ある調味料の投稿作品一覧
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ふたつに分かれた足音 吐き捨てた意地尽くに
ふるわぬ時針に 巻き込む肢体
裂けぬ指先から 聞き捨ての看取り
こぼれた意味 繰り返す罅
巻きつけた白無垢に 届かぬ爪痕
綴じ込む悟り 進まぬ磁針は
言いつけの通り 知らぬ後先から
繰り返す栞...背に咳き/カゼヒキ-錠剤-&ゲキヤク-錠剤-
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ぱらぱらふれるまたたきのは
ずっと とどかぬひと
つげるきびたきはまちのなか
それは ゆめのなか? それからゆれる羽撃きの座
うだるような そっと 覗き見えた
あつさとたいかにち ぼくは端敵(はがたき)にあらずとも
つらつらながるせせなぎのよ それは 昼日中
いっと した...【浮遊レイ&白音つくね】氛々囘々【オリジナル曲】
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僕の小圧面(こべしみ)は 逸れた 手(た)
君の意に凍み て 他(た) 到(いた)
獏(ばく)の落忌(おとしみ)を 蔦伝え 截(た)
欲しむことなし 叩いた 君の朝(あした)
誰(た) 為?(た) 咫(あた)
...【彩音ゆめ&彩音うつつ】葦に残渣【オリジナル曲】
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愛なんだと言った?
誰が言った?
これはみじめで杜撰で
おろかなぼくときみのため
とうに過ぎ去った 日を待った 殊更 今更 気づいた?
これはけじめで苦惨で きみを刺した 刺したの...【根音ネネ&滲音かこい】鉸釘徒論【オリジナル曲】
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兎角昨今の燈(ひ)は明すぎて
秘すべき事も出来ぬ
咯々(おめおめ)届かぬ想いを 足掻く蓋然の死は近すぎて
抱えてはきっと戦も出来ぬ 退(しりぞ)くだに出来ぬ
潜(かず)く酩酊の意は脆すぎて
...【空唄カナタ&梟音キリィ】緑青追記【オリジナル曲】
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「さて ぼくはといえば
恥ずかしい次第で
ここがどこだかもわからないのでした!」
ああ ぼくらといえば それからの終夜(よもすがら)
難しいお題で ぼくは 幾許(ここら)なる獏の真似事から
きみの顔すらも思い出せないな ふたふさ みふさ
...【飛届???&想送アラマシ】トロイオンスの木蠹蛾【オリジナル曲】
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まだ徒渡(かちわた)りも咫(あた)
至る道はもう直面(ひたおもて)
ね みて いて たたいて まだ差し当たりは端(はた)
ほら まだ ここにあるでしょ 祟る百足は俄仕立て
然(さ)ば綱渡りもただ あ ちが うよ きみ ねえ
浸る足には天の逆手(さかて) ほら ほら いたくない
も ...【彩音ゆめ&彩音うつつ】うきなずき【オリジナル曲】
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いつから 歩いていた
音のないこの通路を
綴る意味など知らないで
列から 抜け出してた
甘い誘いにつられて
雁字搦めの僕たちは
浮かんだ 涙と
明日と 足音
「直ぐ隣ですら見えぬなら、僕はどうすればいいの?」
それから いま 進んでく海底船...【雨歌エル&松田っぽいよ】朝霞に烟るミヨゾティ【オリジナル曲】
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ああ そう まだ 足りないようならば
注いで填(あ)しましょう
ぼくらは もう 要らないようだから
剥いで伏せたのさ
丁度旧痾に落ちたようならば
抜いて継ぎましょう
ぼくらは もう 知らないようだから
掃いて捨てたのさ
それはいつの話?
いつか枕を濡らした日...【蛇杖トウワタ】オピストコンタ【オリジナル曲】
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さあ ゆうべの話は忘れよう 縋る糸揺蕩う祈り 点す灯はひとつばかり
ねえ なんにも教えちゃいけないよ ああ 瞳揺らす眦に縫い留める親指先
まあ ふたりひとり あとひとり そう 僕の残した爪痕と
と 僕と君のその向こう ...【カゼヒキ&スランキ-ひとりじめ-】黙祈世【オリジナル曲】
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それから 明日の話 幕は下ろし
夜具の中夢を見ては
ただ まだ ああだ こうだ ねえ 君もお越し 枕は無し
黙(もだ) 々 思うだけ? 迂愚(うぐ)はまだ過去を見てる
いまさら 僕の話? 書き屋降ろし 諾 々 と 集(すだ)く
ラグも過多がたも来てさ 濁 々...【根音ネネ&滲音かこい】凡宵思案【オリジナル曲】
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一二三を数えて
千々まで重ねて
明日の明日とか
僕らの昨日とか 進まぬ時間を
待つのか 重ねて踏みつけた 動かぬ思考を
かさばる紙の束
続けることにか どこまで 気づくも気づかずも
...【空唄カナタact1&angel&devil】ボクラトカ≠ボクラシカ【オリジナル曲】
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空見てたの
まだ夢を見てたから
喉を掴む声
気づかなくて
それだけでさ
ふと空を見たの 正しい言...【雨歌エル&松田っぽいよ】セルリアンブルー錯視症【オリジナル曲】
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また明日と笑い消えた君を見てた
路地裏の角伸びた影は薄れてく
ああ 後ろを向いた僕はひとりしゃがみこんで
いっぽいっぽを数えてた
寂れた街の外れ 狭い道の隙間
いつもいつもひとり笑う彼...【都黎&無能声犬】再再夜【オリジナル曲】
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ぼくの真下 水面 泡の音
ざわとそよぐ 枝間は空のよう
ぼくの化した 右手 赤はまた
べた と糸を引いていた
ぼくの歩幅 語る 影法師
だらとさがる 荷縄は蜘蛛のよう
ぼくの後ろ 覗く 蒼い珠ひとつ
誰の仕業 遊び事(すさびわざ)?
ああ からから パッチワーク ぬいぐるみ
そう 唯々 丹赤が欲しい...【松田っぽいよ】痾と蒼【オリジナル曲】
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あすこの燈(あかり)はまだ退かぬ笈(おい)の身よ
糸鋸(しのこ)も斯かりてまだ引けぬ錆の夜
いつかは舫(もや)いも繋(かか)りてまた船の軋む日よ
異体(いてい)の僕らはまだ惹けぬ...【樹人&狭雲】端々累夜【オリジナル曲】
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精々転げたいつもの罹(かかり)を 明日延ばしたイソトマの非を
厭うて厭うて更々に問うて 連ねて番えた僕らの彼方
期して兆したプリムラの意を 銘々課されたいつもの係を
重ねて崩した僕らは何方(どなた) しで打てしで打てからからに乞うて
叮叮...【滲音かこい&根音ネネ】星霜復古【オリジナル曲】
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君は明日のこと知らなくて
もう僕は昨日のこと忘れてて
ねえずっと僕はもうこのままで
でも君はここを去るんだろう?
そう 将来の夢は僕のもの
なら世界の未来は誰のものか知らないけど
君には言えないなあ
...【万守トリム&螺旋音リボ】ボクラシカ【オリジナル曲】
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だから 退廃的に生きようとしてた
だけど 体裁的に叶わない きっと
いつか最低限の言葉だけ詰めて
僕は飛び出したいのさ ねえ? ねえ!
歪(ゆが)んだ道のさ
歪(ひず)んだ家には
もう「いたく...【何音色】トビトイロジカル【オリジナル曲】
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未知のなにかを見たんだ
既視もなにも知らなくて
意志の弱い僕たちもいつか
ああなれると思ってた
基地の中で夢心地
けちな君は微睡んで
機知に富んだ合言葉
ほらね 覚えてるでしょう?
...【淋歌&万守トリム】シアラチヤ【オリジナル曲】
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ini
saitia ashinia
inia yuania
minoto enoto
irui iaria
neisiha ashinia
taia yuania
rioto yenoto
eu a ania a
sia saisiha takinia...【万守トリム&病葉リオラ】eu a ania【オリジナル曲】
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パンジズムの真骨頂 足の下を掠める
僕らの明日の色 鼠の歯 言葉の刃
警笛鳴らして 被く ポンペイの灯 僕らの舌 僕らの下
アンタレスに与した 過去と未来 重ねて
脆弱なピーコックは 笑えばいい 笑えばいい
道化の仮面被って 惑う...【根音ネネ&滲音かこい】昔己討論【オリジナル曲】
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昨日狭い廊下から
さようならの声がした
軋む床を眺めてた
明くる朝の夢?
酷く脆く崩れゆく
形だけの言葉には
何も 何も 込められてなんかいないよと
言っているのにさあ!
探してよ
...【愛琉歌レグ&愛琉歌ウェヌ】木製幻燈の杯【オリジナル曲】
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いつから見えないのか 両手を広げて
どこから立てないのか バランス取り取り
危ない橋さえ 倒した信号機が
渡りませうせう 僕らを見つめていた
両側ただ静かで 埋もれた記憶を
それが気持ち悪くて びいどろに変...【滲音かこい&よわむしくん】宇宙一瞬前仮説【オリジナル曲】
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変わらない 変わらない 変わらぬすべてを
僕らとか 無謀だとか 歩めど栄えど 夜空に投げ捨て
まだまだまだまだまだまだまだまだ 歩んでみすれど 零れど 眠れど
戻らぬものなら 戻らない 戻らない
進めて 沈めて 歪めて 明日...【滲音かこい&根音ネネ】反黙示録【オリジナル曲】
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誰も 彼も 窓を覗いて
ああだ こうだ 僕はそうだと
いつも いつも 間抜けた顔で
内(なか)を論じるのさ ああ
埃 誇り 廃る明日と
結ぶ 掬(むす)ぶ 一握の星
こんな 僕の 世界なんかも
壊れていくんだ
歪(ひず)み 弾み 勢車と
弾け 飛んだ 小さな場所の...【雲之ツキ&螺旋音リボ】双眼の翅【オリジナル曲】
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積もり溢れた埃ひとつ
掴み撒き散らしてさ
僕らは記憶を思い出すだけだ
壁に掛けられた秒針の回転を終わらせて アナログ時計の針 飽いて
そうして飽いてはまたひとりきり 記憶たぐり寄せるの
忘れないよって嘘ついた遠い日の中 忘れぬように抱えて
時代遅れなんて笑ってた ...【型破ルト・雪歌ユフ】ひよりみのぼく【オリジナル曲】
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狭くなった部屋の中に僕は沈んでいた
回る視界の内から思い出した感傷に
白 黒と灰色の色々と日の光
眩しくて遠くてさ
またくるり背を向ける
パンの耳ひとかけら
そんなものだけで
単純に僕らは喜んでいるのさ
うつぶせた僕の背中
しがみつくそれの意味を...【空唄カナタsick】やまいば【オリジナル曲】
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ずっと何かを待っていた
ずっと何かに舞っていた
背の枷にすら気付かずに
誰を抉ったその向こう?
繋いだ手をもう一度
夢見た昨日の日のこと
消えないようにかこつけた
記憶の彼方いつまでも
言えないことが増えていく
居ない気持ち溢れてく...【空唄カナタtrue/09】航空瓶【オリジナル曲】
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青い青い空を見ていたの 青い青い空を見下ろし
駆られた心探しては 揺れる揺れるこの感情を
捨てた捨てた過去黎明に 血色染まる手を眺めて
そろりそろり足を浸らせ 溜息吐いては探しモノ
明日を明日を眺めてた 捨てた僕の過去黎明には
涼しげな彼のひと蘇るのです その期待も寄せてい...【オリジナル】あす、地を這う【雨歌エル・松田っぽいよ】
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(イタ)
静まる空横目にさ
僕と君へのプロローグ
冷たいその柄(つか)に手を当てて
(イル)暗い夢の中
さあ僕らを弾き出そう
(イル)
すぐ すぐ すぐ始めましょう
ゆらゆらと戦(そよ)いでも揺るがぬ
足音に囁(ささや)いた...【亜音イル&イタ】斜向ヶ丘【オリジナル曲】
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雨降り
揺らいで
今日も
飛べない
手紙
落として
僕は
君に
僕は
すべて...【空唄カナタ】Re:To you(7/25 歌詞改訂)