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Classic
Modern
  • ACUTE  4  ※2次創作 閲覧数:530
    2013/12/07
    14:01

    FLASHBACK3 before-side:A
     昼間よりも夜の方が賑わっているような、そんな繁華街の道に一人の少女が立っていた。
     背中に大きなリボンがあしらわれた漆黒のワンピースに、特徴的な長いツインテール。まだ幼さの面影が残るその少女には、色鮮やかなネオンと雑多な喧騒に包まれ始めた夜の繁華街は似合わない。

  • ACUTE  3  ※2次創作 閲覧数:568
    2013/12/07
    14:00

    FLASHBACK2 M-mix side:A
     雨に濡れながら、ミクは走っていた。
     雨が降るなどとは思っていなかったこともあり、傘など持ってきていなかったのだ。だが、彼女が走っているのは雨のせいだけではなかった。雨が降り出した頃、まだミクの目の前にいた男の姿を捜していたのだ。

  • ACUTE  2  ※2次創作 閲覧数:691
    2013/12/07
    13:59

    FLASHBACK1 K-mix side:A
     逃げ出してきてしまった。
     たまたま入ったビルの三階にあったバーで、適当に頼んだウイスキーのグラスを見つめながら、カイトはそう後悔した。

  • ACUTE  1  ※2次創作 閲覧数:1,188
    2013/12/07
    13:58

    THE PRESENT ≒ side:C
     凍えるほどの冷たい部屋に、三人の男女が立ちすくんでいた。
     それは深夜、ちょうど日の変わる時刻だった。“その”瞬間、まるで時が止まってしまったかのように三人の動きが止まる。部屋の中で動く物といえば、せいぜい時計の秒針くらいだろう。室内ではその時計の針だけが、正確に時を刻む音を響かせていた。部屋の外からは、ようやく小降りになりだした静かな雨音が、遠慮がちに室内に入り込んできている。

  • on stage 閲覧数:380
    2009/09/26
    23:53

     瞳を閉じる。
     心臓がバクバクなっている。
     ――本当に?

  • ロミオとシンデレラ 42 ※2次創作 閲覧数:393
    2013/12/07
    13:17

      10-3.
    [ごめんね。本当は、電話で話すべきじゃないってわかってるんだけど――時間がなくて]
    「そんな……そんなこと」

  • ロミオとシンデレラ 41 ※2次創作 閲覧数:356
    2013/12/07
    13:16

      10-2.
    「め……メグ?」
     学校帰りなんだろう。神崚高校の制服に学生鞄を持ったその友人は、いつもどおりの、よく通る元気な声で私の目の前に立っている。

  • ロミオとシンデレラ 40 ※2次創作 閲覧数:364
    2013/12/07
    13:15

      Tranquillo cantabile
      10-1.
     あれからどれくらい経ったのか、もう時間の感覚なんて無くなってしまっていた。

  • ロミオとシンデレラ 39 ※2次創作 閲覧数:375
    2013/12/07
    13:14

      Presto
      9.
     三人組がパトカーで連行されて、私と海斗さんも別のパトカーで警察署にやってきた。

  • ロミオとシンデレラ 38 ※2次創作 閲覧数:428
    2013/12/07
    13:13

      8-2.
     身体をベンチに抑えつけられ、口にハンカチを押し込められた。私は、逃げ出すことも悲鳴を上げることもできなかった。
    「おい、暴れてんじゃねーよ。もっと抑えろ。服が脱がせねー」

  • ロミオとシンデレラ 37 ※2次創作 閲覧数:328
    2013/12/07
    13:13

      Tempo primo
      8-1.
     また、逃げ出してしまった。

  • ロミオとシンデレラ 36 ※2次創作 閲覧数:326
    2013/12/07
    13:12

      7-3.
     初めてのデートは、ものすごく楽しかった。
     私は乾かした制服を着て、海斗さんと駅の近くのお店を見て回った。

  • ロミオとシンデレラ 35 ※2次創作 閲覧数:407
    2013/12/07
    13:11

      7-2.
     翌日。
     寝たのが遅い時間だったせいか、海斗さんが目を覚ましたのはもう十時を過ぎた頃だった。

  • ロミオとシンデレラ 34 ※2次創作 閲覧数:395
    2013/12/07
    13:11

      Moderato
      7-1.
     雨でずぶ濡れになった身体をシャワーで暖めて、私は海斗さんに貸してもらったジャージに腕を通す。

  • ロミオとシンデレラ 33 ※2次創作 閲覧数:363
    2013/12/07
    13:10

      6-6.
     海斗さんの家に着くころには、私は何があったのかをほとんど説明し終えていた。
     私のケータイの通話記録とメールの内容を全部調べられていたこと。パパとママが「海斗さんに会うな」と言ったこと。ママが海斗さんにあの電話をしたこと。

  • ロミオとシンデレラ 32 ※2次創作 閲覧数:314
    2013/12/07
    13:09

      6-5.
    「ちぇー。未来ちゃんにカイの情けない話を教えてあげようと思ったのに」
    「お前……な」

  • ロミオとシンデレラ 31 ※2次創作 閲覧数:287
    2013/12/07
    13:09

      6-4.
     コンコン。
     山崎研究室、と書かれたその扉を恐る恐るたたいてみる。もうすぐ夜中の一時になるような時間。本当なら、ここに来ちゃいけないに決まってる。

  • ロミオとシンデレラ 30 ※2次創作 閲覧数:305
    2013/12/07
    13:08

      6-3.
     真夜中。
     私は恐怖にかられて、当てもなく走った。

  • ロミオとシンデレラ 29 ※2次創作 閲覧数:285
    2013/12/07
    13:08

      6-2.
    「未来、おかえり」
     海斗さんと付き合い始めて一週間後の金曜日。家に帰っていつもどおりに「ただいま」ってつぶやいたら、今日は返事が返ってきた。

  • ロミオとシンデレラ 28 ※2次創作 閲覧数:267
    2013/12/07
    13:07

      Apassionato
      6-1.
     会える時間は短かったけれど、私はすごく幸せだった。

  • ロミオとシンデレラ 27 ※2次創作 閲覧数:299
    2013/12/07
    13:06

      5-7.
    「私、海斗さんが……好き、です」
     悩んで悩んで、どうしようもないくらいにつらくて、苦しくて。それでもやっと口にしたその言葉。

  • ロミオとシンデレラ 26 ※2次創作 閲覧数:262
    2013/12/07
    13:05

      5-6.
     不意に訪れる恐怖って、なかなか簡単には消え去ってくれない。
     ママにぬいぐるみをねだったときに怒られたのは、十年近くたった今でも、ちょっとしたトラウマになっている。

  • ロミオとシンデレラ 25 ※2次創作 閲覧数:280
    2013/12/07
    13:02

      5-5.
    「好きです」
     たった四文字のその言葉を伝えることがこんなにつらいだなんで、私は全然しらなかった。

  • ロミオとシンデレラ 24 ※2次創作 閲覧数:273
    2013/12/07
    13:01

      5-4.
     実は昨日、金曜日には海斗さんに会えなかった。
     学会は木曜日までで、海斗さんは帰ってきてたんだけど、海斗さんは一日中ぐっすり寝ていたらしい。

  • ロミオとシンデレラ 23 ※2次創作 閲覧数:277
    2013/12/07
    13:00

      5-3.
     翌々日、土曜日。
     パパとママが仕事に出かけてから、私は鏡の前で悪戦苦闘中だった。

  • ロミオとシンデレラ 22 ※2次創作 閲覧数:259
    2013/12/07
    12:59

      5-2.
     海斗さんから連絡がきたのは、木曜日の昼休みになった直後のことだった。
     今日は確か学会二日目で、海斗さんの研究室の発表は終わってるはずの時間だった。

  • ロミオとシンデレラ 21 ※2次創作 閲覧数:288
    2013/12/07
    12:58

      Espressivo
      5-1.
     海斗さんがいない二日間は、思ってた以上につらかった。

  • ロミオとシンデレラ 20 ※2次創作 閲覧数:282
    2013/12/07
    12:57

      4-4.
     翌朝。
     まだ寝ぼけている愛をベッドに残してリビングに入ると、むせ返るような甘いにおいがした。

  • ロミオとシンデレラ 19 ※2次創作 閲覧数:269
    2013/12/07
    12:57

      4-3.
     結局、愛が乱入してきたせいで海斗さんに「好き」と伝えられなかった。
     塾は十分遅刻してしまったし、しかも愛は塾が終わってからも一緒に帰ると言って、しっかりと家までついてきた……というか、まだいる。

  • ロミオとシンデレラ 18 ※2次創作 閲覧数:276
    2013/12/07
    12:56

      4-2.
    「へぇ、そんなことがあったんだ?」
    「わ、笑い事じゃなかったんですよ!」

  • ロミオとシンデレラ 17 ※2次創作 閲覧数:304
    2013/12/07
    12:55

      Meno mosso
      4-1.
     翌日。

  • ロミオとシンデレラ 16 ※2次創作 閲覧数:403
    2013/12/07
    12:54

      3-6.
    「や、ごめん。待たせちゃったね」
    「ひゃっ」

  • ロミオとシンデレラ 15 ※2次創作 閲覧数:387
    2013/12/07
    12:54

      3-5.
     ちょっと早く着きすぎたから、私は図書館で時間をつぶすことにした。
     海斗さんからのメールによると、実験の最中だからあと一時間は手が離せないらしい。

  • ロミオとシンデレラ 14 ※2次創作 閲覧数:326
    2013/12/07
    12:53

      3-4.
     神崚高校までは、いつも登校するときと変わらない。でも、学校に近付く度に、心臓のドキドキは激しくなっていった。
     制服じゃないからっていうのもあるかもしれない。私服で行くっていうのはなんだが慣れないけれど、だからって制服でいくのは、それはそれで恥ずかしい気がする。

  • ロミオとシンデレラ 13 ※2次創作 閲覧数:294
    2013/12/07
    12:52

      3-3.
     翌朝、私はあくびを噛み殺しながら、お弁当を作っていた。
     学園祭の翌日ということもあり、学校は休みだ。しかも、学園祭は日曜日だったから今日は月曜日。平日だから、塾も夕方からしかない。作ってるお弁当はパパとママの分。それと、パパとママには内緒だけど、実は海斗さんの分もある。

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