紅玉の投稿作品一覧
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さあ 始めよう 終わらない唄を
透明な心に 宿る数多の声が
まだ聞こえないの 臆病者の私
踏み出す一歩が 暗い穴の中へと
落ちてゆきそうで 怖くてたまらなかった
呼ぶのはとても力強い声 風のような
恐怖も不安も全て乗り越えて 私は飛ぶの
翼なんて どこにもないわ
あるのは私の 勇気と歌声
それだけで...声の唄
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掬い上げた 小さな命
間もなく消える 儚い命
潰したいのは 何でだろう
考えるより 早く手が動いた
涙流して惜しむのが正義?当然?
誰が決めたのか知りもしない癖に
流れる血 絶える息 小さな花弁のようで
微笑んだ 僕の手を ゆるり滑り落ちてく
それだけで それだけが 唯一つの手段なんだ
道徳だとか善...The Spoiled Boy
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この身体は真っ黒なの
綺麗なものも汚いものも
全部ぜんぶ一緒くた
そうするしかないと人は言う
結局ね 魚類もほ乳類も同じ狢(むじな)
辛いのは それがかつて誰かのものだったから
嚥下できずに 零れる息を
いつか誰かが 吸って生きるの
あなたも同じ わたしも同じ
怖いのならば 海に沈んでしまいなさい...Breather
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世界を裂くよ 一陣の光
人工(ひと)の光 嘲笑うように
一緒に歩幅そろえて、なんて
あまりに酷い話です
僕は僕の道を行く、なんて
ありきたりだと笑いますか?
人が崇める光になりたいんじゃない
自由に自分を描いてみたいだけなんです
世界を裂くよ 一陣の光
人工(ひと)の光 嘲笑うように...流れ星
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こんなにも 君の声 聞こえそうで
遺された 花々に 落ちてくのは 涙
笑顔も涙も 抱きしめてくれたね
お人好しな君 まるで花束のよう
輪廻する緑 みたいにそう君も
ずっと隣でさ 笑ってくれると思ってた
結局 遺してくれたものは美しいものばかりで
馬鹿 これじゃあ 文句言えないじゃんか
こんなにも 優...Flower Days
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世界は狭くて 吐き気がしそう
私もあなたも みんなが観てる
嘘かホントか 曖昧なファクト
ガラスの向こうで 音がするよ
ねえ 資本主義の勝手なミナサマ
さあ 君ら結局何がしたいの?
突きあがる感情に 伸ばされたこの指も
どうせその虚像には 触れられないのでしょう?
血飛沫も銃声も 果てなく遠い世界の...トゥルー オア フォース
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雫の中に溶け出していく
それは淡い淡い恋の唄
何度も何度も夢に見たの
目を貫くほど強い光
完璧に美しい世界はどこか乾いて
焼けつく喉に叫んでしまいそうなのです
またどこかで 聞こえる
ひとの 優しい 笑い声
波紋となり 消えてく
それを なぞり 唄うたう...Drop of the water
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青い世界で確かに聞いた
終わりの鐘が響く音
腕に伝うは水か涙か
あなたを待つ水面の上で
月の欠片を探しに行くと
勇んで出かけるあなたの背中
なぜ止めなかったのだろう
後悔ばかりが胸を縛る
けして見えない希望を掴むため
暗い夜に朝陽を差し込むため...月夜の涙
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砕け落ちる現実を いっそ壊してしまいたくて
絡まる残骸に怯え 退いた腕でグラスを割った
どんなに醜くてもいいから
飛びたいと願ったのは私 なのに
駆け上がることの息苦しさに
絶えられず突き放した腕が ほどける
青い空 焦がれて 涙
何て美しい理想だったろう
手に入れた 機械仕掛けの 翼
今は私を宙に...アイ・キャン・フライ
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春がやってきて君はまた
綺麗にそして大人になった
僕は変わらないままだけど
気にしないで前を向いていて
君の細いけど確かな背中に
紡がれる小さなメロディー
春色の音符が少しでも君の
その背中を押せたらいいな
ちっぽけな口が唄う春を
君が嬉しそうに駆けていく...春
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君はまるで羽根のよう 柔らかくて温かくて
そんな君が生きるには この世界は残酷すぎた
ちっぽけで情けなくて 転がされる僕を君は
傷ついた表情(かお)見せずに 優しく抱き上げてくれた
痛いだろうに 辛いだろうに
だから誓った 君の終わりは紡がせない
貫く羽音を聞いて 七色に光る僕を見て
要らない翼だと...七色の翼
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みんながみんな 見て見ぬ振りをするの
どうしていたいの? 答えは反響音
尋ね歩いた 誰もが目を反らした
虚ろな傷が 知らぬ間に裂いていた 胸
それならば もう何も見なくていいじゃない
思った刹那 視界の半分が欠落した
壊したいと 願うのは世界のためではなくて
自分のこの 見えている道が明るければ良か...A Broken Aye
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生まれ落ちて なお僕たちは
子宮の中で生きているようなもの
終わらないと そう信じてる
根拠などどこにも落ちていないのに
ガラス張り 部屋の中 届かない声に
怯えては 殴り 蹴り その部屋を砕く
散らばるのは そう 欠片達
崩れ うねり 床を這う
気づくのは いつも 終わった後
破片 飛んで 膝を切...カケラ
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歩道橋の上 街は透かしたビー玉の中
丸くなる視界 どうだ世界は掌握した
今日も人は皆 虚ろな海をあっぷあっぷと
見下ろす私も 瓶の中で泳いでいるのね
「壊したいの何もかも」って
息巻く私は正常な方でしょ?
折れない翼が欲しくて
向かい風に傷を叫んだ
何度糸で吊されても
ダンスは踊ってやらないわ...世界の唄
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風にゆらりと 一輪花
嬲る衣を 翻し
見上げる少女は 紅い髪
焦土を過ぎゆく 枯れた香り
怒号と悲鳴と血と屍(かばね)
その総てに身体を委ねる
幼き心は灰かぶり
幾度も幾度も血肉を浴びた
守るために握った刃
腐敗の風に 一輪花...一輪花
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踊る 踊る マリオネットの
古びた音が聞こえますか
美しい記憶も持たず
ぼろ布で縫われた人形
朽木に吊されて今日は
どんな哀しい踊りを歌を
ああ 想う 見えずとも
この身を囲う檻がある
くるり くるり 踊れや踊れ
哀しい苦しい悲劇を さあ...マリオネット
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笑っていて 僕らがきっと護るから
君の光はきっとみんなが消させないよ
さらり 粒で呼吸する砂時計
ガラスが割れて 零れた砂を
もしも 君に例えるとするならば
僕らはそれを 拾って歩こう
今が壊れたって未来は終わらないよ
飛び散った破片を繋いでいけばいいんだ
泣かないでね 僕らがきっと泣かせない
君の...I protect you
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残り香に目を伏せ ひとりきり
震える手を握り 夜を待つ
足音は幻 懐かしく
振り向いてもあなたは いないのに
辛くても 痛くても あなたを選んだのは
それでも愛していたかったから
遺された あなたとの 輝ける思い出を
どう持ち運べば前へ進めるの
空に羽ばたく鳥たちよ どうか 褪せない記憶達を
その翼...思い出の傷
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反転する世界 堕ちていく 青い空へ
浸りそうなその色に 僕はただ怯えていたんだ
錆びついた屋上 降る埃
冷たいアスファルトに囲まれた
掠れた色がひたすら愛おしかった
振り仰ぐことすらも 出来なくて
震える僕は醜いでしょう?
どうせならここで朽ちてしまいたいよ
「それでも」 伸ばした手 震えはじめて
...Brake my sky