道端の石の投稿作品一覧
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嘗て此処に在った
自分と云う概念が
仄暗い視界の端で
形象を失くしたようだ
亡骸に埋め込まれた
螺子巻きの心音が
何時からか響いていた
知らない音で啼いた
醒めないでメランコリア
眩いて呻いて繋いだ呼吸の儘...1984/鏡音レン 歌詞
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誰も気付かないように
翅を休めて眠る
「此の世界に居場所は無いの」
孤独と云う言葉で分かり合って仕舞う
聲に満ちた往来
空言の残響で堆く積み上げて
巡る雲を追った日々が
悲しみの色を忘れたがっている
眇めようと溟濛
然ても此の畢竟が厭に煩わしくて...ぽつり/可不
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醜い言葉だった
口を衝く其れが私を表して
屹度、痛みが在った筈なのに
君は笑顔で隠すのだ
左様ならだけ残った
君は私に何ひとつ伝えずに
悲しみが追い付いた
私は君の面影も掴めずに
夕凪に囀る森
夜想曲(ノクターン)、嗄れた翡翠の歌...歩くモノローグ/初音ミク 歌詞
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繰り返す糜爛と鋭利な網膜が
掬い上げた小さな興が
盲目を満たして仕舞うようだ
選択は傲慢と覚えた
乱雑な音が蔓延った儘
言葉も無く踊る阿呆が
右倣えで賛美を乞うからさ
天才的解の擬態を、今
溢れた総てが
あなたは...拝啓、レプリカ/狐子 歌詞
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白い空、ぽつり
静寂に預けた哀の聲も
書きかけた儘、褪せた手紙も
忘れて仕舞うようだ
ねえ、薄氷に透過した
心象は冷たく泣いた儘に
逸れた指先が伝えたのは
溶けた言葉達の傷んだ詩
聲も身体も
昨日と同じ私だとして...アムネシア/初音ミク 歌詞
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星躔(せいてん)を辿った手
彼の日、栞を挟んだ御伽話
結末が屹度、まだ待っているんだ
ありふれた言葉で
綴るモノローグも色褪せて仕舞う
嘘が様に成って征く
追い掛けた夢が過去に変わって
現実だけが私に残った
不甲斐無い命に馬鹿げた万歳
失う価値など端から無いわ...ナーヴ/初音ミク 歌詞
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此の感情許りが鋒鋩と
酷く刺さり続く心臓へ
故、十把一絡げ往々に
嘯く雑音を讃えようか
ただ存在許りが暗澹に
落ちて、満ちる迄の境界線
生きて仕舞った日々は空洞で
私の心が何処にも無いわ
重くて捨てた彼の悲しみも
其の瞳に寫れば奇麗に変わって...ラレンタンド/可不 歌詞
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旧市街、灯す洋燈(ランプ)と
挿話に満ちた世界、色は失く
墜ちた電線の端から
拾い上げた聲は途切れた儘
生きなさい、と歌う警笛(サイレン)
左様ならと独り言ち来鳴く果て
無色透明の命が
忙しく明滅して消えたようだ
浮雲、散って淡日(うすび)差す窓辺に
溢る言葉の燐光が...ヴァニタスと常夜燈/裏命 歌詞
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息も絶え絶え、斜陽に翳る街
聢と月光の隨に
慮る間も無く正解に満ちて
思考を鎖して仕舞うわ
優しい不幸、痛ましい幸福
何時迄も知らない儘に生きて
誰も教えてくれないわ
私に必要が無い心らしいわ
徒然、沁みて外連の聲と
痴(おこ)だった諸人の征く末よ...ドロップダウンタウン/初音ミク 歌詞
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夜に浮かぶ冷めた月灯りがただ
ひどく奇麗で怖かった儘の
君が何処かで寂しくて泣かないように
言葉をあげる
嗚呼
今も屹度、空は動いていて
遥か遠く彼の日が濁って征く
少しずつ言葉を覚えてさ
そんな風に世界とさよならしよう
君の熱がまだ残っていた...それは幸福のかわりで/星界 歌詞
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冷たい雨が遮った空
平行線で続く未来が
案外、遠くで手招いてた
濡れて仕舞わないように傘を差す
まあ、簡単だって云うくらいは
私も簡単に出来るけどさ
まだ知らない言葉がひとつだけ
此の感情の名前を教えて
其の小さな掌いっぱいに
溢れた散々な思い出を離して!...花くたし/可不 歌詞
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朝靄を幽か纏った太陽
街が目覚めてまた動き出して仕舞う
私だけが取り残されたようだな
此処に在るらしい心はどうも
痛みを伴う許りで嫌に成るな
君の温度を少し頂戴よ
ほら、冷たい朝が終わる前にさ
空が青色に汚れて征く
世界をまた遠避けて
Stay me...惑生/初音ミク 歌詞
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心臓が馬鹿に成るんだ
失敗許りの人生でしょうか
さよならを奇麗に彩る
甘い言葉から順に奪おうか
延命は続かないから
存在も何処か空虚な未来だ
息継ぎは上手くないから
私の代わりに呼吸しておいて
潜熱が酷く痛むのだ
実体も失せた甘美な無法へ...永久凍土/裏命 歌詞
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融界に顰(ひそ)む昨夜(よべ)の儘
昏昏の水底(みなそこ)を果てと定めて
生きているだけで疲れて仕舞うわ
鼓動の音すら煩わしいな
弄言に転(まろ)ぶ日々でまだ
蟠り許り美しく思えて
錆びた羈絆も切り離せないわ
何時しか夢も忘れて仕舞った
「どうしたの?」
「どうもしないわ」...クレーエ/可不 歌詞
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何時迄も続いた
不確かな空想の先で見上げたのは
案外、いつも通りの空で
退屈な世界だ
虚飾を並べて
盲目の街で言葉を売った
盗んだ水彩で色を塗れど
美しくはなかった
神様を造って
壊れた洋琴(ピアノ)で祈りを歌った...或いは最果ての創造で/星界 歌詞
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いつか忘れた詩の話をしよう
私はまだ口遊めそうだから
ただ、過ぎ去って征く今日を
思い出せるようにと
夜降(よぐた)ち落つ背(そびら)が愛おしいのだ
霽月(せいげつ)が差す光は透過して
今、戛々(かつかつ)と刻むように
足取りは重く成って
綻び続けた、終わる事も無い儘
頓(とみ)に接いだ言葉は空っぽ...ルッカウル/可不 歌詞
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終日(ひねもす)、鬱々、楽観論者の
うらぶる聲は遠い反響
解をひとつ、くれよアスター
牴牾(もどか)しさだけじゃ生きられないわ
祈事(ねぎごと)を詰めた憐憫の書架は
雨漏る儘に溶け出して
愛をひとつ、くれよシスター
感情がまだ動かせる内に
嗚呼
海神(わだつみ)の星から眺めた空は...心悲しも独りし思へば/星界 歌詞
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晨煙(しんえん)に霞む、暁月を眺む
私は今日も
花に泪の代わりを
注いでいたのだ
箱庭の中で
小さく息をした
苦しいわ
苦しいわ
案外、世界は儚くて
少し触れば壊れそうで...夢想に咲くラミウム/可不 歌詞
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夕暮れ待って零れ落ちた
薄明を住処に今日を征く
羨んだ空の朱い熱も
疾うに隠れて仕舞うんだな
誰何(すいか)の聲も知らないわ
聴こえないように耳を塞ごう
消え返る泡沫で夢を描こう
そんな麗らかな夜が愛おしい
アイリスアウトが知っていた
正しい人生の終わり方を...ルミナスと水葬/初音ミク 歌詞
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空白に埋む子ら、蹌踉(よろ)めく儘に灯りに離るる。
過たず翳々(えいえい)に隠した月よ暇よ、渇いて、渇いて。
松柏の葉は百代を眺む雲のように。
身罷る為の口実を努々探していた。
何処(いずく)、斎(いわ)いの楽隊の音は遠く、幸(さき)くあれど苦しいようだ。
波よ這った砂上に転びつ、倦む瞑目を待つ儘。...天秤/初音ミク 歌詞
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遠い空から落っこちた
雨粒が律を刻むように
今日に総てを置いて征こうか
嘘で象った過去だから
心の奥に仕舞い込んだ
僕らしさが見つからないように
そっと階(きざはし)を降りてみようか
世界から踏み外さないように
書き記した言葉と常々連れ添って
息継ぎもせずに記憶を泳ぐのだ...メリア/鏡音レン 歌詞
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燻(くゆ)り揺る夜に冷めた応答
耳に入浸り朽ちた音楽が
偽物の愛を歌っていた
傷に滲みる言葉にも慣れきった
自鳴琴(じめいきん)の鍍金(めっき)が剥がれた朝に
詰めた薬莢をそっと抱えて
「もう遅かった」
独り言つ儘
言葉は消えた
踊りましょう?...Sonorous/可不 歌詞
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Mer chante(メルシャンテ)
笑ってよ
最終列車の警笛が夜を裂く前に
訪(おとな)って、其の儘、連れ去って
私に恋を忘れさせないで
馬鹿だ
まだ私は優しい言葉を受け入れられずに喚いては
不幸せだなんて嘆くんだ
何も彼(か)もを誰かの所為(せい)にして
嘘みたいだった...メモリーホリック/初音ミク 歌詞
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泥濘(でいねい)に沈む私の身体は
疾(と)うに動かなく成っていて
救いの歌許(うたばか)り残った
私達が救われない儘に
幸福に満ち満ちた世界の温度が
水槽の聲(こえ)を凍らせて
霞(かす)む記憶を絵に残した
選んだ色は酷く濁っていた
燻(くゆ)る空蝉(うつせみ)が楚々(そそ)と紛れ
廻る明滅を取り零...レトラ/可不 歌詞
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項垂(うなだ)れた人の群れと
シャーデンフロイデの果て
見給(みたま)え此れが畢生(ひっせい)の枷(かせ)
猛毒のセタリア
草臥(くたび)れ解(ほつ)れた糸を
待っている心算(つもり)で止マレ
俄雨(にわかあめ)よ降れと希(こいねが)うの
号哭(ごうこく)を模した静寂(しじま)で
誰かの詩
誰かの言...パルレ/可不 歌詞
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空が泣いた夜は
同じ夢を見た
海を通る夜汽車(よぎしゃ)の窓から
誰も居ない街を見た
言葉を重ねた洋墨(インク)が霞(かす)んで
或(あ)る日の記憶も不鮮明に暈(ぼ)けた
遠回りをしたのだ
子供の儘でいたくて
散漫、意識が絶えた
案外、悪くもないが...プシュケは曇天に溺る/初音ミク 歌詞
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曖昧、私揺らいだ
まだ生きたい?
悲しみが暮れる朝に
再々演目、どうか
喜劇的な歌聲(うたごえ)を響かせてよ
拝啓、まだ見ぬ今日へ
昨日の私はなんとか生きました
倦怠感が積もって
鈍臭(のろくさ)に歩く、歩く
絡繰(からくり)の心は置いて征って...ハルモニア/可不 歌詞
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海、寫(うつ)した隘路(あいろ)に
翡翠(ひすい)の夢を落とした
空、揺蕩(たゆた)う中で
芒(すすき)の聲(こえ)が
泣いていたから
嘘、あなたの背(そひら)が
朝靄(あさもや)に視えた気がした
屹度(きっと)、絡まった糸が
千切れているんだ
知っていたから...灰白へ/初音ミク 歌詞
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大嫌いな未来を見ないように
視界を塞いだ両の手が
君を隠していたのだ
水平線、海鳥の啼(な)いた聲(こえ)と業火(ごうか)
泡沫(うたかた)みたいな東雲(しののめ)の儘に
また濁るように
泥中(でいちゅう)に赫灼(かくしゃく)たる灯り咲いて
各自(てんで)の言の葉には
意味も無くて
縋って待った彼(...回想録/初音ミク 歌詞
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夕去(ゆうさり)の哀の儘
溢れ落ちた星に
腕を伸ばして仰げど
届かないからさ
メランコリアの庭々に咲いた
複色の花が散ったようだ
此の世界は色褪せて征く
天蓋(てんがい)に浮いた模倣の太陽
訪(おとな)うように、夜に目を醒ましては
選択委ねた虚像の賽(さい)を...Materia/初音ミク 歌詞
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街灯が溶け出す頃に目を醒ました
潮騒(しおさい)の音は止んだようだ
褥(しとね)に身を落とした儘(まま)
焦がれていた
遠い遠い死を願うだけ
太陽が怖いから目を閉じる
瞼(まぶた)の裏が寫(うつ)るだけ
春風が吹く夜空に群青色の彗星が
流れ着いた先の海が月を寫して笑っていた
街街(まちまち)の人々の...インソムニア/初音ミク 歌詞
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雪解け迄に私に
応えて、応えて
あなたの呼ぶ聲がした
気の所為か
気の所為だろうね
嗚呼、ただ、ただ
文字を辿っていくから
まだ醒めない儘
夢に倣って
飢えを凌いで...ビブリオフィリア/初音ミク 歌詞
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泡沫(うたかた)傾(かたむ)く伽藍堂(がらんどう)
参考書に貼った付箋を棄てて
下らない事にも賛同、感動
今日も曖昧の街を征け
All right!
「君等の才の替えよ」
用意周到な事ですね
何時(いつ)しかの話に花が咲くの
昔に縋(すが)って惨めな事で
目抜き通り照らす街頭は不要...偶像サーチライト/初音ミク 歌詞
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砂礫(されき)へ沈む夢も嘗(かつ)て
拉(ひしゃ)げた善悪に枯れ落ちて
正しい事は正しいと
疑問も持たず幸せですね
幽(かそけ)く街を彷徨って
此方(こち)に誘(いざな)うは髑髏(されこうべ)
偽善に満ちた戯言(ざれごと)を
吹聴(ふいちょう)して廻って楽しいかい?
洽(あまね)く人は等しいと
詭弁...ヴェントリロキズムライクヒューマン/初音ミク
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昨夜に空々と廻る僕等の音が
陽炎に消えて行く
夏を只々裸足で駆けては
あの日忘れた夢を描くだけ
今も散漫な感情を置き去りに
聞こえないと云う聲が聞こえて
散々な日々の中
僕等線路に沿って歩くだけ
嗚呼寄り返すは波と
遠く響く花の咲く音に...杪夏の徒花/初音ミク 歌詞
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