マロアの投稿作品一覧
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サイコロ コロコロ転がして 今回は6マス進めます
6マス進んで辿り着いたのは 何故だかバツゲーム
どうして どうしてこうなるの
人生運ゲーだから 死んでしまったらおしまいだ!
人生クソゲーだから 早めに戦線離脱したいな
痛い痛い痛いよ! 人生は傷だらけ
一握りのハッピー縋って生きていく
もう、もう嫌...Dice
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こびりついた劣等感と こじ開けた君の本音を
熱くて深いリビドーに溶かした
其れを愛と呼ぶのでしょう
錆びついたペンが 掠れた文字を描く
焼けついた羊皮紙に乗る想いは
君に届くのだろうか
さよなら 空につぶやいた どこまでも続く蒼穹に
彼方に君はいるのだろうか
目を閉じて祈った
傾けたショットグラスに...Requiem
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つまらない世界だった くすんだ僕の瞳
何も書いてないはずの空気 必死に読んで
やるせない気分だった 景色に溶けた僕は意思のない透明人間だ
息がしづらいなあ 生きづらいなあ
言葉も出ずにただ喘ぐだけ 僕の存在はちゃんと見えてますか?
僕の居場所は現実にありますか?
何重も何重も 端末のフィルターにかけ...Filter
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瑠璃色の空 陽の光にきらめく雫
それはまるで 笑顔の下に隠した泪のやう
降りしきる雨 それでも云う「本日は晴天なり」と
わたくしと貴方の思いは異なれど 御嫁に参ります
はらはらと ぽつぽつと 落ちる雫
傘の色 御輿は進みゆく
きらきらと 伝いゆく その雫は
喜びか 哀しみか…
想いの名前はわからない...狐雨
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吐き出した言刃が 巡り巡って僕を傷つける
相手の傷を知り はじめて僕の未熟を知るんだ
僕と君 全然違う人間なのに
世界は何故か 「同じ」を求めて
無責任な同調は 歪な一体感を生む
少しずれた不協和やビートが
分かり合えなくても 不思議と心地いいんだ
一度出た言刃は 二度と口の中には戻らなくて
行き場...Liberality
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少女の僕は 彼の国の王子に恋をした
でも少年の私は 一国の王子だからその恋は叶わない
***
少年の私は 手綱を引き 剣を携え
数多の兵を従え 勇敢に進む
確かにそれは私だけど
それでも それでは 少女の僕は…
この愛は何処へ行くの この想いは何処へ
この身を引き裂く この熱情は
私の 僕の 心の形...Sapphire
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(Dolciss.)
道端に 落ちている幸せを
鍵のついた小箱に そっと集める
喧騒の中で 肩を落とした時
鍵を開けて そっと微笑むの
螺子を回せばオーケストラ きらめく想い出
小さな箱から 紡がれる
幼き日の 夢物語(ストーリー)
夢を見ていた あの頃の私は
ぼんやりと 希望を箱に集めていたの...自鳴琴
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きみが笑うと ぼくもとても嬉しいんだ
それから きみが泣くと ぼくも悲しいんだ
苦しみも悲しみも ぶつけてぶつけられて
これが「愛」だと言い聞かせて
寄りかかられて 共倒れ
ぶら下がった麻縄に そっと首を掛けたら
愚かなぼく達の脈動を 止めてくれるんだろう
ぼくが怒ると きみはとても哀しそうで
行き...Syndrome
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卓袱台にごはん 温かいごはん
朝のごはんの 相手は電波
四角い箱に映る景色は 広い草原翔けるドラゴン
ドラゴンは卵をあたためて 産まれた子供と生きてゆく
ぼくも あのドラゴンみたいに
愛されてみたいと 思った
ぼくが もしドラゴンだったら
もっと自由に 生きられたのかなあ
広い コンクリートジャング...コドモドラゴン
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揺れる草花 薫る風に誘われて
響く唄声 来る 閃くその光
滲む傷跡 吹きすさぶ花弁
焼き付けた記憶に 痛み軋む心
さあ、いざ立て旅人よ 手と手を繋ぎ
永遠に歩いていく 地平線の彼方にHistory
唸る雷鳴 響く木霊に導かれ
空に泡沫 迫る 淋しさと暗闇
君の唄声 切なさに揺れても
懐かしいあの地に...History
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青空の向こうに 僕の思い出を託した
君との記憶は 波間のビンの中
駆け足で過ぎてく 刹那に冷や汗をかいて
来年の今頃に 君は隣にいないんだ
抱えきれない重い感情を 何処までも澄み渡る空に投げる
真っ白な未来に 色を乗せるように
今 想う全てを 紙に描こう
透明なガラス越しに 見える世界は
きっと 今...Memory
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不器用で低能で どうしようもない僕は
それでも一人前のプライドは大事に持っていて
小器用で所謂勝ち組で見下す奴等を 心の底で蔑んで見下し返してた
溜まり続けるタスクに辟易としながら
繕った笑みの裏側に 永久に続く闇を視る
頑張って頑張れって 壊れて やっと認められて
そんなんじゃ死んだ僕の心は遣り切...はぐれもの
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名無しの猫は鎖に繋がれ 冷たい首輪に頬を寄せた
孤独の猫は 甘い餌が欲しくて
だらしなく嗤う 皿には「猛毒」
シュレディンガーの猫は 箱の中で丸まり
夢を描くように 目を閉じる
シュレディンガーの猫は アーモンドとバターに包まれて
宙を浮いて 廻る
名無しの猫が目蓋を開けると 冷たい猫がもうヒトリ
...SucreChat
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六の花が肩にひらり 擦るその手に頬を寄せて
焦がれし春を迎えぬまま ふたり別れを選ぶ
篝火を焚いて 悴む手で紅を引き
恋いも愛いも 知らぬまま 他人の家に行く月
いっそ憎き貴方を染めてしまおうか
小太刀を研ぎ 嫁入り前に
そして 愚かな己も六の道に
還り 貴方に逢うのでしょう
椿の花が道にぽとり 拾...六花道
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何処かの誰かが造った依存症で 誰かの目が死んだらしい
何処かの誰かが付けた病名で 誰かのナニかが救われた
空っぽの身体はユラユラ揺れて 嘲笑える怒れる欠伸も出るよ
でも僕のちっぽけなプライドが 涙を許さなくて
ガタガタ震えた僕は 脳心不全で死にました
次は何処へイこうかな 産まれる胎は選べるかな
ガ...CurtainCall
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123,空にBang!Bang!光る華弁 海にDong!Dong!落ちる閃光
この夕映えこの水面に -記憶は在るのか!?
気づけば時代は過ぎ ただ、彼を待ち続けて
それでも啜った美薬は味気なく、目を逸らして…
君と味わう味蕾は 何故か輝いて見えて
僕の隣にいないと、震えが止まらないんだ
君に僕の音を...明星と桜
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古い楽譜はもはや解読不能で
そこに込められた“想い”は何も伝わらない
壊れた楽器が奏でる錆びついた音は
まるで終焉を予感する鐘の音のようだ
世界に鳴り響くこの不協和音に
感覚を研ぎ澄ます
さあ、最期の音楽を奏でよう
空に 唄声 鳴り響けオーケストラ
これは この世の終わりを嘆く 命の叫びだ
響け 遠...Conductor
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大嫌いな僕が生きている証明に 脆弱な自分を掻き毟りたくなる
真っ赤な線は痛みを伴い 流れる涙の代わりに迸る紅
死にたい訳じゃない むしろ縋りついているんだ
臆病な右手は 誰も殺せやしないよ
それでも 爪を立て刃を立て みっともなく苦しむだけ
ささくれだった心は 悲鳴をあげているんだ
ボロボロになった...ささくれ
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口から滑り落ちる 何気ない言刃が
自分の世界の 崩壊の呪文だ
壊すのが怖くて 殻に閉じこもると
加速する終焉 “関係”は終了です
ヒトは独りで生きていけないのに
「甘えるな」ってお決まりの常套句
そんな常識で僕のことを縛らないでよ!
他人から見える自分の姿は 本当の僕と違うから
自分のことも解らない...Distance
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どうせ自分なんて…とか お役に立てなくて…とか
本音は 可愛い自分を認めて欲しいのです
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自分に自信がないから どんどん自分を下げるけど
「そんなことないよ」って言って欲しいの
見え透いた自己愛に お決まりの反応
ペラペラなやり取りの中 “本音”はありますか?
美しい上澄みに ドロドロの心を隠...RottenApple
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宵闇に紛れる黒 星屑のように瞬く瞳
フラフラ踊る爪先が向かうは
貴方と私の理想郷(シャングリラ)
首筋を擽る指先を 舌先で味わうの
視線と視線が絡み合い
か細く鳴くは小夜曲(セレナーデ)
大好きな貴方の香りに包まれ これが私の幸せなの
さあ、ふたりの物語を綴ろう
あたたかいこの部屋で…
***...L'amore
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※※NowLoading…※※
目の前にラスボスが現れた!
ぼくは今満身創痍 武器は何もありません
“つめたいしせん”“ばりぞうごん”
これは強力だ!戦うか逃げるかギリギリの二者択一
「逃げることは悪い」なんて誰が決めたの
だって心がボロボロで 逃げなきゃしんでしまうよ!
逃げろ!逃げろ!これは、そ...Life!
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夏は夜 片手にあるは林檎飴
暮れなずむ 夜空にあるは閃光の花弁
きらり きらり 聞こえる囃子に
心踊り こぼれ落ちるは紅
それは 夏を彩める 彼岸花
濃紺に一片 線香花火
刹那の静寂に 耳を澄ます
どうか、ずっとこの楽しい一時をと
落とさず願うは 悲願花
宵の中 きらめく紅は林檎飴...夜祭唄
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綿菓子みたいな雲 広がる憂鬱な雫
カラフルな彩りを乗せた
それは、まるでドロップみたいね
ぽつぽつ きらきら 朝日にきらめく
きみの頬に伝う雫は 温かい形をしていたね
降りしきる雨の中 さあ、傘を捨てて踊ろう!
きみが嫌うものは全て
ぼくが受け止めてあげるから
ドーナツみたいな雲 くるくる回り廻る風...ドロップ
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箱の中を揺られる ぼくの身体
車窓の外 離れていくぼくの居場所
集まる“不快”に眉をしかめて
舌先の音で“不快”を感染す(うつす)
黄色い線の外側で 身体がバラバラになったら
きっと、ぼくのことは忘れて
世界は進んでいくのだろう…
箱の中の言いなり ぼくの身体
暗黙の了解に 軋む心
集まる“不快”に...Journey
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水をやり過ぎた花は 根が腐り枯れて行くの
それでも花は夢を見る 窓の外に焦がれて…
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傅く周りを眺めながら 自分の弱さを嘆く
それでも他人は私を見上げるの
後ろの七光り(ひかり)に怯えて…
綺麗な服と宝石の代わりに 自由をください
愛の鎖に縛られながら
それでも花は夢を見る
私という花の持ち主...花と鳥
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「これだから最近の若者は…」
投げられたセリフは遥か彼方
無能な上役(うえ)は玉座に座り 捨てられた子供は泥を呑む
失敗作だ!と嗤う目は そのまま己を映す
本当に要らないのは お前らだと…!
さあ!立ち上がり 売られた恩を仇で返せ!
せせら笑うやらしい顔の 仮面を叩き割り
喉元を噛み切れ!
「これだ...Advance
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▼GAME START*
“自分”を表す一枚の紙切れが
くしゃくしゃになって“お祈り”の一言に変わる
今まで必死に生きて来た僕の全てが
些細なやり取りでわかる訳ないでしょう?
昔のセーブデータを見返しても
何処にも僕の“心”は書いてないよ
貼りつけた笑顔で固めた僕は 本当の自分を出せているの?
満た...リセット
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瞳の奥 匿う劣情を 鎖で縛り鍵をかける
心の中 焦がれた純潔に 凶悪な欲が絡む
白い肌に伸ばす手が 戸惑いに揺れて
ままならない呼吸に 息を止める
焦がれるきれいな恋情に いつしか劣情が絡み
鎖を巻き 鍵をかけたその先の
何処に答えはあるだろう
瞳の奥 揺らめく熱情が 鎖を焼いて心を溶かす
心の中 ...Answer
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画面越し 聞こえる 安っぽいコトバが
君の努力を 嘲笑うんだ
長い時間を辿った足跡 全てをくるめて捨てられるんだ
走って来た道が がむしゃらにかいた汗が
「ありえない」-“奇跡”の一言に取って代わる
あの時 君が諦めていたら
その“奇跡”は白紙のままで
結果だけ見た数多の称賛に 何の価値があるだろう...軌跡
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投げつけられた言刃や蔑む視線 歪みが視界を塞ぐ
閉じ込められた世界に独りきり 全てが汚れて見えた
優しいその手を振り払った汚れた僕は
何時かの誰かのように 君を傷つけた
自己防衛の為の 歪んだ“レンズ”が刃を翳す
傷つけられた優しい君の手は
歪んだ視界をそっと拭うんだ
差しのべられた右手や優しい視線...レンズ
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きみに咲く紅い華は 確かに“愛”から生まれたもので
苦しみに咽ぶきみは 確かに“可哀い”と思った
愛の代償に 刻まれた痕
紅く 黒く きみを染める
痛い、痛いときみは鳴く 無垢な笑顔に全て隠して
きみが描く拙い絵は 何時からそんな色になったのだろう
大切なひとが犯す過ちに ぼくは何も言えないまま
た...憐情
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グラスに映る夜景に そっと唇を近付けて
あたりを包む静寂に 隠された熱を呑み込んだ
踊る世界に 優しい手の平
甘い吐息が 私を誘うの
混沌の中 いいわ、騙されてあげる
指から零れゆくsfz…
貴方が囁く愛の調べに どれ程の意味があるのでしょう?
呑み込んだ媚薬が私から 思考を奪っていくの
深い闇に呑...FakeLove
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真っ白な世界に あざやかな景色
心 縛られて 泣きそうで…
酷い色ばっかり生み出す僕は 何も創ることは出来ないんだ
今まで描いてきたものは いつしか輝きを失っていて
澄んだ空のように 野に咲く花のように
美しい世界を創りたいんだ
汚れたキャンバス 塗られた記憶が 僕に足踏みをさせるんだ
あざやかな色...キャンバス
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クルクル 回るよ メリーゴーランド
楽しい音楽 フェリスホイール
キラキラ ワクワク 楽しそうで
何故 虚しくなる? 私、独りぼっち
お馬さんも コーヒーカップも 友達に会わせてくれない
手招くピエロが ニタニタ
ああ 楽しくないな
Lost merry-go-round… 私をここから出してよ
独...Lost-merry-go-round
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