momiji1225の投稿作品一覧
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真顔は演技
見抜けない君は
多分素直、でも多分愚鈍
踊らされてるふり
いい気分の君は
多分幸せ、でも多分不安
好きだなんて眼を潤ませ
震える声ですがってみる
疑って最後まで
どうして本気にしちゃうんだろ...愛してない
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まじりっけなしがいいの
汚されないでいて
唯唯純でいたいけな貴方なら
幾らでも飲み干せるわ愛しい人
伏し目がちの主張に
気づかないはずもなく
焦らしてみたり冷たくしたり
愛故の無邪気さを信じてよ
少し汗ばんだ指が
あたしの髪をくすぐる度...純粋論
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好きなのにもういない
好きなのにもういない
今日もあなたを想ってしまう
あまりにもつらいことだ
だけどそれが私を支えてる
あまりにもつらいことだ
一緒に居られたことは
昔話になっても
消えちゃうことなんてないんだ
ずっと、ずぅっと...さよならの準備をしておけばよかった
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まだまだ忘れられない
背中合わせのfeeling
曇り硝子の向こう側
ロマンスの行方を占う
せめてもいちど名前を呼んで
甘い囁き耳を蕩かせて
なみだスイッチ入ったら
ちゃんと忘れるまで泣くから
どうか私の恋をさらって
別れの海にそっと浮かべて...なみだスイッチ
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貴方が欲しい
全てが欲しい
想いの河や みをつくし
御息所の御霊の元に
恋の終わりは世界の終わり
ならばもろとも壊れてしまえ
嫉妬に狂い
女いつしか鬼となる
愛の果てなれの果て
「おのれ生かしておくべきか」...いつしか
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泣いて泣いて泣いて
全て終わらせられるなら…
好きで好きで好きで
もう忘れたいのに好きで…
色めく夜更けは夢心地
汗ばむ肌が揺れる度に
ため息の花が零れる
貴方が触れるところ全て
甘く痺れて声が漏れる
貴方は微笑むけれど...貴方へ
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私のために
私だけに
そんな夢物語
振り向けばサヨナラ
勝手に酔っただけなの
蕩けるような
甘い声で
囁かれた言葉は
誰かの想いに
かき消された...ファジーゲーム
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欲しがりで結構
好きになさいな
私への想いを
持ち続けていられるなら
怖くはないのよ
慣れているから
寂しくもないのよ
…少し嘘をついたわ
お征きなさい
あの人のもとへ...うそつき
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古い格子戸の中は
皆が思うよりもむしろ
居心地の良いものです
寂しさも行き過ぎれば
誰かいてくれるだけで
幸せな嘘に浸れます
生温い吐息も
荒れた唇も
疲れた香りも
私が欲しいのです...我思ふ
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まばたきする間に3か月
あなた変わりませんね
雑な愛を振りかざし
奔放に夢追いかける
あぁすがるように
電話を待った私です
多少のことは目をつぶる
自信があったのに
あのドアが閉まって3か月
私変わりましたね...要らないわ
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楽園をめざした一行は
結局どこへ行った
飛び立った子供たちは
最期何処で失せた
赤い足あと
散っているけれど
誰が一体
後片付けをするの
歌ってもいいけれど
わびしさを救ってくれますか...赤い足あと
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優しいだけなんて
軽く見られるのなら
あきらめる努力をするわ
都合が良いひとなら
いくらでもいるはず
遊び半分
私も悪かったのネ
からかいまじりが
やがてムキになる
笑っていても...らしくないわ
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ふと湧きあがる
泣きたい気持ち
静かな足取り
何にも言わず
ふと思い出す
悲しい台詞に
降り出した雨
傘も無いのに
裏腹な思いが
グラスを空にする...悲しい予感
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あれからあなたに会わなくなった
ほてる体が芯まで冷えた
間違いだったと言いたくなった
燃える心が凍てつき割れた
知れば知るほど
好きになってたはずなのに
一瞬のすれ違い
垣間見た姿に
恋する私をやめると決めた
酔っていたのね...酔いがさめたら
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独りよがりでいいの
振り向きさえしないわ
温い視線背中に
受けて焦げ付きそう
ただの強がりなんて
信じたくはないけど
少し腫れた目元が
鏡写しに哀れよ
お願い他の誰かに
微笑むのはやめて...どうせ、あなたは…
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重ねていた手が
そっと離れてゆく
夕焼けはさみしいなんて
少し泣きそうな目で
窓の外見つめていた
ひとり帰り道
手を降るあなたの
笑顔が後ろ髪ひく
今引き返したいけれど
戻れない戻りたくない...さよならを言うために
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眩しすぎたから
溶けてしまったの
誰もが求めた
愛しい横顔に
大袈裟すぎるわ
だけど心地よい
まんまと術中
愛しいその声に
今は昔
太古の彼方に...太古の月
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目を覚ませばまだ夢の中
もう私は居ない
さらさらと流れ尽きぬ
欺瞞の仕草は悩ましく
吐き気を感じる24時間
ずるずると演じているの
あなたたちと「私たち」
どちらがお馬鹿さんかしら
誰にも見せられないの
私にもわからないの...仮面
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浮かされて溶かされて
私は一夜の姫になる
あぁ明けないで夢はまだ
束の間過ぎて空し過ぎる
その胸のぬくもりは
嘘じゃないよと言ってよ
ねぇお願い
さよなら上手の口づけは
寂しげなミルクティーの味
微笑みの国から...さよなら上手
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今日もまた飲んだ
普段以上に飲んだ
吸えない煙草も吸った
作り笑いで堪え続けた
黄昏れてる場合じゃないけれど
神様もう少しだけ
数時間だけの夢でもいい
愛させてくれる誰かが欲しいから
数時間だけの夢でもいい
冷たい頬に温もりが欲しいから...神様もう少しだけ
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春の風が
花粉と恋の予感
運んできたわ
弾む足取り
追いかけた背中
どきがムネムネ
七色のマカロン
素敵なことが始まる
甘い甘いマカロン
宝石箱のような未来...マカロン
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甘えすぎだと
言われ続けて
わけもわからず笑っていた
この雨がやんだら
気は晴れるだろうか
自分を出し過ぎて
酔いしれて泣きぬれて
気付かない夜に果てた
もしこのまま居れたら
あなたは…...夢
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さらりと流す愛
掴みどころないポエジィ
誘い来る寂寥に
舞い踊るセンチメント
マグカップに揺れる
琥珀色の飲み物に
往き過ぎた日々の欠片
溶かしてしまいたい
さよならのかわりに
パラケルススも驚愕の...さよならのかわりに
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はじめから重ならない
離れすぎた平行線
手なんて届くはずなく
遥か彼方 月の灯
黒髪が映える
その瞳で
幾多もの人々を
蕩かせてきたのだろう
もう逃げられない
綺麗な綺麗な...黒髪人形
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カーテンをあけて
晴れた空ひろがる
窓ガラスうつす
疲れた顔きになる
またやらかしたんだっけ
また悲しくなったかな
ゆうべのわたしは
いまどちらへ
いらっしゃるのかしら
ひとしきり泣いたら...きょうからまた
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あの娘(こ)のマネをして
薄い唇に滑らせた
眼の覚めるような赤
鏡の向こう側には
甘すぎる香り首筋に
生まれ変わった他人(ひと)がいる
街の灯りは誘蛾灯
ふらつく足どり
心の中身吐き出しに行く
知る人も無く...Rouge et Noir
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あぁ優しくされたら
カンチガイ
あぁ夢見る心地だわ
カンチガイ
自分に酔ってるうちは
まだよかったの
気付き始めてからは
狂いそうで怖かった
あぁ微笑まないでよ
カンチガイ...カンチガイ
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行き過ぎた優しさで
当たり前のように
触れてくれるから
「想いが通じた」って
ありふれた勘違い
気づけないままに
きみは柔らかな笑みで
愛を振り撒くひと
温もりに飢えたぼくは
その愛を乞うたひと...ハッピーエンド
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わがままな唇が
ひとことふたこと
そっと窓を開く
優しすぎる冬の街
無知で幼稚な恋心
晒してしまう
気になるのその仕草
ひとくせそのくせ
はっと手が止まる
優しすぎる冬の街...さよならを言えなくて
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もう叶わないと諦めた
恋の破片を呑みこんだら
突き刺さる痛みよりも
なぜか皮肉なほどに爽やか
前を見て歩かなくちゃと
遠吠えを吐いているけど
電飾の迷路にひとり
恋人たちの群れの中ひとり
強がっても強がっても
赤い鼻をすする音むなしい...うたかた通り
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照れた顔して
二人で肩寄せた
どちらからともなく
そっと手を触れる
たわいもない話
ぎこちないんだけど
そんなやりとりでさえ
すごく愛おしい
優しく微笑んでくれる度に
嬉しくて泣きそうになった...Dear…
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幸せ心地の真ん中に
気まぐれな悲喜劇
ひとたびの口づけで
千年愛も褪せてうやむや
ほのかな色づきは
心映しの甘い罠
ほんのりと煙草の香り
きっと誰かが口移し
くちびるは素直
隠されても辛いだけ...くちびる
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いっぱいやりたいこと
あったのに
不安だけ先走ってて
ムキになっては
恋を無駄遣いした
会ったら聞きたいこと
あったのに
いつだってはぐらかされて
落ちこんでは
夜を無駄遣いした...黒焦げの月
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鮮やかな淋しさに酔う
帰り道灰かぶりの後ろ姿
つぶやいた呪文
あきらめて海へお帰り
泡になるには早すぎる
ひめやかな願いを叶えて
結末は不幸せな幸せでも
傍に居れたらそれでもいい
喜んで偽りに踊るわ
切り貼りされた絵空事のなか...Princess
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何勘違いしてたんだろ
引く手あまたの君に
触れてもらえて幸せで
夢の世界にしがみついてた
日常にない輝きは
十分すぎる優しさで
かりそめしかない一時に
全て捧げる気になりそうだった
だって知ってるもの
昨日は髪の長いお嬢さんと...私だけの