作品一覧
その他
オンガク
テキスト5
カテゴリ選択
表示順
彼女のほんとうの名は、誰も知らない。 ネコと呼ばれていたのは、その身ごなしからであるとか、吊り上がった黄金色の眸のせいだとか、あるいは伸ばした爪が銀色に美しかったからとか、どれでも好きなのを信じればいいのさ、と彼女は笑った。あるいは、信じなくてもかまわないんだよ、と。 かつて、あたしは美しい女...
猫は出てゆくことにした(イメージ小説)