保科の投稿作品一覧
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静かに重ねた 指先から
想いを汲めたのなら、よかったのに
なんにも言わないまま 言えないまま
知らないフリをしていたんだ
エンドロールをただ、眺めてる
思い出に染まった 瞳
「ねぇ、こんな日も あったね」なんて
思い出す日が来ても
またね、を繰り返して
大人になると言うなら...また、明日
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A.
深い海、沈む。 呼吸も忘れて
青白い月が まぶたで滲んだ
浅い夢、泳ぐ。 鼓動を早めて
ただ白い泡に なりたかったんだ
S.
光に触れたら きっと、溶けてしまいそう
暗がり深みに 長く居すぎたせいかな
A.
淡い影、歪む。 孤独を抱えて...ディープシー・ジェリーフィッシュ
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A.
代わりがいるなら すぐにでも
君を置いて 行けるのに
手放せないのを 知っていて
僕のココロ 掻き乱す
B.
潤んだ瞳 黒い髪
赤いネイル ちらつかせ
気のある素振り 見ないフリ
あぁ、また、君に溺れてく...パルプ・ナイト
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A.
思い出すには 切なすぎて
その輪郭も ぼやけたまま
思い出せない 刹那、過ぎて
その選択を 延ばしたまま
B.
求める意味を 重ねた意思を
その唇で教えて
大人になれば 日々にも慣れて
残した声も霞むの?...スペル
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ずっと、こんな風に 笑い合っていようぜ
そんな 当たり前を 分ち合っていこうぜ
穏やかに 暮らせたら
何よりも 良いのに
穏やかに 暮らすほど
難しい ことはない
波風を 立たせずに
ひっそりと 沈んで
音も無く 消えること
望むけど さみしいね...ショート・ショート
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A.
ガラクタ積み上げて 摘み取る罪の花
明日には忘れてく 秘密を心にしまう
B.
訪れる夜明けの光を
待ちわびて期待に溺れていたい
約束、交わしていようよ
絡め合う小指など ないのだけど
S.
狂い始めた タクトにさえ 気づかずに...ドラマティカ
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A.
こぼれ出す雨に 濡れてしまわないように
そっと傘を差す そっと手を伸ばす
春風が過ぎる 私の髪を乱して
そっと目を閉じる そっと目を閉じる
B.
穏やかな 陽気に
誘われて 舞っていた
柔らかな 笑顔に
憧れて 待っていた...ハナビエ
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A.
困ったことに 惹かれているよ
笑った顔が 気になって
参ったほどに 惹かれているよ
色んなことを 教えてよ
B.
明るくなった 視界のまま
真っ直ぐ君を 見ていたいの
S.
あのね、聞いてほしい 言葉があるの...あのね、
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A.
君がつく嘘など 見え透いたまやかし
触れてしまえば 消えてゆくのに
冷静さ装う その顔のウラ側
告げる声など 枯れてしまった
B.
その仕草ひとつ 見抜けないまま
淡い期待なんて 夜空のスミに溶けた
S.
赤く染まる その手の内を 晒しておくれ...ルナルナ
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A.
何も 変わらぬ世界の隅には
僕らを証明するものなど 残ってはいないようだ
B.
悲しみも いつかは消える ソラゴト
一刹那(ひとせつな) 想い 寄せることさえ 意味をなくした
S.
貫いて 光になれないまま 遠ざかる 影法師
震えてる 手のひらで 掴めたら きっと 変われるだろうか
A....モラトリアム
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A.
ねぇ、君が笑うたびに心少し黒くなる
いつか きっと こんな日々も 消えて 泡になるばかり
B.
寄せる 岸辺さえない 漂う雲 眺めた
S.
色とりどりに咲く花のように 出逢えたこの喜びを
どんな言葉に代えて届けよう 温もりじゃとても足りなくて
A.
ねぇ、君が好きと言った香り思い出したんだ...バニラ
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A.
夢を見たのは4月の頃 溺れるように焦がれていた
知らないままでいられたらな 思い返せばなにもない
B.
12時のベルが鳴った
S.
『さあさ、大人になりなさい』なんて言われても きっと
すぐに変われるほど 器用じゃない
覚えたての恋だけを 抱いて歩けたら、なんて。
ずっと、憧れは小指のリング...アザレア
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A.
気付いたらまた、この季節
早いモンだね、年のせい?
うつつ抜かして 恋、口舌(くぜつ)
苦いコーヒー僕のせい
B.
「今もまだ、スロウダンスの日々の中
浮かぶ魚の生活を?」
S.
続けて 繋いで 8番部屋の隅っこで...774,2an
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A.
私は凍えて いつも震えていた
冷たい闇夜に いつも怯えていた
聞きたい声だけ 聞けたら良いのにな
聞きたい時ほど 聞こえない天邪鬼
B.
叫んだ 声は遠くて 響かない 夜の果て 溶けて
S.
まだ 見えない明日 毛布に包まり 朝を待つ
ただ 消えずに傍に居てくれるなら 聞かせて僕を呼ぶ ウタゴ...夜明け前
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A.
面影ゆらゆら 浮かんでは消えてく
「飛んでるようだね」 君は笑って言う
うたたねふわふわ 描いては消えてく
スケッチブックを 塗りつぶすユートピア
B.
鮮やかに色を残し 枯れていく一つ星 駆けて
S.
今この手に掴む 夢で逢えたなら サヨナラさ。
まだ、消えずに 傍に居てくれるなら 聞かせて...ドロウズ
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A.
コーヒーショップの 前を通ったら
コーヒーちょっとさ 飲みたくなったよ
B.
飲み残し 飲み比べ
イタズラに インスタント
S.
君が最後に 淹れてくれた
あの味だけが 消えないなぁ
僕が最後に ヤケドをした...カフェ・ド・なんちゃら
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A.
キレイに咲いてる あの花の
根っこは誰も 見ちゃいない
キレイに咲いてる 過程だけ
上手に隠し 見せている
B.
どんなもんかね、土の中
張り巡らせて 思考をさ
S.
口が裂けても言えないや どんな人にも見せないよ...花の根
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A.
カラカラと笑い出す カルマと歯車
抱き合おう 誰かと 危ぶむステージで
吐き出して 吸い込んで 肺が真っ黒で
難しく 虚しい。 呆れるほどにさ
B.
モノは捉えよう。なら簡単に叫びましょう。
S.
くるり 変わる世界に 目が眩む
トチり、ハシってさ 裏返る声 震えた コードも忘れて...カレイド
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A.
ご覧よ、ホラ。この街は 夜でも空が淡い黒
誰かが、さぁ。背伸びした ビルの光を照らすんです。
踵(きびつ)をホラ、返したら 幸せすぎる花の過去
溶ければ、さぁ。こんな今 でも美化されて行くのでしょうか?
B.
風も冷たく感じます 影が少しだけ寂しそうです
焦げ付いた匂いは何故か 胸を締め付ける...星月夜
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A.
作り方なんて知らない 酷い味になっても
家庭の味と誤魔化せば それなりに見えるでしょ?
B.
不安になって本を読むけど 全然タメにならないわ
自分のアレンジがないなら 私の意味なんてないから。
S.
また砂糖1さじを間違った たったこれだけで失った。
なんで上手くいかないのかな お口に合わなか...キッチン
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A.
胸が崩れそうになる 月の期に
君が捨てた感情を恋(こ)う
花がしぼみそうになる 春の日に
僕が見てた穏やかな夢
B.
もしも話、止めよう。
誰かの寝息が聞こえたなら
S.
声が枯れるほど君と...真夜中の枕たち
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A.
見上げたお屋敷の いちばん上の窓
しらけた 顔が見える
あのコはいつだって おんなじ表情で
子猫は ソレを見てた。
B.
「どうして、気になる?」
この胸 モヤモヤモヤ 広がる
届かないよ ここからじゃ 遠すぎる
S....子猫とあのコ
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A.
手のひらサイズの四角形は
沈黙を保って動かない。
着信履歴を眺めても
止まった時刻は動かない。
B.
「来週は忙しい」と 困り顔の君
先週もそんなこと 言ってなかったっけ。
S.
あぁ、もう忘れちゃった。 忘れちゃったよ。...忘れちゃった
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A.
聞こえないフリをした 不都合な事実とか
君に対しての 愛のコトバ
見えないフリをした 過剰な妄想とか
僕に対しての 明日(あす)の心
B.
ユラユラ 揺れるよ 慈しみと
フワフワ 不安が 積もって支離滅裂でジェンガゲーム Ah
S.
空っぽでいるの 私だけみたいで 惨めで滲む...ブルー・ブルー
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A.
ノスタルジアの音 過ぎてく日々を聞く
胸の痛みさえも 少し心地良い
薄れてく声色 君の時間はもう
進みやしないけど
臆病に 僕は生きる
B.
これでもないと 蹴って 捨てて
置き去りにした君と
S....ぐっばい、ブルーバード
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A.
踏み出す 右足のリズム
少しだけ 明るくなった気がしているよ
こうして 1人 この地面の上で
2番目の空を見上げているよ
B.
追いかけ 見失い それでも
歩み続けていく もう戻らない
誰かが言うほど不安はないの
歌うよ 優しいウタ...Skyblue Flowers
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A.
歪(ゆが)んだ顔が映る 歌い出すやかん
零れた君を想う 混ぜた西日に
S.
軽くステップ踏む日々 足がもつれぬように。
口ずさむラプソディー 冷めるミルクティー
A.
風見鶏の憂鬱 カラスの凱旋
崩れた僕を愁(うれ)う 曲げたあの日に
S....スロウダンス
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A.
傍に居て いつかこの手が 離れるなら
抱き寄せて ただこの夜が明けるまで
B.
結んだ小指の行き先は
誰かの軌跡をなぞる際(きわ)
S.
変わるなら 終わるなら
映る世界は 浮影(ふえい)だね
枯れるなら 落ちるなら...誰かと誰かのためのラブソング
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A.
メアリー・ローズ 夢を見た
甘い匂いと コバルトブルー
メアリー・ローズ 夢を見た
ソレに誘われ 疑わずに
B.
メアリー メアリー どこ行くの?
メアリー メアリー 可愛こちゃん
S.
溢れんばかりの 好奇心...メアリー・ローズ
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A.
サンデイ・ミッドナイトyear 日が差せば夢は溶け
ウソもマコトも夢現(ゆめうつつ) 温もりに凍える。
サンデイ・ミッドナイトyear 居場所を“ソコ”に預け
ココロカクスシンドローム さよならに怯える。
B.
繋いでたい 繋げさせて 君も同じだと願っていた
思っていたい 思い込ませて 正解も...サンデイ・ミッドナイト
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A.
理想は高い方が良いさ 妥協の点が上がるから
口にするのは無料(タダ)だからさ 叶わぬ恋を謳えば良い
B.
そうして出会った僕らには 1番を別に持っていて
互いの傷舐め合うように 互いの手繋ぎ合ったんだ
S.
2番目には2番目なりの 幸せが待ってると思ってたんだよ
それなのにさ、どうしてだろう ...妥協点
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A.
少しでも大きく見せようと つま先で立ってて
背伸びし続けたら太ももを 見事なまでつった
B.
フラフラしてても 立っていれば良い
少しの風でも 飛ばされそうになる
薄っぺらさで
S.
怖かったけど かかとをつけた
酷く安定 していたんだよ。...セノビリアン
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A.
世界は酷く 単調で
気付かなくとも 明日(あす)は来る
嫉妬に駆られ 目を閉じて
心を枯らし 日を避けた
B.
この部屋から何が見える?
カーテンを閉め切ったままで
S.奪って 裂いて 歪(ゆが)んで 堕ちた 世界の片隅で
僕らが手にした優しさって なんだろうか。...Room No,8
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A.
傷付いて傷付けて おあいこってヤツさ諦めなよ
君は触れ方を気に するけどそんな気にならないよ
B.
「何もしてあげられない」と君は言う
そうか、気付いてないだけなんだね
S.
沢山の愛しさに 罪悪を覚えてしまう時には
囁くよ「大丈夫 君は想われているのだ」と何度でも
沢山の優しさに 救われてい...too
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A.
結んで 散っては
人の縁(えにし)も花のよう
頬染め 絡めた
蜘蛛の糸は青臭い
B.
船を漕いでも 触れられず
たどり着けない 夢の直路(たたじ)
S.
手繰り寄せて その帯を...花結び
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