來澄和樹の投稿作品一覧
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ひび割れたミラー 重ねたyou&I
憶えてる?ほらメモリーズパーティ(忘れない さあメモリーズパーティ)
偽物(えがお)しか見せないで 望むの?ハッピーエンド
どうか泣かないで 嘘しか吐けなくてごめんね
真夜中咲く 願っていた
言葉甘く 誘惑
ずっと隣にいてほしいと
キズナ アイジョウが 幻覚と
赤...メモリーズパーティー
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想いの溢れる素晴らしき日よ
めぐり逢いは奇跡に満ちて
Day by day 重なりあって
遠い未来へと綴りましょう
色とりどり咲く表情(はな)達
つい眺めるアルバム
前向き一人で歩んだ
でもほら隣にいたんだ
もしも二人気付かなければ
知らず過ごしていた?...Forever Love
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Ah- こんなことで流す涙なんてもったいないよね
Ah- 悔しい気持ち溢れ出すけどまだ流さないよ
今は胸に置いておいて
次に頑張る勇気に変えたいから
もっとずっともっとずっと高く飛べるよ
限界なんて自分で決めたライン
もっとずっともっとずっと輝いていけるよ
自分の力信じていて僕がここで祈っている
A...もっとずっと
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歪み始めた理(ことわり)危険信号
声にならない声 今日もこだましてる
そう 約束された明日なんてものはない
いま君の目に映ってる世界はどんな色をしてる?
漆黒の羽広げ灰の空を飛んだ
突きつけられた真実 盛者必衰
叫び声すらもう随分聞こえない
そう 当たり前にあるものなんてものはない
いま消えていく幾...イロドリ
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満月の夜開かれた宴
今宵限りの秘密舞踏会
ラルララル紛れ込み潜む
色とりどりの美しい衣装
やっぱりほらね君が一番綺麗さ
「ほらほらさ、踊りましょ」
「誰かなんてわからない」
「さあ飲んで」「やれ歌え」
「出来たてのお菓子は美味しい?」
楽しいパーティー...ハイドパーティー
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満月隠れた帰らなきゃ
ランタン遠くに
嗚呼、独りだ
ベルの音くる前に
満月隠れた急がなきゃ
ベル聞こえてくる
嗚呼、さよなら
後ろにもう来てる
Jack's Bell
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出会いは最悪でさ
この道は途切れててさ
ずっと先に行きたいのに
立ちはだかってさ邪魔をしたね
焦る気持ちが蝕んで
無理をしていた孤独(ひとり)の夜に
優しい腕が抱きしめて
幸福(ふたり)を感じて
初めて永久願った
but…but…行かなきゃならない...セピアのつぼみ
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彷徨った果ての過去が 透明な空をぼかして
見上げた瞳の光は今 何色?
賜った栄えの加護は 憧憬な空を侵して
掲げた祈りの怒りは今 黒い雨降らせた
共に歩ける者を望むのは罪ですか
悲しい記憶 背負ってゆく心もわけて
共に進める者を願うのは酷ですか
激しい軌跡 辿ってゆく覚悟を抱いてくれるものを
嗚呼、...神と人形の話
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校舎裏の桜の木 僕が住んでいるところです
賑やかで楽しい 僕の大好きなところです
いろんな顔が見えるよ 笑い顔 泣き顔 全部
素敵な思い出となる 時々は思い出してね
遥かな空馳せる夢(おもい)は違っても
自分の力信じて羽ばたいてゆけ
僕は共に歩むこと叶わないから
ここでその夢叶うこと祈っている
不安...優しい桜の幽霊
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願ってはいけない 悲しき物語
悪夢の繰り返し また救えない
望まない目覚めに溜息一人
僕がいるその事実 記憶なくしたい
窓の外 愛しい君と同じ名の花が舞うよ
涙流してさ 君は白い花見上げるのでしょう
どうか知らないでいて 愛しき天花
伸ばした手を見ながら心殺す
わかってた君には 知られてはダメと
で...愛しき天花
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この名と同じ真白い花
ふわりと舞い踊る夜
虚ろな瞳 翼のない私
空へ飛んだ
望まぬ目覚め目にしたのは
真白い部屋の病室
記憶を失くしていた私
言われるままに日記をつけ始めた
この欠けた温もりを
埋めつくせ天花...咲かない天花
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ゆきだ ゆきだ ふってきたよ
どうしよう どうしよう なにする なにする
かわいい うさぎを つくりましょ
ゆきだ ゆきだ つもってきたよ
どうしよう どうしよう うさぎもいっしょに
ころころゆきだま あそびましょ
ゆきだ ゆきだ とけてきたよ
どうしよう どうしよう うさぎもいないの
さよなら ま...ゆきあそび
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颯爽現れた後ろ姿 震えた空気
逃走促した呆れた顔した照らした灯り
悪相で睨んだ立ち姿 応えた吐息
意想の断たれた暴れた心が火傷をした
愛想ない瞳が映す姿 鏡の中
偽装見に付けた 忘れた涙が武装をさせる
寄り添う肩許したのは今日もまた冷たい壁
暴走しそうな思想が焦燥駆られて疾走する
だから私は引き金を...トリガー&ドロップ
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ころころところびてしもた
でんでんでんのでんぐりがえし
あれあれだれじゃ しられてもうた
れいめいの そのさかみみずがとおったぞ
ずんずんずんととおったぞ とおったぞ
どうしましょどうしましょ
いづこにはられたそのおふだ
まいりにいきましょう そうしましょ
ころころところびてしもた
でんでんでんので...でんでんでんのでんぐりがえし
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かくれんぼ 迷い込んだ
暗い森 みんなどこ?
ぐるぐる回ってる
赤絵の具ぶちまけたの?
僕に似てる人がいる
ぐるぐる考える
目の前の人は言うよ
「はじめまして さようなら」
ぐるぐる回ってる
走りだす 手は届かず...ぐるぐる森のかくれんぼ
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もふもふ ふわふわ
わたあめみたい ぬいぐるみ
いっしょにいたい きみがすき
かわいい よちよち
もふもふしたい ねここねこ
いっしょにいたい きみがすき
きらきら やさしい
きれいなめしてる きになるこ
いっしょにいたい きみがすき?
きょうはいないの...☆きみがすき☆
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静かな夜に開かれた宴
今宵限りの仮面舞踏会
ラルララル手を取って踊る
色とりどりの美しい衣装
耳を澄まして聞き慣れた声捜して
「ほらほらさ、踊りましょ」
「誰かなんてわからない」
「さあ飲んで」「やれ歌え」
「出来たてのお菓子は美味しい?」
楽しいパーティー?...サイレントパーティー
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まるで鳥籠だ
飛べない空見上げて嗤う
自由ないと愚痴(ノイズ)吐く貴方達
目は飾りですか?
自ら入った
扉の開け放たれた世界(カゴ)
安寧手放せないから
ほら鎖握り締め
どこにもいない君(your eyes shine)
空を目指して飛んだ(telling the dream)...籠と夢
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届け君にこの想い 気付いてほしい
好きとただそれだけが言えなくて
どうして?とか いつから?とか そんなの
全くもってわかりはしないけど
君の声 笑った顔 何もかも
僕の心と顔を熱くする
偶然触れた手 重なる視線に
思わず目逸らしてしまったけれど
凄く幸せな気持ち溢れてる...ピュアブルー【男性版】
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綺麗な服、宝石身に付け一人
佇み見つめるそう貴方だけを
月光照らすyou&Iその影一つ
構わないさあ貴方の意のままに
熱く刺さる痛みも躊躇いない扱い
全てがそう愛故とわかってる
愛してる貴方を永久に見つめてたい
lie?fake?信じて…
ひび割れたミラー醜さ映し出してる
ツギハギ人形(ドール)...ツギハギ人形
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届け君にこの想い 気付いてほしい
好きとただそれだけが言えなくて
どうして?とか いつから?とか そんなの
全くもってわかりはしないけど
君の声 笑った顔 何もかも
私の心と顔を熱くする
偶然触れた手 重なる視線に
思わず目逸らしてしまったけれど
凄く幸せな気持ち溢れてる
もっともっと君に近付きたい...ピュアブルー
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ズレ始めた時計 刻み続ける現在(いま)どこ?
歪み始めている理(ことわり)が危険を放つ
今流れる涙 それは誰のためのもの?
鏡の中の嘘 水面にとけて消えていく
許されない想いも夢も
捨て去れずに諦めたふりして
彩られたこの世界に蝶が踊り巡る
いつか誰かが言っていた言葉が蘇って明日(きぼう)くれる
久...彩り世界
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とある雨上がりの街の片隅に響いた美しい音色
空に向かって通る、澄んだ歌声
それに爽やかな声が重なっていた
二人で紡がれる旋律
それは人々の心に優しく届いていた
「あ、ミクリが歌ってるよ、レンファル」
「ほんとだ。カイリの声も聞こえるよ、リンファ」
「相変わらず仲が良さそうだな」
そんな街...碧い蝶―小説版― 終章
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「目が覚めたみたいだね」
「ミズナ、今の……」
「君達の来世かもしれない未来だよ」
来世、と小さく呟いて海玖理は肝心なことを思い出した
「結局、どうなったの?」
「……やっぱり人の子は壊すことをやめていないね。未来でも」
皆の顔が曇る
でも、と水菜は続けた
「人は壊すだけじゃない……直すことも...碧い蝶―小説版― 50話 碧い蝶
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『ふん……やはり影響を受けているな』
「森が汚れているんだね。心が曇ってしまっている」
二人は海玖理の動きを見ていた
彼女の本質がまるで変わってしまっている
『このまま時が進めば、結果はより悪化するのだろうな』
「待って、わからないよ。ほら……」
「あれ、今日は出るの?体育、持久走だよ?」
「う...碧い蝶―小説版― 49話 もっとずっと
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「みっくりー!」
「わっ!ツグミー。何?びっくりしたー」
くすくす笑いながら、悪戯をしてきた友達を見る
ここは学校
高校生の海玖理は、自分の席でぼんやりと空を眺めていた
「ん?別に?ね、次体育だよ。行こ」
「うん。あー……ごめん、やっぱ行かない」
「何で?」
「だって、今日は持久走でしょ?やだ...碧い蝶―小説版― 48話 逃走少女
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『我に人の子が世界を壊し続けることを黙って見ていろと言うのか』
「黒の君……」
『そういうことなのだろう?この世界で、皆と共存しようと、そういうことなのだろう?……無理に決まっておろう。君の話は理想だ。夢物語にすぎぬ!』
言うなり、黒は翼を広げる
光が集まったかと思えば、それを躊躇なく放ち始めた...碧い蝶―小説版― 47話 説得
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「そもそも、私達は人間じゃないの?」
「幾度も転生を繰り返す中で、君達は人間に溶け込んでいった。人間と言って構わないと思う。だけど、色の運命を背負ったままなんだ」
「運命?」
「色同士は決して結ばれない」
その言葉に、海玖理と海理が言葉を失った
「君達は人間のように生きて、そして死んでいく。その時...碧い蝶―小説版― 46話 奪うなら
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黒を見た瞬間、戦慄が走った
頭の奥で警鐘が鳴る
これは、関わってはならないものだ
直感が告げた事実に、海玖理はそこを飛び出した
広い屋根に飛び、白を見つける
「ミズナ!」
「ミクリ!」
そして
「カイリ……?」
視界に映ったのは、赤に染まる兄の姿...碧い蝶―小説版― 45話 消滅
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「ミクリ!」
「もらったー!」
海理がこちらへ来ようとしている
でも少年のことを見張っていた彼では間に合わないだろう
もう駄目かと海玖理が覚悟をしたその時
「えっ!」
「な……」
「ミクリ……」
「どうして……どうして……!」
海玖理の目の前に現れたのは、揺れる長い桃の髪...碧い蝶―小説版― 44話 涙
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「名前は、ないの?」
「白……とは呼ばれていた」
「それは名前?」
「いや……どうかな?」
海玖理と海理と三人で屋根の上に並んで座る
彼女達には神の使いのような存在だと思われていた
「不便ならば、適当に呼んでくれて構わない」
「そうね……ね、どうしようか、海理」
「え?そうだな……あ、じゃあミズ...碧い蝶―小説版― 43話 雪の白
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それは、今から七百年前の物語
白い僕は、転生した色達に出会った
とある武家の姫に仕える、忍びの兄妹
それが海理と海玖理だった
その家はここ最近で力をつけ、周りからは常に狙われていた
姫もまた美しく、求婚が絶えなかった
刺客は多く、姫は常に危険に晒されていた
そんな姫の護衛の任務を与え...碧い蝶―小説版― 42話 忍ぶこころ
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「何これ、気持ち悪い」
「気持ち悪いって……」
「だってー」
「何故そんなにそっくりなのだ?」
合流した一行は、魔導師達の力を借りてサークルス城へ来ていた
そして海玖理と緑の水菜、海理と青い水菜を並べていた
「説明するわ」
こほん、と咳払いを一つして
緑の水菜が皆を見渡した
「それぞれ聞きた...碧い蝶―小説版― 41話 はじまりの色
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「ミズナ、私隣町に行ってくる!」
「わかった。僕も行くから落ち着いて」
「え?」
にっこりと海玖理に微笑みながら、水菜はもう一人の自分の気配を感じていた
こちらに近付いてきている
黄色の気配
桃色の気配
青色の気配
そして目の前の緑
「時が来る、か……」...碧い蝶―小説版― 40話 合流
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「痛たたた……」
海理が目を開けると、そこには同じ顔が二つあった
「魔導師、見つけた!」
「助けてよ!」
「…………またか……」
先程から一体何なんだろう?
魔導師?誰が?
「あの、僕は――」
「あれ?なんか違う」
「レンファル、こいつ顔はそっくりだけどよく見たら違うよ。ミズナの方が格好良かっ...碧い蝶―小説版― 39話 片割れ