やちよの投稿作品一覧
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やりたい事が沢山あって
何事も中途半端
得意な事は一つも無くて
あれもこれも不得意よ
私の居場所、解らなくて
足が浮いてぶらぶらり
欲張り子は此処にはいない
だから私を愛してよ
愛してお願い
私に触れて...愛を欲する
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「貴方、何ぼーっとしているのよ」
こつんと頭を小突かれて我に帰る。
「え、いいや。何でも無いよ」
そう?とメイコは笑った。
久しぶりに夫婦水入らずで買い物をしている。
妻…メイコと腕を組んで歩くなんて、ミクやリンが産まれてから何時以来だろうか。
「こうやって二人でこの道を歩くの、久しぶりね」
ふふっ...【小説】円尾坂の仕立屋【男視点で書いてみた】
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森の小道を歩く。
赤ちゃんを抱っこして、籠を持ちながら。
「…ふぅ」
赤ちゃんを二人、抱っこしながら歩くのも楽じゃ無いわ。
でも嫌じゃないのは自分が腹を痛めて産んだ子だからね。
すやすやと天使の様な寝顔を浮かべた二人を見て、疲れが吹っ飛ぶ思いがした。
「そうだわ、きっと眠いからよ。確かこの森に川が…...【小説】moonlit bear【メイコ視点を勝手に書いてみた】
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手を繋いで。
お願い、私の手を繋いで。
とても寒いから貴方の温度で温まりたいの
抱きしめて
お願い 私を抱きしめて
もっともっと貴方を感じて温めて欲しいの
キスをして
お願い 私にキスをして
夕焼けに照らされた貴方の顔がよく見えないの
私 貴方が来ない間 ご本を読んでいたわ...とある少女のお話
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『昔、光と影しか無かった頃のお話。
それは光と影が形としてあった頃のお話。
光と影は元々一つだった。
どちらかからどちらかが生まれ、生まれた方は独立して二つ目の“くに”を作った。
それらは仲が良く無かった。
だけど、これはそれらの国境によく来る仲良しの二つのモノのお話。』
光の子と影の子はずっと一緒...光と影の話