ohiganの投稿作品一覧
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見慣れた顔が覗いた
何人かの足音が近づいてくる
寂れた、項垂れた その中に僕らはいた
乗り慣れた自転車でどこまでも
飛んで行ける気がしたもんだ
先の先の道をかき分けて見つけた
変な記号の標識を 僕らの目印に
この指止まれで今日も
日向の真ん中で待ち合わせ
視界を染めていく白にゆっくり沈んでいく...回れ右
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撃ち抜かれた
一瞬だった
ひび割れた心臓から漏れ出した感情は、理性も伴って心を病んだ
これまでの「好き」よりも痛く突き刺さった
今夜も思い出して、ベッドに顔うずめて
夢に落ちていく
今日もまた、御免遊ばせ 邪魔者蹴散らして
目配せしても気づかないみたいね
本当の敵は自分だったりした
頭の中がローリン...HeartBreak Hatsu-koi Girl
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幸せは意外にあっけなくて
だから僕たちはこうして確かめ合うんじゃない?
初恋はららかに水を呼んだ
潤った夏を走り、振り上げた身体を
空へ還して 打ち上げて
空へ還して 打ち上げて
キスで目覚めるのに慣れてきたくらいに
鐘の鳴る丘に登り、小さな花束を
空へ還して 打ち上げて
空へ還して 打ち上げて...飛んでけ花嫁
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3秒遅れ、息をして空を吐き出す
知らない誰かの夜までそっと広がれ
海岸線流星群 鳴いて消えていく
少しは素直な私になって――
天井との境が交わる今ならあなたの歩幅で息ができる
話の分かる人――
夜の端っこを一人で歩く 難しい言葉は何も要らないの
天井との境がなくなる今 澄みきった声は真っ直ぐ響く
割...night talk
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跳んだ
水の上、飛び石の何段目かの先に
キンバリー
飽きもせず君は今日も
蓮の御池のほとりで座っている
あの男に君は捨てられたんだ
いい加減認めろよ
そうさ、君は誰より尽くした
すぐにまた見つかるさ
本音に戸を立て自分に詰め立てる...キンバリーの池
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遠い昔のこと、あなたが産まれる前
果てない水平線 一人で歩いていた
ただ探して ただ探して
ただ探して ただ探して
いつまでも一人ぼっちの
ハッピーバースデー
バースデー
世界で一番
ハッピーバースデー
皮肉ね...ハッピーバースデー
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最果て5秒前、静かに目を閉じた
蔦巻くベランダからせいので飛び降りた
やさしい光から微かに見下ろした
苔蒸す日がなはもう静寂の向こう側
ねえ、話そうか
今朝は何食べた?
ねえ–––––––
ねえ、ごめんね
気になることばっか
ねえ、聞いてよね...さよならディストピア
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ハッピーバースデー
今日は記念日
寂しがりやのあなたのために
ルッピーウェンズデイ
夜が明けるまで私の膝枕でおやすみ
おやすみウェンズディ
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古麦わら帽子放り投げた
遥40000フィート、飛んでいった
君の卒業祝いの餞に部屋の片隅でも独り占めさせてよ
ぱっと浮かぶ風船 ま空へ染み込んだ
淡いままの少女は黒い髪を解いた
褪せりない紅いくちびるに
重ねた不器用な告白にただ黙り頬を染めた
夏冠かぶり初めて愛しく笑った
待ち合わせの神社 場所を忘...Charlotte
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感傷に溺れるだけ時間をくぐり抜けてきた
透明の夜空見上げ想像を打ち上げ、飾る
金魚鉢通した世界はあの頃のように綺麗だった
硝子越しに君が笑った
口元がひしゃげては散った
いないよ、どうせ
いないよ、どうせ
線香花火に八つ当たってみる
小さな黄金は虚しさを炙るだけ
変幻灯の明りが僕らを照らす...変幻灯 Album ver.
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残る数滴の愛を飲み干した
僕の体に染み込んでいくように
ビンに置き去りの少年の声は
日々腐りながらもいつか外に出る日を待ち望んでいる
流れる空の下、あなたの鼻歌と
変なかたちのビンの中
ガラス玉の音がただ響くのでした
残る数滴の彼の血液は太陽に透けて青く輝いた
人は死んだら星になるそうで
結局のとこ...ASAHANADA
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つい見とれてしまいそうになる
くっきりした二重とか
長めの黒髪とか
ちょっと特徴のある唇とか
喧嘩したって変わらないんだ
はっきりした物言いでどこが悪いとか教えて欲しいよ
まわるまわる
ランドリーまわる
端っこでむくれている君へ走り出せば
地球が回って僕ら明日には全て元通りさ...LoveCall
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山間部のハイウェイ抜けて
青いソーダに浮く雲が走る車と溶けていく
そんな景色に飛び込んだ
So on!! 水面寄せて
騒音は喜びこめて
凪いだ風から旅便り
まだまだ僕ら若いなり、高い波にも乗れるから
時代の目に揉まれながら自分の道を見つけるよ
So low!! 重低音で
騒音はビフォーファイブまで鳴...恋は不揮発性
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お気に入りのウサギに乗って
今日はちょっとデート、行こう。
アクセント。
クラクションの赤は人生の中でも結構好きな赤
君は魔法が使える
僕が塞ぎ込んだ時 手を引いて抱きしめてくれる
なぜか理由も分かっているようで
前世は神様だったのかも知れないな
緩い風が取り留めないことを考えさせる
そんな冗談に君...神様の恋。
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ある日曜の昼下がり
時がゆっくり流れてく
のんびり空を眺めてる
窓の外は夏の色
となりの猫があくびして
つられたように眠くなる
ちょっぴりもったいないけれど
今はこうしていたいんです。
途切れた雲のすきまから
やさしい太陽こんにちは...夏の額縁
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だいたいそんな感じって
過ぎていく日々はそうやって巣立っていく
大人になっていく
ハイファイじみたこの街で
見える景色はどうやったって欠けたままで
モノクロに見えていた
バイバイ君と桃源郷
白い太陽遮って横切っていく
終着駅へ向かって
ゆらゆうら...木漏れ日からあ
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賛同していた問題は
「がらんどう」机上の空論だった
毎度お馴染みの幻想にサラウンドで自分を閉じ込めたんだ
ha-ah
ジャスト3時のおやつ時に、なんと和菓子では物足りない
来航国交以降甘いもん最高!! 海を渡って来たの
ha-ah
マカマカロンロン
マカマカロンロン
論理回路はショート寸前なんです...macarolling
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僕らはこの世界で 変わらない毎日を
ただ過ごしていくうちに 瞳は曇ったまま
果てしない青空を 両手で抱きしめて
僕に笑って見せた 君はどこへ行ったの?
そんなに悲しみを背負ったら
きっと君は壊れてしまうよ
そんな荷物は置いていきなよ
なみだがぽたぽた 降ってきて
今日もこの丘に降り注ぐ
そのうち止ん...なみだの丘
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僕らの青い春は北風に乗ってやってくる
楽しめていた事はなぜだか全くつまらなくなった
もう一つおかしなことが
君の手を握れなくなった
吹きぬけていった風に大切なもの持って行かれたみたいだ
道の葉も節もないあの花は どんな冷たい日でも咲いていた
こんなにもね
あべこべな僕らも言の葉も節もない会話から
...彼岸とライド
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いつかは僕らもこの町を 出て行って
離れ々れ
どこか遠くから 僕を呼ぶ
汽笛が聞こえた
そんな気がした
思えば僕らもこの町で
けんかしたりふざけあった
下校のチャイムも友の顔も いつの間にか
忘れるんだろう
さよならギター・ボーイズ...汽笛
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例えばあの星が落ちてパーティーが終わっても
キャンドルに灯を点したら また巻き戻せるよ
例えば明日がどんなに酷い雨降りでも
空に歌えば明日は晴れるから
例えば僕が居なくなっても
きっとあなたなら
ひとりでだって やっていけるさ
キャンドルを灯して空に歌えば
大丈夫だから...キャンドルと傘
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オルゴールが鳴った
ガラクタの中から
日向の鳥は朽ちた木を愛した
種を蒔いた
錆色の鉢から去年買った白い花が覗いた
天使の羽みたいに
見届けているように
崩れてしまうように
終わりに向かうように
I love you さえ掻き消した雨がアラームの代わりになった...Good morning
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ハイキックをお見舞いした。アイツに
ちっとも痛くないような感じで
へらへらと笑う顔がムカつく
だけれども 時々笑えたりもするよ
表面上は怒っているように見えるかもしれないけれど
ホントは大好きだからだよ
向かい合うキミに伝えたい!!
「ベリーチーズケーキ」
元々はアイツの一番の大好物で
甘い紅い恋の...BerryCheeseCake