星 架月の投稿作品一覧
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大丈夫と言ってみた
君は優しい
笑って泣いて抱きしめた
哀しいなんて言えない
淋しいなんて隠して
笑えたならば
強くありたかった
大切なものがすり抜けた
最後まで笑ってた
平気だと笑ってみたけど...優しい君
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あぁ、溢れそうな涙すら
どこかで堰き止めてしまったかのよう
あぁ、零れそうな言葉すら
内側に閉じ込めてしまったかのよう
あぁ、だからせめて私は
この歌声に想いをのせるから
緩くはじける深い底の底から
ここに響いて消えて幾度繰り返し
浮かびふわり零れるこの歌声
紡ぎだされるメロディーに揺さぶられ...歌に願う‐Eine der Erzaehlung einerSaengerin ‐
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かけがえのないもの
たった一つだけ
なくしてはいけないもの
抱きしめたまま
抱きしめたまま
ただ一言で良い
かけがえのないもの
ただひとつだけ
なくしてはいけないもの
抱きしめたまま...愛してるの魔法をかけて
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海の向こうから
聞こえる音を知っていますか
静かなる波の音
囁くように海を撫ぜ笑う風を
ざわめく波に耳を澄ませ
静寂に身を寄せて
輝く波間に目を細め
囁きに耳を澄ます
海の奥底から
轟く声を知っていますか...海
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きっとずっと好きでいるんだろう
冬が終わって春が来る
巡り巡って冬が来る
柔らかな日差しが降りる頃
それでも私は覚えてる
幾年幾年過ぎ去って
好きの形が変わっても
きっとずっと覚えてる
君に夢見て君に恋した
あの日々あの時その全て...きっとずっと
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藍色の空にこんにちは
今日はなに模様ですか
雨のち曇の晴れはどこ
夢見て笑ったあの日はどっち
僕はここにいて
君はどこにいる
雨音は足音に似て
君は何処か
走り去っていく
早さを増す音...お天気模様
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鳥が春風とともに春の香りを運び
花が咲き乱れる頃
私の想いもふくらむ
鳥達が舞いさえずる時期(とき)
あなたへの気持ちが溢れ
舞い散る花びらは涙を誘う
届けたい言葉はいつも紡がれずに
涙を風がさらい
そして私は(願い)…、涙とともに
春風が想いを運ぶこと...春風(仮)
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閉じた眼を開き初めて見たもの
見つめて、はじめて放つ言の葉を
ああ、空気気が振動していく
響く無数の音に囲まれ包まれる
ひとつ、さまよう手のひらに触れるもの
握りしめて、はじめて知った温もりを
ああ、君の視線を追っていく
奏でる音色に重ねた温度交じり合う
視界開いて閉じて感じた困惑
この想い、はじめ...心の音色
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君の手のひら手に取り握る
甘い言葉も緩やかに流され消える
伏せたまつ毛を見つめてまぶたにキスを
髪をかきあげ包み込もうか丸ごと君を
ゆるやかに流れゆく風焦れた体を撫ぜていく
冷たすぎる夜風に当たり冷えゆくからだ
指先触れれば手を握り
視線絡めば柔らかなキスを
熱く熱く焦がれる心をもてあまし
君の微熱...溶けて一つに
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あ あ あ 壊れてしまいそう
月並みな言葉なら要らない
目線もぶれて景色が滲んでいく
あ あ あ 壊れてしまう
竦み上がってしまったこの足も
ギシリ軋むこの身体も
重たい瞼を持ち上げて
移ろう瞳に世界は揺れる
あ あ あ 言葉にならない
ズシリ鎖が絡みついてく...空へ
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声もからして
涙も乾いて
赤く腫れた瞳はぎこちなく揺れる
渇いた喉は張り付いて
絞り出すように声
震える手を握り締めて
遠すぎる空を見つめた
何時かの君に焦がれて続けた
立ち上がることすらままならずに
たなびく風をただ感じて...心の枢軸
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Wasn’t said good-bye to you
Stroll dream in back of eyelid
Reach out for the before
Sway after fade only illusion
And so you are sleep
Purl catches li...Good-Bye
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鳴り響く無数の旋律
拾い上げる道標
貴方が紡いだ夢の音
淡く沈む 沈み込む声
瞳閉じて開いて 瞬きの一瞬
声も届かぬ程遠い道
手を伸ばして掴み取る星
輝きも響く音も瞳に映して抱きしめる
見上げた藍に無数の光
拾い上げる僕の声...煌く歌
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苦しいと叫んで 笑ってた
涙流して 大丈夫と言った
嬉しいと笑って 憎んでた
届いたと信じて拒絶されていた
僕らはこの世界の端のこの場所で
立って叫んで泣いているんだ
響け僕らの咆哮よ
届け僕らの叫び声よ
ここで叫んで泣いているんだ
たった一人で闘っているとここで立って叫んでた...君と、手を繋ぐ
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花びら舞い散る春の音
ふわりなびく春の風
くすぐるような蒼のにおい
草葉を駆け抜け君を追う
振り返って
目を合わせて
綻んだ顔に柔らかい陽射し
追いついて
差出した手を
掴んで絡めて笑い合う...桜吹雪の舞う頃に
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どうか包みあげるのならその言葉でその声で
私もきっと謳いあげるから
ふとしたときいつも隣にいてくれるのね
声が届かないと不安でしょうがなくても
あなたはどうにか私に歌をくれるの
降ってくる言葉の雨を拾い集めて心を探すんだね
拾い集めた言葉の中にあなたの優しいを見つけたの
あなたの暖かい...貴方に捧ぐ恋の歌
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とびきりの愛
目線かわして飛びこむダイブ
花の湖沈む私と浮かぶ君
凍える世界に刻まれる視線を
光求めてさまよう視線と
絡み合わせて抱きしめて
一つきりの愛
目線合わせて飛びつく君に
花の湖沈む君と浮かぶ私
凍える世界はもういらないよ...花の湖
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目を閉じて
口を閉じて
耳を澄ませて
そうして
降り行く音の雨を聴いて
目を閉じて
そうして見て
闇の中にある小さな光
ここは未だ闇と呼ぶには程遠い
未だ見える美しい景色が...白い音