マキの投稿作品一覧
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沈んでる君を引き上げたくて
なんだか変になっちゃったよ
沈んでる君が重たすぎて
余計にこんがらがってしまったよ
引き上げようと
引っ張っても
全然あがってこないから
しばらく様子をみていたら
また沈んでいっちゃうんだ
沈んでる君を引き上げれる人...ずぶずぶ
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くまったな
一人ぼっちって
気づいちゃったよ
くまったな
道に迷ったよ
くねくねしてる
くまったな
一人ぼっちって
寂しいんだな
くまったな...くまった
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火が揺れてます
ろうそくが小さくなります
それは時間がすぎた
ってことで
僕らにはどうしようもなくて
ろうそくを
溶かしたくないなら
火を消すんだ
火が揺れてます
ろうそくが小さくなります...ろうそく
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たとえばの話
もし私が小指サイズで
テーブルの上で暮らす小人だったら
テーブルクロスに寝転んで
お洒落なティーカップに紅茶入れて
優雅な紅茶風呂、なんて
お腹すいたら
私の頭くらいなサイズの
角砂糖を丸かじり
私の好きなものは...空想話
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たとえば
日焼け止めみたいに
常に君と一緒なら
常に君を守れたら
いいなと思う
そんな午前9時
明るい日差しは優しいけれど
強い紫外線の二面性
世間は優しく見えても
やっぱり...日焼け止め
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着色された世界が降ってきた
たくさんの人が潰れて
運がいい人が無傷に終わる
そこに現れた ヒーロー
着色された世界を見て
にっこり笑って
潰れた人を抱き起こす
ヒーロー、僕はヒーロー
周りがはやしたてる
黙れ偽善者 消えろ偽善者...ヒーロー
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んーん
本当は眠くないよ
なんてね
すごく眠い
ふーあ
あくびが止まらない
眠いや眠いよ
涙がちょびっと
顔出して
目の奥じんじん...おやすみ
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ぱくり
ハンバーガーを食べた
今はなんか
キャンペーンらしい
ぱくり
ハンバーガーを食べた
肉がじゅわーてなって
チーズぺろり
レタスぽろぽろ
あーお腹いっぱい...ハンバーガー
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あ あ
ふらふら
髪が舞う
私の頭が
どっか行く
辛いの知らない
知りたくない
キリキリ
痛む
ちょうちょが...ほーぷ
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星が光る
わたしはドロドロ
窓から眺める、雲
かじられたリンゴ
小さいハート
伸びてく植物
わたしを覆う
涙が溢れて
視界がかすれて
大きめ眼鏡をずりあげる...スウィーティー
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切ない気持ちは伝わらなくて
悲しい気持ちが積もっていく
此処はあったかくて
少しさみしい
振り向いても見えないけど
振り向かずにはいられない
なんだか一人ぼっちになったみたいで
そんなことありはしないのに
首をかしげる
鼻を鳴らして下を向く...か し げ る
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僕は泣く
泣けない君のために
僕は泣く
泣くひまのない君のため
僕は泣く
悲しいと気付けない
君のために
ただ 無力で
ちっぽけな 僕だけど
泣いてしまうのです...僕は泣く
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おなかがいたい いたい いたい
きもちがわるい ねむい わるい
爪の先をガジガジかんで
頭をガリガリかきまわす
挙動不審にキョロキョロして
静じゃくに、きょーふ きょーふ
なんだか だるい だるい だるい
足とかさむい さむい ひえる
さかむけいじって痛がって
変なあおあざ指で押して...すとれす社会
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すぐそばの、角を曲がったら
亀が時計を見ながら歩いてた
ポストはやっぱり赤いままで
マフラーなびかせ私も歩く
髪の長い女が立ってた
顔は暗くて覗けなかった
右には遊園地 左は墓場
可愛い風船と 泣いてるおばけ
友達が手を振ってる
誰かが笑いかけてくる...で、いない
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あっちがいいとか
こっちがいいとか
欲望だけは
沢山あります
そんなに何かが
したいなら
そんなに何かを
てにいれたいなら
僕を乗り越えて
君はたちあがり...:〇
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お腹が痛いと叫んでみても
痛いのは君だけと返される
それはそうかと微笑んだ
ニタリふわりドカリ
駅前のポスター
茶髪の女の子
花柄スカート
伏せたパンダ目
君は今楽しいか?
満足してるか?...パカリ
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くるり まわる
レースの白
ふわり 消える
わたげの白
ふわふわ
あやふや
手につかめぬ
もふもふ
きらめく
目にいたいな...white
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ちんもく
おとがない
お日さまが
とても あたたかい
あの人は
今 何してんだろ
お昼ねしてたら
かわいいな
ちんもく
しずかだな...ちんもく
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人がどうでもいいと思うコトだって
私にはどうでもよくない
みたいな そーいうことがあるわけで
それって だいぶ、けっこう、かなり
つかれるっていうか
かなしいっていうか
私だけがきずついちゃったり
意味ないのかなって
思ったりとかするのかな だとか
死んでしまった時の...もやもや
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ハートがなってる
リズムをきざんで
小さい手でおさえても
広がるメロディー
歌をくれてありがとう
私には聞こえないあなたの歌と
私にしか聞こえない私のハート
私には分からないケド
あなたが喜んでくれてたら嬉しいな
本当にハートがなっていて...未定
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赤い赤いりんごみたいな恋
丸い丸いりんごみたいな恋
コーティングされたりんご飴みたいな
私の心 全部食べて
嫌になっちゃうくらい甘いかも
もしかしたら味に飽きちゃうかも
それでもあなたに食べられるの
コーティングして待ってるよ
もしかしたら暑くて溶けるかも
パラソルさして待っているから...りんご飴
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廊下に響く足音
掠れてく視界と頭
右には
明るい教室と
弾ける男と女の声
左には
暗い空、静寂と
窓ガラスに写る私
窓を開いて
暗い闇に乗って...学校
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真っ暗闇の中にいた
それはごみ箱みたいに
綺麗で汚い
そこにうずくまることは
別に恥ずかしいとは思わない
明るい光が
照らす地上は それは
私には眩しすぎて両目が溶ける
ただ今の状況が
安全でそれで退屈だから...私
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1-
人間って暗闇が嫌い
そう、例えば冷たい暗闇とか
1人ぼっちになったと思う
光がない
とってもこわい
いきなり目の前が暗くなったら
君はいったいどう思う?
やっぱりこわいって思うかな
冷たい闇はこわいよね...暗闇
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1-
君の薄い瞳にうつる
その影はいったい誰?
僕だったらいいなって
無意識に考える自分に、ため息
人間関係って
そんなに甘くない
分かってる
ちょっとしか生きてないけどね
伝えたい気持ちを...好きだよ
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今日はそんな気分
泣きたい気分
大切な人のもとで
泣きましょう
理由はいろいろ
それでも泣こう
理由はいろいろ
それでもそれでも
泣いたら
また変われるね...気分
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「ねぇ 幸せだね」
君はそう言って僕に笑いかけた
俯いて携帯をいじる君の横顔が
寂しそうに見えるのは僕の錯覚なんだろうか
君の薄く開いた口から現れた白い息は
すぐに見えなくなってはまた現れる
君のこじんまりした小さな体を守るように後ろから抱きしめた
少し笑った君はまだ僕を見ようとしない
君の肩ごしに...幸せ
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ににににっと帽
ににににっと帽
冬も頭ぬくぬく
もふもふボンボン
ふわふわファー
耳まですっぽり温かい
風にも強いしっかりものさ
頭にピッタリフィット感
あ、だめ
上から引っ張っちゃ...にっと帽
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1-
サウナサウナサウナ
頭がふらふら
まわりがまわりが
ほわほわぼよぼよ
つつつと伝う汗が
すーっとあったかくなって
あーあつい
頭もくらくら
すーっと息を吸い込んで...サウナ
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もっちもっち
もちもちのお団子
中にあんこを入れようよ
黄な粉をまぶして
わぁ和風だね
おいしそう
もっちもっち
もちもちのお団子
お汁の中に入れようよ
あんこもいれると...お団子
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酷くこわく暗いこの世界の中で
僕はひたすら走り続ける
君を忘れたわけじゃないけど
僕はこうするしかないんだ
なんで僕は君を捨てたのだろう
誰か答を知っているかい?
あぁ
僕を
誰か
助けて!...逃避
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あぁ
私を抱きしめて
あなたの広いその体で
あぁ
あなたの足音が
私を狂わせる -スキ
ぺたペタぺたペタ
ペタぺたペタぺた
背筋がぞくぞく
震える身体...スキ
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髑髏を持った女の子
骨をかかえた男の子
悲しそうに笑っています
私は彼等に近づきました
彼等は動きませんでした
ミシリと骨がきしむ音
彼等にもっと近づきました
彼等は動きませんでした
髑髏がぐしゃりと割れました
私は頭に手を置きました...骨
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ねぇ 笑ってよ
ねぇ 泣いてよ
ねぇ 声を聞かせて
私は雪女
あなたが好きなの
氷の私がこんな気持ち
私って雪女失格
でもこの熱い思いは
しっかりあって
私は溶けてしまいそう...雪女
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こんなに広い大空を
人々は昔から憧れて
いつしか時がたった――今
私たちロボットも夢を見る
今日も空は青いわね
吸い込まれそうに限りない
いったい何処まで
続いているのか
何だか不安になっちゃうわ
ああ 私を連れてって...空
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