Hello1103の投稿作品一覧
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コートを脱ぎ、
ストーブをつけて、
座ったら、なにもできなくなってしまった。
特段難しいことがあったわけではない。
厭になるほど疲れるようなことも、ひどく悲しい出来事もない。
自分の気持ちに理由をつけられるような出来事は何もなかった。
ただ座って、電気ヒーターの赤い光を見つめている。
今日がもうすこ...夜をおくる / バックストーリー
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雪の深い夜は耐えて 息を深く。
ひとつ、ふたつ、時が過ぎる音を数え、
ブルーグレーの薄い毛布、肩に羽織り
ストーブの光見つめ、じっと待っている
朝は来るだろうか
厚いカーテンの隙間、覗く雪が
しんと深く積もる音に耳を澄ます
難しいことはなにも、なにもなくて
手の届く筈ない夜をおくる、おくる
朝は来る...夜をおくる / 歌詞
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長い冬を越え
雪を割り 芽吹くよに
磨いた夢 旗を揚げる
水面に映る 猛き姿
金色の印旗をなびかせて、
声を上げる 声を上げる
高らかに 高らかに
衆目見るべしこの勇姿
かがやく錦のたてがみ
この世のだれもがうらやむ...湖の境界線 / 歌詞