make up for lost time.)
そのとき噛み合った時間に
小さな誤差を感じだした
僕らの好きだった言葉が
抽象的...EI&L
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傾いている標識の影
不幸な鳥が落ちて乾いた
手の届かない雲のラインは
僕らを超えるアーチを描いた
そして今 何度目かの夜がくるんだ
静かにほら耳元でささやく
騒ぎ出す世界中の悪意に飲まれるように
最後まで握った手が離せなくて
離れなくって
掻き分けた世界中のくだらない屑のように...NORの箱舟
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「1個の幸せに釣り合った10個の地獄を見る」
その法則でねじを巻き続け
壊れるまで続けた
ひとりで何をしてるの 振り向いても何も無いよ
いつまでも追われています
今日も昨日も明日もいます
眠いけど時間は廻る
手を引いて逃げてしまおうか
何にも無いけど
まぁいいか それはそれとしても...眠るまで逃避行
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そうして誰か困らせていたんだろう
「遊んだつもり」そんな理由なんだろう
鏡の中を巡る巡る
見つけたウサギそれを今...
あくまでお伽話のあどけなく
残酷だけに穢せない少女
誰かの想いだけに映る姿
消さないでいて消えないでいて
夢に堕ちるのは君と僕どちらだろう
君を守る為に配置した駒に...アリス