あめちぇの投稿作品一覧
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過ぎゆく時を眺めて
目を閉じた
最後の空が青ければいいな
曇り空見上げて
ぽつり、呟いた
どうしようもなくて
諦めと慰めを探した
夜に彷徨いながら歌ったんだ
別れの歌を
声は届いたかな...今も元気な君が
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手に入れたはずの幻想を
僕らはまだ追っていた
信じなければ本当にはならないと
だから必死で
捕まえられると影を追う
全ては陽炎の罠
確実なものなど一つもなかった
それなのに僕らは
引き寄せられるように
飛び込んでいく羽音...かげろう
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嬉しい時も
悔しくてしょうがない時も
こぼれた涙は同じ色
君と同じ
優しい人が
悲しみを教えてくれた
やっぱり涙は同じ色
君も同じ
何も言わないままで
隣にいてくれた...君がいたから
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重い重い雲を分け
突き刺すように降る光の筋は
雲が重ければ重いほど
尊く感じられるものだろう
あなたが差し伸べた
その手はそういうものだ
壁の隙間から差した光は
僕を照らして道を作る
"leave me alone"
I rejected your hand...sink to the dark
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逃れられない悲しみの旋律に踊らされているだけで
大丈夫、僕は大丈夫だからと君は僕に笑いかける
泣いてもいいんだよと言おうとしてやめた
舞い散る花びら春夢淡く
現実を溶かしていく
今だけはまだ
夢の中にいさせて
短くも美しい生を終えて落ちた花を拾い上げて
そっと抱きしめるその背中に
僕が一体何を言える...はるゆめ
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あなたがつけた足跡に
薄紅の花びらを撒いて
少しずつ消えていく幻想に
泣きましょう
あたしがつけた足跡が
干上がって枯れ果てる前に
少しずつ撚れていく現実に
泣きましょう
旅立ちの時なら
あなたが望めばすぐに...vision
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雪を背負いよたりよたりと
濡れた道を歩く
雨粒ひとつで
簡単に死んでしまいそうな虫
ああ僕に似ている
泣きたいほどに
それでも生きようと
彼は足掻く
君に未来などないのに
諦められないと言うのか...細哀の虫
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少し驚いたよ
君が訪ねて来てくれるなんて思わなくて
少しも変わらないね
柔らかな髪
伏目がちに笑う顔も
外はまだ少し寒いだろう
さあ上がって
今温かいココア作るから
本当はとても君に会いたかったんだ
君はただ頷くだけで...苦甘の棘
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じわじわと侵食する
細い血管を伝って
脳みそを喰らう
心臓が鳴る
脳細胞が侵されていくのを感じている今
ひとつ
心臓が鳴る
ふたつ
血が巡る
みっつ...このままではいけない
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美しくなりたいと言った
私は醜いから
水たまり映り込む光に
泣き出しそうな顔で
雨上がり虹の向こうで
楽しげな子どもたちの声
真っ白なその声もう私には
ないもの
とっくに失くしたもの
小さな小さな手で...夏の日の夢
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ここまで
どうやって
歩いてきたかなんて知らない
ただ夢中で
あなたについてきただけ
you said "I can see the heven"
いつも空を見上げながら
でも I can not see it
あたしには見えない
あなたの世界に...小指の先の夢
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もう構わないでくれ
寂しさを埋めるためだけの温もりは
切なさを増すだけで
君だってわかっているだろう
こんなことは
もうやめようと
言いながら
何度目の冬を今も
過ごしてる
重ねてる...Substituted for
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ああ 月が泣く 誰が為
誰かが あたしを呼んでいるんだ
聴こえる
よこしゃれ 甘いお水はどこじゃ
目隠し鬼さん手の鳴る方へ
ああ 月が泣く 誰が為
落とした目玉は一体どこにある
一緒に探してくださいな
かわいいお嬢さん
それならほれそこ...誰が為に月は泣く
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おばあちゃん。
もう私を誰だかわからなくなって
ひとりで病院の窓の外を見ているの。
おばあちゃん。
浅草の雷おこしが好きだって
お土産買ってくと
いつも嬉しそうに食べてたのにね。
なかなか帰れなくてごめんね
なんて言い訳
ホントは...おばあちゃんの忘れんぼ
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いつもそう
あたしは失敗するの
素直になれなくて
いつも馬鹿を見る
寂しくても
哀しくても
いつもポーカーフェイス
強い女のふり
ああ神様
初めて祈るわ...Poker Face
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わがままだと言うの?
バカね わからないなんて
わがままなんかじゃないわ
あなたへの深い愛
そばにいてよ
触れていてよ
そうじゃないとあたし
壊れてしまう!
ああ あなたが
あなたの全てが...Deep Love
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春を纏い
色が溢れた
柔らかい光の中で
それはまるで
あなたのような
優しげに揺れる白雲
おやすみが夜を教えて
それから来るはずの朝
来なかった
眠ったままのあなたには...どうしようもなくやりきれない
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死にたいと貴方は言った
だからあたし殺したの
優しく そっとそっと
突き刺して
赤い花 思い描いたんだ
君の美しい花
殺してと泣きわめく
挨拶のようにいつも同じ
昨日とは違う人
貴方は貴方なのに貴方じゃないの...Exequy Of "MINE"
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我儘に頷いて
大人の余裕
見せつけないでよ
あたしが欲しいのは
困ったように微笑う
やめてよそんな
仕方ないなんて
それが本心なら
今すぐ消えてよ
その程度なら...I Know You Don't
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星屑駈け出して
今キミの手元へ
you are a shooting star
この夜空を彩る
夜空の宝石を全部君にあげる
こっそり抜けだして君と見あげたいね
ああ 僕達のものだよ
この世界は全て
ああ ふたりなら飛べるよ
どこまでも行けるよ...Polaris
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ね。怖がってばかりいないで
ほら 少しだけ信じてみて
ね。愛されるはずがないだなんて
君自身を傷つける前に
ね。強がって笑う
そんな事はしなくていい
だから ほらね
泣きたい時には泣いてほしい
僕はずっとそばにいるから
もうこれ以上傷つきたくないと...僕の隣で泣けばいい
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夢 幻 人は遥か
淡く 涙 刹那を知る
今 現実 人は彼方
強く 心 永久を見る
幾度生まれ 幾度死に
さらさらと流れる風の音を
幾度出会い 幾度別れ
儚きは人の夢
先 未来 人は急ぐ
脆き身体 朽ちやすしと...夢幻
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木漏れ日咲いて
窓を飾っている
空が遠いね
繋げない
見上げた横顔
光の中に溶けていくみたいに見えたんだ
願っちゃだめなの
叶っちゃだめなの
一輪だけの秋桜
揺れている...RuiLui
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雨音 窓を叩いてる
ふと呼ばれた気がしたの
あなたは泣いていた
あの日の記憶が
鮮やかな甘い雨の音の中で
色を取り戻して
綺麗な映画を見ているみたい
ありきたりなセリフしか出てこないけど
少し笑って
少しだけ泣きたくなった...甘い雨音
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捨ててしまえばきっと楽になれる
わかってるのにそれができない
息をしていることさえも辛くて
誰かが僕を殺してくれたら
幸せなはずなのに
僕は我儘だね
わかってるけど
どうしようもなく心が乾く
足りない
足りない...ピエロ
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言葉のない空気が好きだった
何も言わなくても通じ合えている
そんな時間が好きだった
あなたが私にくれたのは
かけがえのない安らぎと
抜けることない 愛の棘
いつからだろう
こんなに重い沈黙は 知らない
言葉のない空気が好きだった...Twelve Roses
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あたしのモノにはならない
こっちへこないで
冗談に笑うふりしても
ツライだけ
誰かの腕に抱かれてきたのでしょう ねぇ?
笑顔の裏に隠された
鈍い痛み
愛しているなんて
本気で言えるハズないじゃない
あなたが見ているのは...moon way
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触れるたび
残るのは
切ない夢
生まれては
落ちていく
愛はどこへ
囁いて
耳元に
熱い吐息をちょうだい
果てしないのは嘘ばかり...唇の体温
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夢見た未来は幻だと
君は言った
瞬きながら星は泣いて
月は落ちた
響く鼓動が君を探して
小さく灯る蕾をつけた
求め焦がれて揺れる花を
あなたは手折って捨てた
震える肩はまるで絶望を知るアビスム
殺した言葉...Affection
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張り付いたその顔
ばかみたいに笑って
決められた音だけを繰り返すその口
壊れたおもちゃみたいね
錆びついた螺子で足が動かない
悲しいな哀しいな
嗚呼 嗚呼
油を差してもぎいぎい鳴るだけ
哀しいな悲しいな
嗚呼 嗚呼...溶解天国
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動かない
冷たい肌に
綺麗に整えられた髪
優しげに微笑み浮かべ
ただただ眠っているようで
涙すら忘れ見つめていた
眠っているあなたを
とりどりの花に埋もれて
眠ったその目は開かれず
呼びかける誰の声にも...桜霞
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You never call, call my name
I am calling you call your name
I have been here for ages waiting for you
I call you
calling you once again but you're to...Calling you
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ごめんね
あなたのこと
最後まで見ていられないかもしれない
道の途中
手を振ってしまうかもしれないね
あの時誓った言葉に
嘘などひとつもなかった
ふたりを分かつのはひとつだけ
ひとつだけ
※...ひとつだけ ひとつだけ
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唇に花
あなたが開くたび
零れる雫に濡れてく
乱れ咲く花
優しいその言の葉は
今私を締め付ける
空を隠す灰色の雲
伏せた瞳に映る夜
見えない月を想いながら
あなたの影を追う...唇に花
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ぶち壊すんだ
自分の何もかも
投げ捨てて踏み出せ足を
気付いたの今
伸ばしたこの指先に広がる
本当の世界に
そびえ立った果てのない壁
いつの間にか作っていた
気づかないふりをしていたんだ
息苦しいままで...wreck yourself
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