ACUTE 1 ※2次創作 |
閲覧数:1,188 2013/12/07 13:58
|
THE PRESENT ≒ side:C
凍えるほどの冷たい部屋に、三人の男女が立ちすくんでいた。
それは深夜、ちょうど日の変わる時刻だった。“その”瞬間、まるで時が止まってしまったかのように三人の動きが止まる。部屋の中で動く物といえば、せいぜい時計の秒針くらいだろう。室内ではその時計の針だけが、正確に時を刻む音を響かせていた。部屋の外からは、ようやく小降りになりだした静かな雨音が、遠慮がちに室内に入り込んできている。
|