くぅの投稿作品一覧
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そっと陽は落ちて 色は居所をなくし
心は帰る場所を 無くす 無くす から
僕は手を差し伸べて それを包んだまま
帰る場所を探す 探す 探すんだけれど
前が見えないからさ 迷子になりそう
前は灯火がさ 見えてたのに
例えば優しさと決別が 並んで歩いてきて
それがあなたの望んだ結末なら 笑って受け入れる...羨望鏡
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月の眩しさに迷い込むように 深い森を進んで
誰も知らない秘密の場所には 奇術師達の舞台
星屑の招待状が 暗い空に弾け始まる
「悲しいことは僕がほら花束に変えよう」
「苦しいことは丸めてぽい」奇術師達は笑う
昨日の失敗も泣いちゃった言葉も 私の中で息衝く
いつしか夢は醒め日常が始まる 涙の痕は消さなき...wonderful world
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流れ出す言葉は いつも裏腹で
伝えたい言葉が うまく言えない
優しさとか愛情とか どうも苦手で
いつも傷つけてばかりだと思う
この心をなんとか見せれれば
言葉なんていらなかったのにね
不安も悲しみも隠さないで
全部全部分かり合えたの
嗚呼 あああああああああ
それ もう要らない...その時まではどうぞ
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甘い甘いクリームに
深く深く沈む様に
甘い甘い幸せは
ふいに融ける様に消えたんだ
一つ一つ潰す様に
探す探す暗い海
流す流す涙で
海は広がった戻れないcry
いつからなんだろ? こんな風に
笑う事さえも怖くなって...嫌い。
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遠く 離れてても 君の傍に居る
何度 繰り返した? 寂しいなんて言えない
高いビルに囲まれて昼夜 空さえもろくに見えないや
同じ空を見てるかなんて こんな狭い灰空を
写真ばかり眺めてる メールばかり眺めてる
たまに声を聞いても 物足りない会いたい
遠い遠い触れられない 心?身体?全部全部
君の匂いも...十六夜Crocus
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少し狭い白い部屋の その窓辺に座り
暖かい日差し 眠りにおちる君を見ていたよ
少し照れて笑う横顔の愛しさだとか
絡めた指握り返して 幸せは此処にある
嗚呼 蒼い空 大きすぎる世界の小さな部屋
ねぇ 白い雲 何処に流れていくのだろう
何も言えず俯いて(俯き)
真実を聞かされてたんだ
どれだけの笑顔な...てろめあ
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闇だらけの空が 犯されて 汚されて
作られた灯り だけを見る 地べたから
月明りも星すらもなく
吸い込まれそうな汚い空を
融け出した雲が 咽び泣く 咽び泣く
雷鳴と共に 落ちて来る 堕ちて来る
濡れる事は 怖くなかった
ただ打たれて潰され消えたくて
心さえ さび付いて 笑うその眼に
希望さえ 見出せ...one's
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彩られた街の片隅
下向き歩く足が縺れる
澄み切った空の真下で
悲しく憂う私を消して
生きる事すら許されない
生かされてる事実
遙かな月には涙 彼方に逝く罪よ
降りゆく雨の中では 此方に沁みる罪
静かに刻み込まれた 傷痕のようだ
消えてはくれなかった 傷痕のようだ...福音
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いつしか 光もなく
いつしか 音も消えて逝く
言葉は 難しくて
気持ちを 伝えきれないから
最期に 笑って
涙 流れる その前に
流れるエンドロール
最期の さよならを
君が望むなら 喜んで消えてやる
君が望むなら 僕の望みもそうだから...End Roll
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何度も叫んでみたよ 何度も声を枯らして
それでも伝えちゃいけない こんなに傍に居るから
生まれた時からずっと 二人で一つだったのに
このままずっと一緒だと 信じて疑いもせず
どおして二人なのだろう
もうきっと鳴り止まない
終わりを告げる この耳鳴りを どうか
消し去って下さい
きっと明日は どうか明...終樂
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舞い落ちる黒い羽が 刻の流れを認めてる
目を瞑り薄い灯が 刻の流れを嘆んでも
前を向け それだけで 世界はほら微笑んで
踏み出せよ それだけで 世界はお前の味方だ
月が呼んでいる 早く堕ちて来いよ
月が呼んでいる こっちだ 手の鳴る方へ
来いよ
舞い落ちる黒い羽が 最後の希望だとして
目を瞑り飛び降...月が呼んでいる