かたつむりの投稿作品一覧
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空は今日も青い。水色に近い青。絵の具で作った色のような鮮やかさ。
今日は8月15日、つまり、只今夏休み。
「暑いねぇ」
「そうだね」
鮮やかな水色の空に、大きめの入道雲が伸びていた。
お昼も食べ終わっていて、のんびりしていた。
宿題も終わって特にすることもなかった。
なので、君と一緒に近所の公園に来...【お久です】前編・カゲロウデイズ【自己解釈】
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「んで?」
一人の少女の通った声が、広いホールに響く。
少女は腰に両手を当て、不機嫌そうに貧乏ゆすりしながら、眉間に皺を寄せて、金色の髪を輝かせている。
となりには、容姿のよく似た線の細い少年が立っている。
再び、少女の声。
「なんで私たち、ここに呼ばれたの?」
「さぁ・・・・・・? 気まぐれで呼ば...【プレゼント小説】待ち人待たされ人【遅れてごめん><】
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――最近、よく物忘れをする。
例えば、
先週会った人の顔が思い出せなかったり。
頼まれていたことが複数あると、その中のいくつかを忘れてしまってたり。
周りの人は大体が、疲れてるんだよとか、誰だって忘れることはあるさというけれど・・・・・・。
だけれど私には、それが、何か不吉なもののような気がしてな...”モノ”忘レ
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私は、鼻歌交じりに自宅の階段を下りていた。
今日は気分が晴れている。
「るるんるん~♪」
今すぐ誰かに話したいことがあって、足が自然と速く動いてしまっていた。
一階のリビングの扉の前にたって、一呼吸終える。
そして勢いよく扉を開け放った。
「やほーーーーーーぅ!!」
「んぉ?」
リビングにいたのはリ...「今日は何の日?」
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――ゴ、カン・・・・・・。
鈍い音を、響かせた。
< 手>
私が見てる、この右手は、
誰の右手?
『私の』右手?
何のための、右手?
『使うための』『生きるための』『脅すための』『壊すための』『 ための』
右手?
じゃあ、この鏡に映ってる右手は、...< 手>
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「・・・・・・美紅、変わったね」
瑠加は湯気の立つコーヒーを掻き混ぜながら、そう唐突に口にした。
「そうですか?あぁ、そういえばですね。最近子猫を見つけたんですよ。
ここの家の畑に遊びに来てるみたいです」
なるほど、と瑠加が呟いた。
「で、その子猫が野菜を取らないように私は追い出そうとしましたが、...科学者と機械と子猫 3(改訂版)
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・・・梅雨も明けて、此処最近真夏日が続くようになった。
「ああぁ暑い・・・・・・・」
個別懇談の期間、ということでいつもより部活も早く終わり、俺はこうして自宅のリビングでうだっている。
今回の個別懇談には、テストの結果や学校生活面での態度、更には進路や進学について担任から親につらつらと伝えられるのだ...とあるどうでもいい日。
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「うぃーん」
「わーリンが壊れたー」
「こ、壊れてませんよぉー!ぶんぶん!」
「わーリンが壊れたー」
「ふ、ふぇ~、ちょっとふざけてみただけなのに・・・うぅ・・・・・・」
「わーリンが馬鹿になったー」
「馬鹿じゃないってーの!ばーかばーか!」
ということで小雨止まない休日午後(今日平日だけどスルーし...巨大なラップの芯(inレン)
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放置しまくっててすみませんでした!!!!!
テスト期間が挟まっていたとはいえ、
こんな長期間の放置を・・・。うううううううう・・・・
メッセとか、いろいろ下さっていた方々、本当にすみませんでした!!><
更新も遅れてて、このような酷い状態・・・。
学校のほうも、帰ってくるのが7時とか何とかで休日も...謝罪
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「美紅、変わったわよね」
「そうですか?」
瑠加は湯気の立つコーヒーを混ぜながら言った。
「何かあったのかしら?」
「うーんと、・・・あ。そういえば」
「どしたの?」
「そういえば、最近、子猫と鬼ごっこというものをやっているんです」
「ほう・・・・・・鬼ごっこ・・・・・・子猫と?」
瑠加は目を細めた...科学者と機械と子猫 3
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うわぁぁっぁあぁああ
更新できてない状況が続く今日この頃・・・って馬鹿か私は!!!←
こっちの諸事情により、更新ができない日々が続いてます・・。
うーん、パソコンしたいのは山々なのですが、
魔王がねー、ふってくるのです・・・
またしばらく落ち着いたらイラストのほうもうpしていけるかなぁと思います。
...かたつむり速報(仮)
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瑠加が留守の間、私はあることについて考えていた。
それは気持ちという、よく分からないものであった。
・・・・・・気持ち、ってなんだろう?
私は作られたときに、脳となる部分にICカードにたくさんの知識を詰めこまれた。
瑠加からも、この世界の法律や決まりごとを教わった。
しかし気持ちというものは一度も教...科学者と機械と子猫 2
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いつも 傍にいる 君
隣り合わせに 並んだ
君と僕の 奏でる音は
歪み捻れた 不協和音
ほんのちょっと前まで
君から感じる 遠い愛情
離れた場所から
重なる 音色
ふわり包み込む 和音
近づきすぎたんだ...隣り合わせの音
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・・・・・ふと、目が覚めた。窓から差し込む光が眩しく、私は目を細めた。
「おはよう・・・・。早いわね」
聞きなれた女性の声が耳に入ってきた。
上半身をゆっくりと起こして、モーターの動く音を確認する。
「あまり眠れなかったのかしら?」
その人は柔らかく微笑んだ。
「・・・いえ、よく眠れたと思います。博...科学者と機械と子猫 1
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「ばーーーーーーーーーーーか!死ね、クオ!」
そうレンは吐き捨てていった。
倒れているクオの頭には激痛とレンの言葉が木霊し、残っていた。
今から、ほんの少しだけ時間を遡ると・・・・・・・
「ん、何?レン」
突然クオの目の前に小奇麗にラッピングされた袋が差し出された。
少し躊躇いつつも、レンはごもごも...2月14日
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次こそ、1月のアンサンブルこそ、行こうね全国大会。
悔しさに肩を震わせながらミクが言った。
「すみませんでした、先輩」
後ろからグミが申し訳なさそうに言った。
とても責任を感じているようだった。
「そんな・・・・・・グミのせいじゃないよ、
私たちも、2年生が4人もいたのに・・・・」
励ますようにテ...合唱コンクール⑥1月の大会
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Bloody Santa
広がる闇の空
響く銃弾音
絶叫は消えた
滴る赤は 月夜に
照らされ 怪しく輝く
艶を生む
またプレゼント
あげにいこうね
なにも知らない子供は...Bloody Santa
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「今何箱目?」
「・・・・・・2箱目」
ルカは、ずびずびと鼻水をすすりながら答えた。
丁度リンが生姜湯を持ってきてくれていたところだ。
「何でそこまで鼻水出るのさ」
「さぁ・・・・・・」
リンは呆れた顔をして机の上に生姜湯の乗ったおぼんを置いた。
「あぁ~・・・ありがとう」
「スキーであんなに転んだ...風邪と巡音
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「ね~そこの黄色いお二人さん」
「ん、何」
ミクの呼びかけに、レンが短く返した。
「何さ何さ、ほいさっさ」
後からリンの返事もついてくる。
「早口言葉とかやってみない?」
「え・・・」と二人の顔が曇る。
「・・・なにそれ・・・・唐突に・・・。」
気だるそうにリンが言う。
「地味」とレン。...はやくちことば遊び
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あいかわらずの強い風だった。
部屋の外から見える木は、激しく揺れて、葉を散らしていた。
「・・・なんなのよ・・・クオのやつ・・・。」
頬を膨らませながらリンは呟いた。
先日クオが、自宅を訪ねてきたのだ。
一瞬、自分の誕生日を祝ってくれるのだろうかと舞い上がってしまったが、
彼の顔を見ると、レンの事で...はっぴーばーすでーその2
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ふと目を覚ました。
鼻をくすぐるいい匂いがあたりを漂っていた。
レンはあたりの様子を確認する為に、上半身を起こそうとした。
「ふごおっ!?」
何かにぶつかった。といっても、硬いものではなかった。
ふわりとした感触だった。まだ寝ぼけてなかなか視界が晴れず、目をこする。
ぶつかったものを確認しようと、目...はっぽーばーすでぃー
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鬼ゴッコ
逃げろ 逃げろ
逃げ惑え
笑う鬼 叫ぶ子供達
伸びてくる手に
捕まるな
逃げろ 逃げろ
逃げ惑え
走る鬼 狂う子供達
君達に休みは...鬼ゴッコ
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溜め息混じりの 吐息
白く白く 踊り消える
鋭く凍った 左手
切れて 紅い
血は落ちる
雪のように冷えた 地
触れたところ
熱は朽ちる
死体のように冷たい体
動かぬまま 地に頬を...冬の中
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遮断の向こうに
何があるのか
遮断を越えたら
楽になれるか
生きること
希望を失ったこの体
いっそ思い切り
投げ出してしまえ
落ちてくる遮断は
カンカンと叫んでる...遮断の向こう
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ちょびっと後悔。
ある日の
何でもない学校
平和な教室の隅っこで
私は友達と睨み合い。
普段怒らない友達は
今にも涙を零しそうで
それでも
二人は喧嘩した
私は怒って...ちょびっと後悔。
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目の前の 錆びかけた
黄色と黒の細い遮断
輝きを失い
濁りきった瞳で
私は見つめる
カンカンと カンカンと
遮断は叫ぶように
倒れるように
降りてくる 降りてくる
今すぐここに...一つの遮断
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「はーーーあーーーー。」
私はだらしなく口をあけて声をあげた。
今日は定期テストがあり、お昼の12時に下校したのだ。
・・・とはいうものの、私が通っている学校は国立。
公立の学校は来週がテストらしい。
「理科マジ意味わっかんねぇーーー。」
そもそも範囲が広いのだ。
大きなテストは、今回も含めて一年に...【短編】テトのテスト【読み切りっす】
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ちょっとどうでもいいランキングやってみる←
いろいろなランキングですー。
かたつむりの。
タグ、登場した回数、頻度で
ボーカロイドに順位をつけますー。
ではいきまーすーw^^
*総合部門*
第一位 鏡音レン ←ぶっちぎり!
第二位 鏡音リン ←最初の方の小説とイラストに多く登場w!
第三位 ミクオ ...いろいろランキング(笑)
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「「お菓子くれ~~!!」」
「くれないと窓ガラスぶち割っちゃうぞ!!」
「「わっちゃうぞ~~!!」」
声をそろえて言う双子。リンとレン。
と、そのそばでさらにノリノリのミク。
無表情で何かをポケットから出そうとしているルカ。
「リンちゃん、レン君、ミクちゃん。」
「わぁ!ルカ姉、なにかくれるの~!?...happy happy halloween・・・?
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「うう・・・緊張するう~・・・。」
「ちょ、ミク先輩、そういうこと言わないでくださいよ!
こっちまで緊張するじゃないですか!!」
舞台裏に引っ込んで待機中のミク達は、かなり緊張していた。
1年生では、初めて大会に出る人がほとんどで、余計に。
そんな中、ミクとネルの会話に、ルカの鋭い指摘がくる。
「...合唱コンクール⑤本番当日!
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部室にあるカレンダー。
「大会の日」と記入され、○を付けられていた日が、
どんどん近づいてきている。
ミクオがふと呟く。
続けてレン。
「あと4日なんだねー。」
「だねー。4日かぁー。」
後ろでグミがやれやれといった表情で立っている。
「おーい、クオ、レン。そろそろ練習、始めたいんだけど。
よくあ...合唱コンクール④一年生の練習風景
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――休憩中、人の楽しそうな声が響く音楽室の中で、
震えた大きな怒声が突き抜けた。
「―――――ッ、もぉっ!!!テトの馬鹿ァー!嫌いよ馬鹿ァア~~!!」
金髪ポニーテールのネル(2年生)が、突然立ち上がり、
テト(2年生)の名を叫んだ。
そしてネルはバタンと勢いよく部室の扉を閉め、
中に閉じこもってし...合唱コンクール③口喧嘩
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え、ええとですね!!
私のテキストが、注目の作品に入ってましたぁぁああ//////
コラボのほうであげた小説なんですけど
いつもコラボの方々が支援をしてくださり、
私の残念な小説がぁわわわわわわ!!!萌えるとか言ってくださり
本当、まじでありがとうございますすす!!!!><
嬉しいので友達に自慢して...注目の作品に入ってたぁぁああああ
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第一、全国に行こうといている所が、今更符読みを
始めていたりするなんて事、普通に考えておかしいのだ。
「で、これをあと4週間足らずで仕上げろ、
ということですか?リン先輩。」
冷静な表情のグミが、楽譜からリンに目線を向ける。
1年生なのに、グミはしっかりしている、とよく言われるらしい。
リンは少し...合唱コンクール②呆れる生徒
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「じゃー、くじ引いていってくださーい。」
皆は目的地に着き、ペアを決めるくじを引いていった。
人数はあまりいなかった。驚かす役に回っている人が多いのだろう。
「あ。」
リンが自分の引いたくじを見ながら言った。
「私めーちゃんと一緒だぁ。」
少しがっくりした様子だった。リンはレンとペアになりたかったの...お化け屋敷 後半
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